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水魑の如き沈むもの
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.50pt |
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神社という舞台設定は好き。 | ||||
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まず驚いたのは、刀城言耶シリーズにしてはリーダビリティが高いこと。 | ||||
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昭和二十年代。地方の山村。言い伝えと因習の村。そう、これは横溝正史の世界。いまどきこういったスタイルの作品を書く作家は貴重だと思う。北村 薫、以降の日常のちょっとした謎を扱ったミステリーも素敵だが、もう少し濃い味のものが読みたいと思ったらこういった作品がベストではないだろうか。その地方独特の風習。村の出来た歴史と等しく祀られる神の社。村の実力者たち。民話と古来の言い伝えの融合。子供を捉え監禁し助けたければ事件の謎を解けと迫る神男。大雨で孤立した村。村の警官は神男の手下となっている現状で作家の刀城言耶は必死の推理を巡らせる。だが、余りにも手がかりが乏しく逆に誰でなければ犯人になり得ないかと考えた時・・・・。人の心が作り出す怪異、それに獲り憑かれた人。感じる力を持った人。閉ざされた村での連続殺人。二転三転する真相。怪奇ロマンとミステリー。 | ||||
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