いつもの寄り道
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この作品が発表された1987年という時代を見事に活写している。悪い奴、良い奴、実は悪者だが序盤は良い奴、などなど人物の書き分けがベタの領域では完璧である。 昭和な価値観が散見されて「うわ」と思うところは多々あるが、それは当時としては仕方がない。キャンセルするほどの表現は出てこない。例えば、感じの良い・腰の低いイケオジとして描かれている人物なのに、喫茶店でウェイターの女性に、 「おい」 と呼び止めて、話しかける。腰の低い人でも、そういう言葉づかいをしていたのだ。ちなみに地の文では「ウェイトレス」と表現されている。まあそういうのは仕方がない。 そしてやってくるベタすぎるラスト。赤川文学ここにあり、という痛快さが得られる。 | ||||
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読み始めたばかりですが、ちょっと違う感想を。発行が2020年で今2023年。主人公は23歳なのに、「主人」と読んでいたり2人暮らしで家に固定電話があったり、ビデオテープの表現が出てきたり…。最初に出てくる「ロバート・レッドフォード」って古っ!と思った。それを主人公は味があるって言い出すし。 当方アラフォーですが、個人的にはこの俳優を味があるとは思えないかな。彼87歳だし。 まぁなんだかいろいろ作者は古いまんまなんだなぁと思った。75歳になると、知識のアップデートも厳しいのかな。 出版社の担当も大御所だからツッコミにくいのかな…とか、いろいろ考えてしまう。 設定は昭和ぐらいかな、と思って読むといいのかな。装丁の可愛い感じで読み始めると、ギャップが違いすぎてついていけなくなります。 赤川次郎、大好きだったんだけどなぁ。10年振りぐらいに手に取ってみたら、なんだか残念な作家になってた。 | ||||
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突然現れる高級車に初老の紳士が乗っていて、とりあえず乗りなさいと言われる。 この流れに飽きました。たまには違う展開が欲しいです。 それから夫が亡くなった割には加奈子が冷静すぎるような気がします。加奈子がノイローゼ気味な様子を書けば、もっと読んでいる人の共感も誘えるのにと思いました。 三姉妹とか爽香シリーズは大好きですが、似たような展開に一工夫入れれば、またこれまでとは違う赤川次郎ワールドに入り込めそうな気がします。 | ||||
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出張先の夫が焼死体とニュースで報道されることから物語が始まります。更に女性と二人とあったという。そんな話の中で夫の遺品である手帳が重要なキーワードとなる。同じ立場である妻が失踪した浅野と独自に調査をしていく。分かりつつ真実を受け止めつつ心境の変化が表れていく。加奈子はアグレッシブなので読んでいて空きがこないのも良いです。 | ||||
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赤川次郎は映画好き。 映画のように本を書きたい。 売れっ子作家なので、映画よりは2時間テレビ番組のようなものしか書く時間がない。 読者も、通勤列車で、行き帰りの2時間で読めるような作品に人気がある。 結果として2時間で楽に,軽く読める作品への需要が大きい。 需要に答えると売れる。 本作品は、赤川次郎作品の中では,複雑さがやや高い部類にはいるような気がした。 あわよくば映画にすることができるかもしれない。 突然の配偶者の死の連絡。 殺人の疑い。 つぎつぎと妖しげな関係者が登場する。 この本が楽しめなければ,赤川次郎作品は読まない方がよいかもしれない。 | ||||
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