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三秒間の死角



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【この小説が収録されている参考書籍】
三秒間の死角 上 (角川文庫)
三秒間の死角 下 (角川文庫)

三秒間の死角の評価: 7.80/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.80pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(8pt)

三秒間の死角の感想


▼以下、ネタバレ感想

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松千代
5ZZMYCZT
No.3:
(7pt)

スウェーデンの作家は丁寧な表現をする人が多いような気がします

途中でタイトルを表す言葉が出てきましたが、最後の最後に「なるほど」と思わされる事実がわかります。登場人物のキャラクターもわかりやすくなかなか面白かったです。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:
(7pt)

一見、グリシャム風

上巻と下巻に分かれています。
上巻は途中止めようかと思うくらい退屈で、流し読みしたところもありました。
下巻に入ると段々と面白くなってきて、半ば過ぎからは、ジェットコースターものみたく、最後まで一気に読んでしまいました。
雰囲気はちょっとグリシャム風ですが、グリシャムよりも、男性向きかもしれません。

「熊と踊れ」もそうでしたが、この作者(作者たち?)は、凝り性というか。あまりにも練りすぎる感があるので
途中のだらけてしまう点をもっと違うものにして欲しいなぁ~。
着眼も良いし、ちょっと人情っぽいとこもあるので、もっともっと良い小説が書けるんじゃないかなぁ~、
もっとミステリーを書いて欲しい!

ももか
3UKDKR1P
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

密告屋の凄絶なサバイバル

スウェーデンのジャーナリストと服役囚支援者という異色コンビ作家の代表作である「エーヴェルト・グレーンス警部」シリーズの最新作。日本でもすでに3作品が翻訳されているというが、初めて手に取った。
本作の主役は、ストックホルム市警にリクルートされた密告屋のパウラ。スウェーデンの刑務所内での麻薬密売の独占を狙うポーランドマフィアを壊滅させる使命を受けて組織中枢に潜入、組織の任務として刑務所に入り、麻薬の持ち込みにも成功する。ところが、組織の信頼を得るために居合わせた麻薬取引現場で、ポーランドマフィアが別の潜入者を射殺するのを目撃することになり、秘かに警察に通報した。この事件の捜査を担当することになったグレーンス警部は「簡単には諦めない男」の本領を発揮し、捜査の手をパウラに伸ばしていく。もしパウラが密告屋であることがばれたら、潜入捜査が失敗し、パウラは刑務所内で間違いなく命を狙われることになる。潜入を指示した警察上層部と政府は、グレーンス警部の捜査を妨害しようとするが不首尾に終わり、ついにパウラを切り捨てる非情な決断をする。正体をばらされたパウラは執拗に命を狙われ、生き延びるために孤独な戦いを強いられた・・・。
物語の前半は潜入捜査と通常の捜査の対立が中心の警察小説、後半は刑務所を舞台にした凄絶なサバイバル小説という趣だが、どちらの面も読み応え十分。密告屋、警察の双方とも人物造形が巧みだし、何よりストーリー展開がスリリングで、さまざまに張り巡らされた伏線も見事というしかない。
シリーズ作品らしく、過去の事件や人間関係が影響しているシーンもいくつかあるが、これまでの作品を読んでいなくても興をそがれることはない。むしろ、日本とはあまりにも異なる刑務所の状況に戸惑うことの方が、読者に違和感を引き起こす要因となるかもしれない。

iisan
927253Y1

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