フルダ・ヘルマンスドッティル、六十四歳。

林ちひろは、中学3年生。

宇野警部と永井夕子が夏休みに滞在中の湖畔のホテルで、アルバイト学生がナイフを胸に突きたてられた死体で発見される。

テニス同好会に所属する女子大生の吾妻さと子は、夏合宿のための宿探しをしていた。

バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。

アイドルグループ「marshmallow15」に奇妙な脅迫状が届いた。

暑い日になぜか起こる奇怪なある出来事、風鈴の音が呼び覚ますもう一人のわたしの記憶、死んだはずの母が見えるわたし、病院から届いた友人のSOS、旧いブザーを押す招かざる客…。

街角に突如現れる「櫃洗市一般苦情係」の職員、通称・腕貫探偵。

越後湯沢で休暇中の画商・竹田幸太郎は、東京の自宅で妻子を殺され、新進の画家・渡辺久の絵を盗まれた。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。

特捜検事・冨永真一のもとに、初の女性総理候補、越村みやび厚労相に関する情報提供者が現れる。超高齢社会に突入する日本。

「切り絵図屋清七」シリーズ第6巻。

修道院から元夫が行方をくらましたことが判明した。

こんな恋は、最初で最後。

学校の女王・京香に告白し振られた石黒くんが意識不明の重体で発見された。

高校時代、最愛の恋人と衝撃的な悲劇により別れて以来10年、仕事一筋で生きてきた玲菜。

京に上った虎之助は、師の池本が幕府の隠密であることを知る。

佐々木道場の跡目を継ぐため、浪人・坂崎磐音は生計の鰻割きを辞し、住み慣れた金兵衛長屋に別れを告げた。

坂崎磐音とおこんは危難に満ちた船旅を経て豊後関前藩へと辿り着く。母・照埜と念願の対面を果たすおこん。

ロマノフ王家がボリシェビキの手から逃れるために支払ったとされる“身代”の存在。

ファーゴ夫妻の元に、財団の調査主任セルマの親戚にあたる兄弟がモロッコで行方不明になったとの知らせが舞い込む。

「これは、戦争です」12月22日、クリスマスを目前ににぎわう東京・恵比寿で爆破テロが発生。

子どもの頃に読んだ童話や昔ばなしに、スクリーンに映し出される奔馬の姿に、『吾輩は猫である』のなかの一文に――本格ミステリをこよなく愛する著者は、多岐に亘る読書や経験のなかから、鮮やかな手つきでミステリのきらめきを探りだす。

町長不在となったシンフルの町に、二週間前から身分を偽り住んでいるCIA秘密工作員のフォーチュンは、これまでの縁から町長選挙に立候補した婦人会の会長アイダ・ベルを手伝うことに。

