ぬるくゆるやかに流れる黒い川



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初公開日(参考)2019年06月
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長編小説

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ぬるくゆるやかに流れる黒い川 (双葉文庫)

2021年09月09日 ぬるくゆるやかに流れる黒い川 (双葉文庫)

六年前、武内譲は無差別に二家族を惨殺し、動機を明らかにしないまま拘置所で自殺した。 遺族の栗山香那と進藤小雪は事件当時の武内と同じ二十歳になったとき再会する。 小雪は「事件をあらためて調べよう」と香那を誘う。 二人が真相を追うごとに気づかされるのは、世代を越え女性憎悪の感情で繋がる男の存在だった。 ミソジニー、女性憎悪の闇を追う長篇サスペンス。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

ぬるくゆるやかに流れる黒い川の総合評価:5.83/10点レビュー 6件。Dランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

ぬるくゆるやかに流れる黒い川の感想

「~ヘイト」っていうの、最近のよく耳にしますね。得体の知れないものへの怒りや苛立ちのぶつけ先が欲しいのですね。社会の歪みの中でどうやって自己を肯定し生きていくか、難しい世の中になって来ている気がします。。
特にオススメではありませんが、私にとっては、知らなかった負の歴史について目を向ける機会を与えていただいた作品でもありました。

はつえ
L7BVQMDY
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(1pt)

考え方が偏りすぎ

途中までは良かったが、女性への恨みが…
さすがにやりすぎで全く共感できない。
最後20ページくらいで読むのをやめた。

鵜頭川村事件もそうだが、理由が偏りすぎて途中で読むのがシンドくなる。
今回も同様なので、多分この作家は今後読まないと思う。

強引な理由すぎてついていけない。
ぬるくゆるやかに流れる黒い川 (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:ぬるくゆるやかに流れる黒い川 (双葉文庫)より
4575524980
No.4:
(2pt)

途中まではわかりやすかったけど

結構長い話でラストの方はもう何が何だかわからなくなってきた。もう少し短くぱっとまとめてほしかった。
2日くらいで集中して読み終えてたらもっと理解できてたかな。
ぬるくゆるやかに流れる黒い川Amazon書評・レビュー:ぬるくゆるやかに流れる黒い川より
4575241830
No.3:
(5pt)

引き込まれる作品

とてもおもしろかった
ぬるくゆるやかに流れる黒い川Amazon書評・レビュー:ぬるくゆるやかに流れる黒い川より
4575241830
No.2:
(3pt)

性の差別を問題にしたいお話なのかな。

同じ犯人に家族を残酷な殺され方で失った二人の同級生が、何年かして事件を起こした犯人について調べていくお話。
主な登場人物は少ないのですが、犯人の家系を遡っていくので、当時の関係者などかなりの人物がでてきます。一気に読まないと誰が誰だか解らないくらいのややこしさでした。
ただ、物語を読み進めるうえで、なぜ被害者家族の二人が今更そんなに犯人について家系を遡ってまで知りたいのかが共感できず、先へ先へと読みたい気持ちにはなれませんでした。昔の女性の差別とかそういうことを言いたいから、祖父やその前までと過去へと遡るのかな…?ちょっと展開が無理やり過ぎじゃないかなぁ…と違和感を覚えました。
ぬるくゆるやかに流れる黒い川Amazon書評・レビュー:ぬるくゆるやかに流れる黒い川より
4575241830
No.1:
(4pt)

たった100年前の日本にあったこと

二つの家族が惨殺された。鍵が開いていたから侵入した。女なら誰でもよかった、と無差別殺人の供述をした犯人・武内譲は、凶行の動機を明らかにしないまま、拘置所で自殺した。
遺族となった二人の少女は、平和な日々を理不尽に奪われ、「なぜ私の家族が殺されなければならなかったのか」という問いの答えを得られないまま6年が過ぎた。
大学生になり再会した香那と小雪は、前に進むため事件に向き合い、納得できる答えを見つけようと事件をあらためて調べることにする。その矢先、話を聞こうとしていた譲の叔父が何者かに殺害される・・・

譲が犯行に至った経緯を調べるにつれ次第に明らかになるのは、明治にまで遡る武内家の陰惨な過去。
序章に置かれ気になっていた、武内チヤという女性が明治44年に兄弟に宛てたカタカナ文字の手紙がここに至って意味を持ってくる。
「からゆきさん」として10歳にも満たない少女たちが東南アジアの娼館へと騙されて売られていった時代。しかし、家のために辛酸をなめた彼女たちがやっとの思いで帰りついた故郷は、どこまでも冷たかった。
時代に飲み込まれ、虐げられ、報われることなく命を落とした女たち。そんな女を売春婦と蔑み、憎悪する男たちの在り様。たった100年前の日本にあったことが描かれる。
一つの事件をとっかかりに、からゆきさんから女性蔑視、子供の虐待、「名誉男性」、女性憎悪と「インセル」まで、実に様々な問題を投げかけた作品は読み応え抜群で、世の中にはまだまだいろんな問題があるんだな~とため息。
これでもかというほどの憎悪と悪意のオンパレード。それでも、ほっと息が継げるのは、香那と小雪の強さだったり、共に事件を調べる警察官・今道の人柄の良さのおかげ。

終章に置かれた2通目のチヤから兄弟たちへの手紙は、チヤの悲惨な行く末を知った後では辛すぎて涙を誘うけれど、二人の娘がやっと前を向いて進みだす結末は爽やかでした。
ぬるくゆるやかに流れる黒い川Amazon書評・レビュー:ぬるくゆるやかに流れる黒い川より
4575241830



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