廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。

“嫁”の介護に不満を持つ老人(「寝たきりの殺意」)。豊胸手術に失敗した、不運続きの女(「シリコン」)。

現代医療では、安楽死の問題は避けて通れない。

現役の医師でもあり作家でもある著者が、満を持して取り組んだ 「悪い医者とは?」を問いかける感動の医療長編小説。

自分の死を暗示するような謎の言葉を遺し、37歳の若さで急死した医師・土岐佑介。

努力と競争を過剰にもてはやす「ネオ実力主義」が台頭し、働かないヤツは人間の屑、と糾弾される社会で、思いがけず病気になってしまった男。

神戸の住宅地での一家四人殺害事件。惨たらしい現場から犯人の人格障害の疑いは濃厚だった。

電車内で女子高生に痴漢を働いたとして会社員の武本が現行犯逮捕された。

老い衰える不安をかかえる老人と、介護の負担でつぶれそうな家族。

この男、 前代未聞のトンデモ作家か。

医者の診断ミスで妻を傷つけられた元新聞記者の松野は、“医療過誤”をテーマにしたノンフィクション執筆を思いつく。

介護施設「アミカル蒲田」で入居者の転落死亡事故が発生した。

ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。

創陵大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に啞然とした。

ミステリ作家の西野冴子は、ストーカー扱いされた挙げ句、殺人事件の犯人として逮捕されてしまうが、一切心当たりがない。

検事を辞して弁護士に転身した佐方貞人のもとに殺人事件の弁護依頼が舞い込む。

内閣総理大臣の肝いりで立ち上がった、凶悪がん治療国家プロジェクト・G4。

警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!? 警察不祥事のスクープ記事。

ガレージや車が燃やされるなど17件続いた放火事件。

医療費の高騰で病院に行けなくなる人が急増した日本。

認知症専門病棟の医師・三杉のもとに、元同僚で鳴かず飛ばずの小説家・坂崎が現われ、三杉の過去をモデルに「認知症小説」の問題作を書こうと迫ってくる。

主婦の小浜芳美は、新宿でかつての同級生、一柳貴和子に再会する。

2年後に死ぬとわかったら、あなたは何を想うでしょう。

世界的リゾートグループのパリ本社で激しい権力闘争に巻き込まれる松平貴子。

警察官を定年退職し、妻と共に四国遍路の旅に出た神場。

区役所に勤務する愛子は、同僚女子の陰口を聞いたことがきっかけで、たびたび「発作」を起こすようになる。

元東京高裁判事・静の女学校時代の同級生が、ある日、密室で死亡したーー。

二日酔いで目覚めた朝、寝室の床に見覚えのない女の死体があった。玄関には鍵がかかっている。

埼玉県の片田舎・神室町に幼稚園教諭として赴任した喜多嶋凛。

訳ありの顧客を抱えるVIP専門の警備会社・ブラックホークに、新しい依頼が舞い込んだ。

「しばらくの間でいい。

天才発明家の藤村が急逝した。芝野に事業再生家として歩むきっかけを与えた恩人だった。

大手総合商社テイゲンに、同社と旧ソ連の不適切な関係を指摘する文書が届いた。

認知症の父・茂一を施設から引き取ることを決めた矢部好太郎。家族の協力を得て自宅介護を始めるも、ままならぬことばかり。

「世界の終わりを見たくはないか――?」 絶望の先を描き切った衝撃作! 7年前、旭ヶ丘の中学校で起きた、クラスメイト9人の無差別毒殺事件。

ドラマ化決定の大人気シリーズ、最新刊です! 山中で死んでいた男の死因は、餓死だった。

7月1日東京・杉並。小学校の校門に男児の切断された頭部が置かれていた。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

家事と育児に追われる高村文絵はある日、中学時代の同級生、加奈子に再会。

5つの感動がここに。連作医療ミステリ! 諏訪野良太(すわのりょうた)は、純正会医科大学附属病院の研修医。

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。

不可抗力の事故で最愛の恋人を失った篠崎百代。彼女は復讐の為に、汐留のショッピングモールで無差別殺人を決意する。

大阪地検一級検事の不破俊太郎はどんな圧力にも屈せず、微塵も表情を変えないことから、陰で<能面>と呼ばれている。

雑誌連載が10本に減り大いに危機感を抱き、プロットが浮かばずブランデーをがぶ飲み。

恩師と向き合う悪徳弁護士・御子柴礼司。「贖罪」の意味を改めて問う、感涙のリーガル・サスペンス。

口にフックをかけられてマンションの13階から吊るされた全裸死体と、子どもが書いたような稚拙な文章での犯行声明――。

昭和63年、広島。所轄署の捜査二課に配属された新人の日岡は、ヤクザとの癒着を噂される刑事・大上とコンビを組むことに。

毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。

母は死に、父は人を殺した――。

この悪女、制御不能! シリーズ累計12万部突破の大ヒット作、待望の文庫化! 巧みな話術で唆し、餌食となった者の人生を狂わせる―― 稀代の悪女・蒲生美智留が世間を震撼させた凶悪事件から三年。

人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。

「流されるままに生きればいい」。小さな診療所を始めた医者・桐子は患者に余命を受け入れる道もあると言い切る。

「6,000万円ぐらい、命の値段としては高くもないだろう」 外科医の才所准一は、大阪で海外富裕層向けの自由診療クリニックを運営している。

報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。

誘拐×時効、二度敗北した静岡県警。三度目の機会は、ないはずだった。

優しかった兄が、三人もの自殺志願者を殺めた――。世間から極悪人と糾弾される村瀬真也。