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水魑の如き沈むもの



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水魑の如き沈むものの評価: 6.50/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

まあまあでした

神社という舞台設定は好き。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

水魑の如き沈むものの感想

まず驚いたのは、刀城言耶シリーズにしてはリーダビリティが高いこと。
登場人物が多く、読みづらい名前、地名は相変わらずだが、文庫本にして700ページ超えの割にさほど苦労せず読めてしまった。

ホラーとミステリーの融合がこのシリーズの特徴と言えますが、この作品に限って言えば、ミステリーの部分とホラー的要素が結びついていないように思います。
というかホラーっぽいところは余り描かれていませんし、その数少ないホラー現象に対する論理的解決が全くないというのも寂しい限りです。

最後言耶の推理が二転三転するのはこのシリーズのお約束ですが、それにしても今回は派手。
犯人を指摘するにはまだまだまとめきれていない段階で推理を披露している感じで、偲に覆されているようでは・・・
最終的に行き着いた結論に関しても、一応辻褄は合っているが・・・というレベルではないか。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

神男と名探偵

昭和二十年代。地方の山村。言い伝えと因習の村。そう、これは横溝正史の世界。いまどきこういったスタイルの作品を書く作家は貴重だと思う。北村 薫、以降の日常のちょっとした謎を扱ったミステリーも素敵だが、もう少し濃い味のものが読みたいと思ったらこういった作品がベストではないだろうか。その地方独特の風習。村の出来た歴史と等しく祀られる神の社。村の実力者たち。民話と古来の言い伝えの融合。子供を捉え監禁し助けたければ事件の謎を解けと迫る神男。大雨で孤立した村。村の警官は神男の手下となっている現状で作家の刀城言耶は必死の推理を巡らせる。だが、余りにも手がかりが乏しく逆に誰でなければ犯人になり得ないかと考えた時・・・・。人の心が作り出す怪異、それに獲り憑かれた人。感じる力を持った人。閉ざされた村での連続殺人。二転三転する真相。怪奇ロマンとミステリー。

ニコラス刑事
25MT9OHA

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