鬱屈した日々を送る大学生、筧井雅也(かけいまさや)に届いた一通の手紙。

中学三年生の緒方櫂は復讐心をたぎらせていた。従弟が上級生たちから凄絶ないじめに遭った末に意識不明の重体に。

息子を六年前に亡くした捜査一課の浦杉は、その現実から逃れるように刑事の仕事にのめり込む。そんな折、連続殺人事件が勃発。

冬はどこまでも白い雪が降り積もり、重い灰白色の雲に覆われる町に暮らす高校生の小柚子と弥子。

その女を、入れてはいけない。入れれば最後、家はたちまち食い尽くされる。

たった一度の人生、失敗したくない。そう願ってきたのに「成功」できていない落合美緒。

「連続幼女殺人事件」を洗いなおせ 元刑事と若者たちがチームを組んだ! 真犯人はどこにいる!? 『死刑にいたる病』の俊英が放つ冤罪ミステリー 三十年前、人々を震撼させた『北簑辺郡連続幼女殺人事件』。

六年前、武内譲は無差別に二家族を惨殺し、動機を明らかにしないまま拘置所で自殺した。

サークル仲間の三人が何者かに監禁される。犯人は彼らの友情を試すかのような指令を次々と下す。

「ぼくが殺しておけばよかった」中学三年の不良少年・樋田真俊が何者かに刺殺された事件。

娘はボダ子と呼ばれた。ボーダーだからボダ子。

一九九五年三月二十日、丸の内で起こった無差別乱射事件。

性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の九歳のひとり息子が誘拐される。

警察官であるより前に、一人の人間として、常に正しくありたいんだよ―「警察官の鑑」と誰からも尊敬されていた熊倉警部。

犯罪史に残る凶悪な半グレ連合リーダーを父に持つ優莉結衣を、全寮制の矯正施設・塚越学園のトップが訪ねてきた。

残酷でおぞましい事件に隠された真実とは。衝撃的結末に、撃ちぬかれる。

新キャラ登場で、底が見えない面白さ! 大人気青春オカルトミステリ! オカ研に芸能人がやってきた! アイドル系美少年の彼は、テレビ番組でも活躍する大人気霊能者。

家庭も仕事も行きづまっていた梅宮正樹は、妻子と要介護の母を連れ、田舎町・睦間に移り住む。

孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー! 検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。

仕事がしたい。なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する…。

大手製薬会社社員の藤井賢一は、不祥事の責任を取らされ、山形の系列会社に飛ばされる。

いま旬の女性ミステリー作家による、「イヤミス」短編を集めたアンソロジー。

209号室の葵は、あなたのすぐ側に。人気作家が描くホラーミステリ! 高級マンションで次々と起こる怪異。

30年前に小樽で発生した母娘惨殺事件。死刑 がすでに執行済みにもかかわらず、被告の娘 が再審を請求した。

男はなぜ、罪を重ねるのか? 涙腺崩壊必至! 心奪われる入魂のミステリ。 片桐達夫、五十九歳。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

五歳のとき双子の妹・毬絵は死んだ。生き残ったのは姉の雪絵―。

こよみちゃんと花火大会!の筈が、百物語が開催され恐怖に怯える森司だが… この世で最もリア充なイベント、それでは、好きな女子との花火大会!…のはずが、その会場でオカ研メンバーたちと百物語をすることになった森司。

逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密「カンナカムイ」をめぐり、 軍需工場の関係者が次々と毒殺される。

バラバラ死体をビニール袋に詰めて川に捨てていた女が、都内で現行犯逮捕された。

「これでおまえも一人前だな」入社三年目の夏、常に最下位だった営業成績を大きく上げた修哉。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

悪魔憑く牧師は妻子の首を持ち去り消えたそうだ。設計士・長坂が買い取った曰くつきの廃教会。

この男に魅せられたら、もう逃げられない…… 生真面目な父を持つ志穂子は、その反動からか仕事に恋に奔放な日々を送っていた。

友安小輪の人生は、二十代半ばを過ぎるまで平穏だった。

薬丸岳の新境地にして新たな代表作。 壮大なスケールで贈るエンタメ巨編! 一九世紀末。

戦後犯罪史に残る凶悪犯に降された死刑判決。

宿敵・七瀬美雪に左眼を傷付けられ、死者の魂を見る力を失ってしまった八雲は自分の存在意義を見失い、失意の底に落ちてしまう。

「理想の当主になって頂きたいとは思わない」という衣更月の一言から、自分が“顔のない後継者”だと思い悩む花頴。

社会正義の名のもとに行われる暴力は、果たして許されるのか? 従兄妹を蹂躙した中学生たちへの復讐を誓う少年と、15歳で命を絶つまで彼の復讐に協力すると決めた少年。

刑事たちの執念の捜査×容疑者の壮絶な孤独――。犯罪小説の最高峰、ここに誕生! 東京オリンピックを翌年に控えた昭和38年。

Ｌ県正護市北区で起きた連続放火殺人事件に対処すべく、鳥越恭一郎ら捜査一課強行犯係の面々は、正護北署へと向かう。

学園祭間近の大学。しかし放火事件が頻発し、現場には必ず、鉢割れの黒猫の幽霊がいるという噂が。

スキー場に向かう中学生たちを乗せたバスが新潟県の山中で転落事故を起こした。

刑務所帰りの土橋が、老人ホームで起こした『大量殺傷事件』。

平穏だった家族が少年事件によって崩れていくさまを描く心理サスペンス。

どうしよう、お父さん、わたし、死んでしまう―。安藤の娘、加奈が学校で転落死した。

「売られた喧嘩は買う。わしの流儀や」建設コンサルタントの二宮は、議員秘書からヤクザ絡みの依頼を請け負った。

パワハラ上司の不正の証拠を掴みたい先輩社員康子とその片棒を担ぐハメになってしまった新入社員の松尾。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

この子と、幸せになりたいだけなのに―岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定している有名幼稚園へ見学に向かう。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

結婚おめでとう。大学時代、新婦とは一番の親友だった。

21年前の少女誘拐殺人事件の冤罪再審裁判に抜擢された期待の女性弁護士・松岡千紗。

口にフックをかけられてマンションの13階から吊るされた全裸死体と、子どもが書いたような稚拙な文章での犯行声明――。