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鍵の掛かった男



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【この小説が収録されている参考書籍】
鍵の掛かった男
鍵の掛かった男 (幻冬舎文庫)

鍵の掛かった男の評価: 7.33/10点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全6件 1~6 1/1ページ
No.6:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

鍵の掛かった男の感想

作家アリスシリーズ。今作は本格ミステリーと言うよりも、ヒューマンミステリー。物語の半ばを過ぎるまで火村はほぼ登場せず、アリスの単独捜査が続く。この間は推理の材料を集めている期間になるが、ここが正直長かった。中之島の情景描写やホテルに関するうんちく、登場人物達の背景の説明等。じりじりと進んで行き火村登場から一気に加速、が本作の醍醐味で有るとは思うが、少々疲れました。とは言っても内容としては十分満足、とても面白かった。文章が良く読み易いし、このコンビは品が有って好き。シリーズとしては異色作ですけど、おススメ。

なおひろ
R1UV05YV
No.5:
(6pt)

鍵の掛かった男の感想

物語が始まる前に事件は起こっており、その事件の真相をアリスと火村が調査するという、ちょっと珍しい作品。ページ数が多めだが、その間新しい事件は起きないため、あまり盛り上がるポイントがないのが難点。

BOY
IM7XWAPW
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

鍵の掛かった男の感想

火村シリーズの長編。
相変わらず地味ですが、このシリーズの中では読み応えのある作品かと。
不審な死を遂げた男、それが自殺か他殺か、だけでなく、そもそもこの謎多き鍵の掛かった男が何者なのかというところから始まります。
火村の登場は後半になってからで、有栖が集めた伏線を火村が回収していくという珍しいパターンですがバランスはいい感じ。
男の謎が徐々に明らかになっていくところまではいいのですが、肝心の事件の部分になると、パズルのピースに無理がある点がいくつかあるように思いますね。
ロジック一辺倒の作家さんですからねぇ。
そこが決まらないと評価は微妙になってしまいますね。
動機も気持ちよくないですね。物語前半の雰囲気に合わないです。
有栖曰く「螺旋階段を登るように」真実に近づいていくという地味ながらもどこか雰囲気のあった前半から、その足場が崩れてガタガタになった後半って感じでしょうか。

梁山泊
MTNH2G0O
No.3:
(7pt)

鍵の掛かった男の感想


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FSD78H58
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

鍵の掛かった男の感想

いつもはワトソン役の有栖川有栖が今回は探偵役に回っていろいろと調べ回る話です。全体を見てもとても自然だというのが私の印象です。著者の都合に沿った作為的な部分がまるでありません。
この点だけでもすごいと思います。唯一ツッコミどころとしては例の電車内でのトラブルを撮影していた、という件ですが。しかし、現実にも生のニュースショーで視聴者提供という動画が
リアルタイムで流れる現代です。そう見ればこの設定も無理があるとは言えません。始めから最後まで細かく計算された構成のストーリーで流石有栖川有栖と云えます。他殺の根拠がないから自殺。
その警察の見解を覆すべく奔走するワトソン。この図式が面白いです。自殺との見解ですから警察もそうキメ細かく関係者の証言に当たっていません。そこを丹念に当たりこれまで出てこなかったちょっとした
話を耳にする有栖。そんな調べ方で少しずつ死んだ男の過去が浮かび上がってくるところが読ませどころですね。こういう形態のストーリーはどちらかと云うと好きな方なので楽しみながら読み進みました。
決定的な過去の出来事と現在との接点。そこに矛盾する行動をとる人物を指摘する火村。うん、久しぶりに楽しい時間を過ごさせてもらいました。有栖川有栖さん、もっと長編をお願いします。(笑)

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

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氣學師
S90TRJAH

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