彼は江戸時代における隠れたシャアロック・ホームズであった―。雪達磨の中から発見された死体。

ざまをみろ。父を殺したとき、そして、刺客を討ち取ったとき、北見重興が発した言葉。

ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。

若だんなの父、藤兵衛が倒れた! 長崎屋の大黒柱の危機に、妖たちも大慌て。

探偵の迅人は、悩まされ続けている。悪質なストーカー、超絶可愛い女子大生・朝比奈うさぎに。

家庭の都合で、半年ごとに転校を繰り返している瑞穂。

皆既月食の明け方、高二の高校生大和は、幼馴染みで引きこもりの雪乃が展望台から身を投げるのを目にした。

美谷時計店には「時計修理承ります」とともに「アリバイ崩し承ります」という貼り紙がある。

高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。

瞳島眉美以外、全員が行方不明となってしまった美少年探偵団。

少女たちの“トモダチ大作戦”。

「シュレディンガーの猫」は生と死が重なり合った状態ならば、俺の初恋はシュレディンガーの恋というべきだろう。

「死ぬくらいなら、僕にならない?」――生きることに絶望した立井潤貴は、自殺寸前で彼に救われ、それ以来〈高木健介〉として生きるように。

歴史ある老舗ホテル・ウィンチェスター。ここには444の亡霊が棲みついている。

大切な人がいる全ての人へ。“別れ”の意味を問う物語。

親友の変死を目撃した山村瑞紀と、同じように弟が眼球を破裂させて亡くなった鈴木春男。

小さな謎は大切なことへの道しるべ。解いてみると一筋縄ではいかない人の心が照らし出される。

東京の大学に通う早川ゆきは、同郷の恋人・原田と高知へ帰省する当日、自室で刺殺され、乗車予定のJR切符は消えていた!原田に疑いがかかる中、十津川と亀井は高知で地元の権力者であるゆきの父・秀典に会う。

スキー場に向かう中学生たちを乗せたバスが新潟県の山中で転落事故を起こした。

古新聞に頭部を包まれ、口に13本の「仁」の金属活字を押し込まれた遺体が発見された。

柳町北署管内にある神社の石段下で、若い男性の遺体が発見された。

効率的かつ公平な取り調べを目的として新設された“特殊取調対策班”。

癌のメカニズムを明かす医療小説! 癌を治すには、手術、薬物、放射線の三大治療しか方法はないのか? 神のごとき診断力を持つ少女・白夜が、癌のメカニズムを解き明かし、根本治療に挑む! 空前の医療エンターテインメント、完結!

東京都、二子玉川。

つらい記憶を消してくれる都市伝説の怪人「記憶屋」。それに頼ることを選んだ彼らはどんな想いを胸に抱えていたのか―。

出版大手「薫風社」で、カルチャー誌の編集長を務める速水輝也。笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了する男だ。

「呪いと祝いは、紙一重だよ」異能を持つ凸凹コンビの民俗学ミステリ第3弾 尚哉の友人・難波の元に不幸の手紙が届いた。

警視庁監察係の新海真人は、首席監察官の秋月雅子に命じられ、科捜研の七尾と麻薬取締官の江口との会合に出向いた。

明治三十年代、女学生・塔子は、気鬱を晴らそうと人気のない道を歩きながら考えを巡らせていた。

スリルと謎に満ちた24時間!人気アイドルが一日署長を務める日、彼女の薬物使用の密告が入る。

六月半ばの日暮れどき、ダートムアの採石場で、スコットランド・ヤードの敏腕刑事ブレンドンは、絶世の美女とすれ違った。

黄昏の東京――。鞠谷雛子は、周防馨は、電柱の陰の、交差点の向こうの、ふとした廃墟の様相に“死者"を見る。

名ヴァイオリン職人のジャンニは、ヴァイオリン製作学校の講師でもある。

それぞれ別の目的でパリにやってきた元刑事のマデリンと人気劇作家のガスパール。

美貌の青年・藍沢結人は、ひとつの街ではひとつの恋しかしないと決めていた。

国土交通省「幽冥推進課」――国土開発の妨げになっている地縛霊などを立ち退かせる、不思議な部署。

華やかさと古き良き時代の面影が混在する代官山。

広く金の価値を知らしめるべく、あえて賄賂を推奨する田沼意次。目通りを願う列は、日に日に延びていく。

氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。

月を祀る神社で続く殺人事件。京都・月読神社で発見された女性の絞殺死体。

宮部みゆきさんの書き下ろし短編「人・で・なし」を読んだ辻村深月さんが「ママ・はは」を書き下ろし、その辻村さんの短編を読んだ薬丸岳さんが「わたし・わたし」を書き下ろし…バトンは東山彰良さん、宮内悠介さんへ。

報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。

ギャンブル漫画の金字塔『カイジ』映画化第3弾は原作者福本伸行自ら脚本に携わり、オリジナルストーリーを考案。

ゲーセンで若い女性が転倒して死んだ。

二〇三〇年、日本は投薬、治療、体調管理までを担う画期的なAI「のぞみ」に社会を委ねていた。

朝からゴルフ、夜まで豪遊。札束で膨らんだ“お車代”。

こんな時、どうしますか 同級生の母親の不倫現場を目撃してしまったら 姉の婚約者が、ある犯罪の常習者だったら……。

新宿西口バス爆破事件に巻き込まれた作家志望の北村悟は、思いがけないことから大金を手にした。

護送中に逃走した受刑者をめぐる捜査を端緒に、警視庁捜査一課、棟方国雄と目崎敦史の、身命を賭した闘いの火蓋が切られる!棟方は息子の、目崎は父の、それぞれ無念を晴らすべく、真相を求めて敢えて“逸脱捜査”に突き進む。

