日比野浩光は山奥で迷子になり、やっと明かりのついた家を見つけた。

一台の車が海に落ち、中から男性の遺体が発見される。

「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。

とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生!邸内にいた10人の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か、そして動機は…。

医師のノートンは、海岸の遊歩道で見かけた美貌の娘に、一瞬にして心を奪われた。その名はダイアナ、あだ名は“コマドリ”。

東京・目黒の喫茶店で中年セールスマンが毒殺された。

幻想的な童話と血腥い殺人。被害者は傷害致死で服役し、仮釈放されたばかりだった。

高名な彫刻家の杉原完三が、自宅兼アトリエから姿を消した。一ヶ月後、完三は武蔵野の林から遺体で発見された。

「あの女が…いた…」そう言って、デパートのエレベーターの中で男が死んだ。手がかりは、落ちていた名刺とこの言葉だけ。

劇団の看板女優・清水伶奈がストーキングされているという。

星川美緒の数奇な運命は、肉体の秘密、三つの乳房を持ったことからはじまった。

「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。

千草検事は、懐かしい友・坂口秋男の来訪をうけた。「警察署長を紹介してほしい」彼の妻が失踪したというのだ。

六本木の違法クラブで女子中学生が惨殺される事件が起きる。

「いない…ミチルちゃんがいないんです」路地から飛び出してきた女はそう言った。誘拐した犯人は身代金を要求。

警視庁・捜査一課勤務の原麻希は、娘の菜月が史上最凶の犯罪脚本家である背望会リクルーターの娘と交流を持っているのではないかという疑いを持つ。

一月四日の夕刻、ジェームズ・アンズウェルは結婚の許しを乞うため恋人メアリの父親エイヴォリー・ヒュームを訪ね、書斎に通された。

至上最凶の犯罪脚本家、通称“背望会リクルーター"を逮捕するという使命を受けた警視庁捜査一課所属刑事・原麻希。

画家・泉弘人が、妻・道江の後を追って自殺。

秋田市内の公園で男性の絞殺死体が発見された。被害者は東京の印刷会社勤務のサラリーマン。

連続結婚詐欺&不審死事件の容疑者―稀代の毒婦、佐竹純子。

犯人当てゲーム“トロピカル・ミステリー・ナイト”に参加するため、南の島のリゾートホテルを訪れた臨床犯罪学者・火村英生と推理作家・有栖川有栖。

内見したマンションはおしゃれな街のおしゃれな造り、環境も間取りも条件も申し分ない。

背望会テロ事件から一年。

九十歳にして書下ろした最後の長編『人形が死んだ夜』、六十年前に書かれた処女長編『天狗の面』。

女性誌「フレンジー」の人気連載小説「あなたの愛へ」。

自殺した砂上彩子の遺書には、死を誘う歌として世間を賑わした「天国は遠すぎる」の歌詞があった。

大手薬品メーカー社長宅の庭で、お手伝いが強姦・絞殺された。容疑者として医大教授・久保伸也の名が挙がり、犯行を自供する。

―君のこと忘れたこと、なかったよ、これから先も、百歳になっても。十六年前に起きた『西池袋事件』。

精神の均衡を欠いている、としか思えない少女が、当代きっての人気推理作家を言葉巧みに誘い、自宅に監禁した。

この物語に、たとえ彼や彼女が登場しようとも、背後の主役は“穴”である。

森三郎という男性が陸橋の下で死体で発見された。しの子は、警察に過失死とされた恋人の死を不審に思い、事件として調べ始めた。

警視庁鑑識課に勤める原麻希は、ある日、子供を預かったという誘拐犯からの電話を受ける。

早朝の鳥取砂丘に突き出た“足”。マネキンかと思われたその足は女性のものだった。

交通事故で男としての機能を失った女子短大の助教授。妻は、そんな「わたし」を裏切り、密通の末に愛人と死んでしまった。

少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った! 岬検事との法廷対決の行方は? 豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。

評論家・真木英介が小諸駅頭から姿を消した。

次から次へと殺人を犯し、ニューヨークを震撼させた連続絞殺魔〈猫〉事件。

推理小説とは何か？　そしてその作法とは？ 日常的な発想法のヒント、創作メモの取り方、プロット作り、ストーリイの構成……鮎川哲也とともに戦後の本格ミステリシーンを支えた巨匠による、超実践的創作指南。

埼玉県の長閑な田園地帯で、肉片と骨の屑のようなバラバラ死体が発見された。

倦怠と悔恨の中に結婚生活を送っている世の男性諸氏に伝授する、手軽で確実な解決法「離婚学入門」、推理小説ファンであるあなたに、最後の密室をお目にかけたい「密室学入門」―名手が贈る軽妙な連作『粋理学入門』、中編代表作「判事よ自らを裁け」等、巨星の傑作中短編を収

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

“今宵、汝の娘は一人、水に浮かびて殺さるべし”紅霊教教祖の孫娘は、湯槽の中で血まみれとなって殺され、予言は的中する。

七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。

少年少女がつぎつぎに自殺する。しかし、その動機が判明しなかった。

放課後の旧体育館で、放送部部長が何者かに刺殺された。

最愛の娘を殺した母親は、私かもしれない。

この子と、幸せになりたいだけなのに―岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。

幹部行員の裏金工作を追及した恋窪商太郎は、謂れなき罪を着せられメガバンクを辞職。

ローマ劇場で起きた毒殺事件に挑む、リチャード警視とエラリーのクイーン父子。

新幹線は止まるとはいえ、まだまだ長閑な長野の田舎町で事件は起こった。市役所の女性職員が何者かに襲われ血を吸われる。

若い愛人との再婚を望む51歳の男の前に、不思議な人物が出現した。離婚促進協会。

走行中のトレーラーのタイヤが外れて歩行者の母子を直撃した。

黄色いアサガオだけは追いかけるな―。この世に存在しないはずの花をめぐり、驚愕の真相が明らかになる長編ミステリ。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。