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吊るされた女



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【この小説が収録されている参考書籍】
吊るされた女 (創元推理文庫)

吊るされた女の評価: 8.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(8pt)

マロリーを知るためには不可欠な作品

前後してシリーズものを読んだのですが
この小説はマロリーを深くしるためには、不可欠なものでした。
この本だけでも、マロリーの理解度が深まる?感じでした。
ミステリーとしては、ちょっと平凡ですが、マロリーシリーズを読み進めるためには、是非とも読んで頂きたい作品です。

いつも思うことですが、マロリーシリーズの表紙は良いですね。
タイトルも良いし、モノクロの感じがマロリーに似合ってます。
新作も出ているようなので、これからも楽しみな作家さんです。

ももか
3UKDKR1P
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

シリーズは最初から読むに限る

ニューヨーク市警の敏腕刑事で氷の天使と呼ばれるマロリー・シリーズの第6作。
マロリーの同僚・ライカー刑事の情報屋だった娼婦・スパローが口に自身の金髪を詰め込まれて天井から吊るされるという猟奇事件が発生し、マロリーはライカーとともに事件の解明を進めるが、単なるストーカー殺人と思われた犯罪は複雑な背景の連続殺人事件に発展し、マロリーは自分の過去にも直面することになる。
現在の犯罪と過去の犯罪が捜査の進展につれてリンクされるころから、マロリーと養父・マーコヴィッツ、さらにはライカーやスパローの過去と現在が複雑に絡み合い、信頼する仲間同士が傷つけあうような重く悲劇的なエピソードが展開されることになる。
現実の犯罪捜査とマロリーの過去をめぐる回想が入り組んで、最初の内は戸惑うことが多く、ストーリー展開も遅いので退屈だが、第三の被害者が狙われ始めるころから話のスピードがアップしてどんどん引き込まれていった。
実は、このシリーズは本作が最初だったため、マロリーと養父の関連などの知識がなかったので、前半が退屈に感じたのだと思う。シリーズの読者ならいろいろな発見があって楽しめたのだろう。
この作品だけでもミステリーとして十分に楽しめる出来ではあるが、やはり、シリーズ作品は最初から読まないといけないと再認識させられた。

iisan
927253Y1

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