【原田マハ】
たゆたえども沈まず
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ニューヨーク近代美術館のキュレーター、ティム・ブラウンはある日スイスの大邸宅に招かれる。
ジヴェルニーに移り住み、青空の下で庭の風景を描き続けたクロード・モネ。その傍には義理の娘、ブランシュがいた。
ニューヨーク、国連本部。イラク攻撃を宣言する米国務長官の背後から、「ゲルニカ」のタペストリーが消えた。
もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください―。きっかけは絵馬に書いた願い事だった。
結婚を直前に控え、太平洋戦争終結直後の沖縄へ軍医として派遣された若き医師エドワード(エド)・ウィルソン。
勤務先の美術館に宅配便が届く。差出人はひと月前、孤独の内に他界した父。
39歳独身の歩は突然会社を辞めるが、折しも趣味は映画とギャンブルという父が倒れ、多額の借金が発覚した。
「日本に美術館を創りたい」。その夢を追いかけ、絵を一心に買い集めた男がいた。
東京・神楽坂の老舗料亭「吟遊」で修業をしていた紫紋は、料亭で起こった偽装事件を機にすべてを失った。
まじむの事業計画は南東東島のサトウキビを使って、島の中でアグリコール・ラムを造るというものだ。
パリ、NY、東京。世界のどこかに、あなたが出会うべき絵がきっとある。
ニューヨークの中心、マンハッタンに存在し、1920年代から「ザ・モダン」と呼ばれたモダンアートの殿堂。
売れないアラサータレント「おかえり」こと丘えりか。唯一のレギュラー番組が、まさかの打ち切り…。
「ワぁ、ゴッホになるッ!」1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。
いつか終わる恋をしていた私。不意の病で人生の選択を迫られた娘。
アメリカ留学帰りの去場安のもとに、伊藤博文から手紙が届いた。
「なんだか、硬いね」ベッドで恋人が乳房の異変に気づいた。仕事と恋を謳歌する咲子の人生に暗雲が翳る。
ゴッホもこんなふうにパンをかじりながら、サン=レミからパリへと戻ったのかもしれない。
1954年、イギリス人陶芸家バーナード・リーチが大分の焼き物の里・小鹿田を訪れる。
東京でインテリア・アートの販売員をするOL、真紅。仕事に挫折し、母親の待つ故郷に帰るべきではないかと悩んでいたある日。
ファッション雑誌編集者の藍は、ある日ゴールデンレトリバーのリラを飼うことになった。
美術(アート)という名のタイムカプセルが、いま、開かれる――。
ジャクソン・ポロック幻の傑作「ナンバー・ゼロ」のオークション開催が迫る香港。
売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」。
詩帆17歳の誕生日デートは岡山の「大原美術館」、ピカソ〈鳥籠〉のまえ。それからふたりはいつも一緒だった。
道ばたでないていた子犬の「ぼく」を、みくちゃんって女の子が拾ってくれた。ぼくの新しい生活がはじまった。
1995年、神戸市長田区。震災で両親を失った少女・丹華は、兄妹とともに医師のゼロ先生に助けられる。
島を愛する旅人の純子と、故郷の沖縄を出て東京のキャリアウーマンとして生きる成子。
パリのオークション会社に勤務する高遠冴の元にある日、錆びついた一丁のリボルバーが持ち込まれた。
ある日現われたおしゃれな転校生ビートは、イジメられっ子犬田のファッションを大改造して一躍クラスの人気者に。
氷野照明に勤める奈良瑛子が近所で見つけたのは、カフェ・ルーズという小さな喫茶店。
大学時代の同級生で十四年ぶりに再会したハグとナガラ。転職、別離、介護…人生の折り返し点を前にした、女ふたりの旅物語。
ごめんくださいまし──。宝永七年の初夏、下野北見藩・元作事方組頭の家に声が響いた。
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
おしゃれして、好きなインテリアで部屋を飾って、(ブラックだけど)アパレル勤務 みきは憧れの〈女子的生活〉を謳歌していたが、ある日、マンションの部屋の前に不審な男が。
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広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性ユカリと出会う。
婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。
ホテル・コルテシア東京のフロントクラーク山岸尚美と、警視庁捜査一課の新田浩介。
毎日が黄金に輝いていた12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。