大手建設会社営業部の桑名が全身を針金で縛られた水死体で発見された―。

中学時代に好きだった少年の三回忌で彼の日記を譲り受けたあさぎ。

ダイエットは運動と食事制限だけではない。

放火大量殺人の実行犯を検挙した刑事隼野一成が捜査本部に帰還し、拍手で迎えられたのも束の間、犯行グループから予告状が届く。

闇将軍との死闘で岩倉が深手を負った。

市長の秘書が殺された。

古くから娯楽の中心として発展してきた映画は推理小説と相性が抜群で、『第三の男』『オリエント急行殺人事件』『薔薇の名前』『犬神家の一族』『砂の器』など、ミステリー小説が原作の名画は枚挙にいとまがない。

小さな会計事務所で働く鶴峯裕は同い年の妻・志保と共働き、四歳の長女・莉枝未ともうすぐ二歳になる長男・琉大を保育園に預け、バタバタの日々を過ごしている。

男性医師が子供を宿した状態で殺された。不妊治療の名医は自らの体を実験台にしていたが、何者がどんな理由で殺害したのか―。

都内某所にひっそりと佇む洋館。

時は大正時代、東京府――。

公事宿「巴屋」に、常陸の百姓が年季証文を持ち込んだ。

私の誇りを傷つけるなど、万死に値する愚挙である。絶対に許してはいけない。

元警察犬で現在は蓮見探偵事務所の用心棒ならぬ用心犬・マサが、加代ちゃんやその家族、前作で亡くなった高校野球のヒロー諸岡克彦の弟・進也も加わった面々と活躍する、マサの語る事件簿をこれも新装版で。

高校野球界のスーパースターがガソリンを全身にかけられ焼死するというショッキングな事件が起こった。

富士山麓のイチゴ農家を舞台に描く、<日本の家族>の明るい未来図!感動長編

晩年に建仁寺の「雲龍図」を描いた男・海北友松の生涯とは。

かけひき、裏切り、騙し合い――新米ヘッドハンター・小穂が、一流ビジネスマンを相手に奮闘する、サスペンス&感動の連作短編集。

もらい火によって全焼するも、ふたたび四谷のしんみち通りで開店したおでん屋「めぐみ食堂」。

十日間にわたって盛大に催す予定だった北野大茶湯を、豊臣秀吉がわずか一日で中止にした理由は、実は桜の狂い咲きだった?「和の植物の博物館」を作りたいという実菜に、彼女の祖父が突き付けた条件は、その真相を探ること。

様々な依存症に苦しむ人々を救う『治し屋本舗』。

秋田で殺された飯島老人は、なぜ各地の八幡神社を巡っていたのか?浅見光彦は秋田、広島、兵庫、熊本と老人の軌跡を追い、その半生と決して癒えることのない戦争の傷痕を知る。

「旅と歴史」の依頼で長野県中野市に向かったフリーカメラマンの小内美由紀は、自分と同じ姓に魅かれて、小内八幡神社を訪れる。

大江白虹とその友人で新聞記者・折口幸吉が銀座で目撃した怪事は、 通行中の若い女に襲いかかる巨大な短剣の影であった。

休日は必ず息子の友彦を連れ、調布飛行場へ行き、ぼんやりと過ごす三井田久志。

都筑作品でも人気の“近藤・土方シリーズ”が遂に復活。贋札作りをめぐり巻き起こる奇想天外アクション小説。

バイト先の店長に惚れ、大学を辞めそうな勢いの従姉を救いたい(「泥棒猫リターンズ」)。