「男子禁制」の魔窟で起きた 禍々しき密室連続殺人――。

首のない死体が一つ。浮遊する首が一つ……。

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

その死体は、三重の密室の最奥に立っていた。異様な形で凍りついたまま…。

謎の絵の通りに、紳士淑女が縊られていく……。ご主人様、見立て殺人でございます――。

妾腹の少女たちが暮らす「鏡館」。左右対称の新旧の館に、48枚の姿見が配置されている。

死体は〈灼熱密室〉で甦る! 欠落を抱える者たちが陶芸で身を立てる山奥の函型の館。

女子高生(JK)×ゲートボール(GB)！　彼女と出会うまで、僕は、青春を知らなかった――。

飛行中の米海兵隊所属のオスプレイ機内で、事件は発生した。

冬を迎えた幽世（かくりよ）にて、新たな事件が起こる。曰く「死神」に魂を刈り取られた者は目を覚まさなくなる……。

輪堂鴉夜が、生首でも、不死でもなかった時代。 偉大なる師と共に過ごした黄金の日々。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。

第17回ミステリーズ！新人賞受賞作ほか4編を収録 僕の姉は実話怪談作家だ。

米軍女性士官の死体が基地内で発見された。

大好きな従姉の転落死に不審を抱く大学生・高文は、彼に片思いするフリーター女子・来宮を“助手〞に真相を探っていく。

この町の誰が”顔を変えた殺人者”なのか? 時は、戦後間もない昭和22年。

私が死んだら〈黒屋敷〉へ行きなさい――〈異様の敵〉と闘った末に姿を消した母の言葉に従い、冬乃ひなげしは、黒ずくめの男・鏡見夜狐と出逢う。

女名探偵の死宮遊歩は迷宮牢で目を覚ます。姿を見せないゲームマスターは｢六つの迷宮入り凶悪事件の犯人を集めた。

高校生の小南通は、雨宿りに入った雑居ビルの喫茶店で名探偵に出会った――。

第二次大戦中ニュージーランドの捕虜収容所と、全寮制の女子校で相次いで起きた密室殺人。

始まってしまったら……人が死ぬ。何人もの人が。

世界の南の端にある「花勒」「花陀」「雨果」「沙文」の四つの島は海神のものだという。

警察の介入が一切なく、偽造パスポートでもグレネードランチャーでもルームサービスでお届け可能な犯罪者御用達ホテル。

六年付き合った彼氏に手酷く裏切られたＯＬ・麻友が出会ったのは「合法復讐屋」エリス。

たった数ページで、あなたの日常が蝕まれる……恐怖の深淵を覗く物語21編！ ホラー小説の旗手が贈る、戦慄の初ショート・ショート集 「得体が知れないからこそ怖く、面白い。

あかね町には人殺しがたくさんいて、至るところでしょっちゅう人が殺されている――。

「エリーズ・ギャロワ博士が会いたがっている」人工知能たちがグアトにそんな噂を教えてくれた。

無明大学にある「怪異民俗学研究室」（怪民研）は、作家であり探偵である刀城言耶の研究室で、膨大な書籍と曰くある品で溢れている。

「わたしは欠陥品なのかもしれない。

「犯人だって、好きで犯罪に走ろうとしているわけではありません。必ず迷いがあります。

13億円は私のもの? 気づけば大騒ぎの中心に! 売れないファッション・モデルとして貧乏生活を送るサト子。

逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。

ミステリー専門書店の店主マルコムのもとに、FBI捜査官が訪れる。

湊かなえ、道尾秀介、お墨付き!!　――天国は殺人現場でした。

「人が居つかない家、というものは存在する」恐怖が3度襲うホラーミステリ 第1話「あの子はついてない」 母と共に庭付きの一軒家へ引っ越してきた中学生の茜里。

武の忠勝、智の正信。 家康を支えた対照的なふたりの男たちの相克と和解を通して描く「どうする家康」。

1998年、夏休み。

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。

湖畔にある洋館を友人と一緒に訪れた月島。殺人事件の犯人を当てる、脱出型の謎解きイベントが開催されるという。

――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。 美しい少女・蛍が線路に身を投じる。

「われわれの契約は、これで終わりだ」探偵ホーソーンに、彼が主人公のミステリを書くのに耐えかねて、わたし、作家のホロヴィッツはこう告げた。

いつだって僕は彼女の助手だ。目には見えない、“名探偵”の彼女の。

世の中にすでに存在する写真に文を添えることで 　まったくあたらしい物語が生まれた―― 　道尾秀介による危険な悪戯　 写真から生まれた、道尾秀介初のショートショート集。

社会派エンターテインメントの雄が贈る衝撃作 「わたしたちの過去も現在も未来も写しとられている。

蜂須賀恵理子は、悲嘆に暮れている。自慢の息子が痴漢行為を咎められ、逃げようとして地下鉄に轢かれ、死んだのだ。

東中野の商店街にひっそりと店を構える〈喫茶おおどけい〉。

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。 精神科医の象山は家族を愛している。

売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府はポーに捜査を命じる。

読まないほうがいい。虜になってしまうから……。

遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる。孔雀の声を真似し、日がな鳥籠を眺める産みの母・和江。

高校2年生となった牧薩次は、映画を観た帰りに新宿駅の爆破事件に巻き込まれる。

自ら命を絶った青年が残したという1冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は、かつての教え子から依頼を受け、俳句の解釈を進める。

『このミステリーがすごい！』大賞優秀賞を受賞しデビュー、『2021本格ミステリ・ベスト10』にもランクインするなど、業界からも注目を集める著者、書下ろし文庫最新作！ 嵐の夜には、家族に「死」が訪れる……。

「証明してくれよ、おれが犯人だって」銃を片手に私立探偵ビルを訪ねてきた男はそう言った。男はかつての依頼人。

探偵・鯉城は「失恋から自らに火をつけた男」には他に楽な自死手段があったことを知る。

この食医に、解けない毒はない――。