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特捜部Q 檻の中の女



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特捜部Q 檻の中の女の評価: 8.11/10点 レビュー 9件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.11pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全9件 1~9 1/1ページ
No.9:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

特捜部Q 檻の中の女の感想

一歩一歩犯人に近づいていく道筋
想像を絶する犯行が行われていく道筋
二つの線がやがて収束する展開に先へ先へと急ぐ目とページをめくる手が止まらない
そして最後はタイムリミットサスペンスとその中でさらにもう一つのリミットが迫る
一気読み必至です。


blueridgecabinhome
UHOQT2T1
No.8:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

カールとアサドのコンビが微笑ましいです

初めてオールスンの作品を読みました。面白かったです。登場人物のキャラが立っており姿が目に浮かびました。処刑方法も卓抜したもので心底から恐ろしさを感じました。ラストも素敵でした。最後の4行で涙が零れました。

わたろう
0BCEGGR4
No.7:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

タイトルと表紙の大切さ

この内容なら、「その女アレックス」や「ミレニアム」より売れる・売れたはずなのに。
まずタイトルの昭和感。表紙の魅力のなさ。
内容がいいだけに残念ものでした。

警察物は、やっぱり相棒が大事。
主役のカールはジャンレノのようなイメージ。
相棒は(なぜか浮かんだのは)オバマ大統領でした。
 
しばらく特捜部Qを読み続けます。

ももか
3UKDKR1P
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

特捜部Q 檻の中の女の感想

ズルイ嘘のある「アレックス」より評価されるべきだ

北欧ミステリと言えば、今は「ミレニアム」が話題だが、推理する楽しみはこちらの方が面白かった

次回作もあるらしい、楽しみだ

明日から本気出す
EXXIUU2P
No.5:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

特捜部Q 檻の中の女の感想

西暦2007年、刑事カールによる2002年に起こった女性議員殺人事件の調査を中心に進んでいく物語と被害者である女性議員の2002年からの物語が交互に進んでいく作品となっています。
カールは過去の事件をどのように追って行き、真相を解明できるのか?女性議員の身に何が起きたのか?
と読み進めるうちにハラハラ感が増して行く一方でした。

▼以下、ネタバレ感想

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松千代
5ZZMYCZT
No.4:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

特捜部Q 檻の中の女の感想

キャラ立ちや設定がよくて事件も把握しやすい。読みやすい海外ミステリでした。

窓際族のように警察内の地下室に新設された部署へ追いやられてしまう主人公のカール。
未解決となった事件を再調査すると言った名目の部署ですが、1度は警察が組織で調べた事件であるのに、それを1人で再調査という無理難題、閑職もいい所。そんな中、アサドと名乗る1人の部下が得られるのですが、この変人がいいキャラしていて、日本の小説でよくある、警察+変人(探偵)のタッグのような感覚が馴染みやすく楽しめました。

作りが巧いのが、人物構成と同時平行して展開される、未解決事件の猟奇性。
現在→未解決事件の過去→現在→未解決事件の過去・・・
と交互に展開される話の中で、サブタイトルにある監禁された状況の緊迫感が与えられます。
緩急つけた話の構成は、最後まで読ませるリーダビリティがありました。

主人公カールの家族は?アサド何者だよ。今後の特捜部Qの活躍は?
など、シリーズの次作を期待させる内容としても十分で、面白い本に出会えました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.3:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

次作が気になる面白さ

「特捜部Q」って深夜にやってそうなアメリカの三流警察ドラマっぽい題名だが、これが予想に反して面白い。そもそも北欧ミステリ-で、「特捜部Q」というのは本書を読めばわかるが、厄介者の主人公カ-ルを押し込めて置く為と未解決事件を扱う部署を新規で立ち上げればお金が入ってくるからで冗談みたいな名前が付けられている。
その適当部署である特捜部が過去事件を解決していくのがこのシリ-ズ。

そんな、主人公だけの一人部署に雑用係?のアサドと、適当な感じで過去の事件を調べていくのだが、アサドがなかなかの奇抜のキャラで、主人公はどちらかというと家族や過去を引きずっていて、有能なのに本気を出さないというか、正直本作では魅力があまり感じられなかった。

本作を面白くしているのは、緊張感がある。特捜部が追っている過去の事件が、当時の状況から被害者(女性議員)視点で描かれている。
つまり、現在の捜査状況と過去の事件状況が交互に展開されていき、副題にある通り、被害者の女性議員のあまりにリアルで過酷な監禁状況が何年にも渡って書かれていて、そのサイコ的な描写は苦手な人もいるかもしれないが、それでも女性議員の何とか生きようとする姿勢は物語を盛り上げている。

犯人は読み進めていけば何となくわかってしまうが、終わり方も良かったし、読み応え十分な良作だと思う。

タカタソン
HU0OGV5Q
No.2:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

特捜部Q 檻の中の女の感想

北欧デンマークの物語ですが、めちゃくちゃ面白かったです。
しばらくスウェーデンのヴァランダーさんにはまっていたのですが、あちらはミステリーとしてはとても面白いのですが、主人公がひたすらネガディブで中年の悲哀まるだしなのですが、こちらは個性的なメンバーで、特にアサドのキャラが光ってます。
カールはまだいまいちどんな人なのか捉えにくいところがありますが(妻との関係や義理の息子との関係を考えても)トラウマがあるにもかかわらず、同じ中年でももう少し前向きな気がします。
犯人の素性はなんとなく最初の方でわかってしまったのですが、それを追いかけていく過程は非常に面白いものがありました。
シリーズ化されているようなので、是非続きを読んでみたいです。

たこやき
VQDQXTP1
No.1:8人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

次作への期待が高まる

北欧のミステリーといえば、古くは「マルティン・ベック」シリーズ、最近では「ミレニアム」ぐらいしか読んでいないが、本作品も前記2つに勝るとも劣らない傑作だった。
警察組織内部で嫌われ者の偏屈なベテラン捜査官が、独自の捜査で難事件を解決するというのはありがちなストーリーだが、そんなありきたりさがまったく気にならない面白さだった。まず、自殺で片付けられきた被害者が実は5年間も監禁されており、しかも、捜査側は被害者が生きていることを知らないまま捜査しているという設定が意表を突く。読者は被害者が生きていることを知っているだけに、救出までのプロセスの一つ一つにハラハラドキドキ感が否応なく高まる。さらに、サイコパスの犯人の動機や意図がなかなか明らかにされず、この側面でも推理する楽しみが非常に大きい。犯人が判明するまでのプロセスもよく考えられている。
さらに、主人公のカール・マーク警部補、助手の怪しいシリア人・アサドをはじめ、今後のシリーズで重要な役割を果たしそうな人物が非常に魅力的なキャラクターなのも、今後の作品への期待を高めてくれる。
シリーズはすでに4作まで刊行されているということで、本当に次作の登場が楽しみである。

iisan
927253Y1

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