「あなたに、悪夢を」 ――火村英生シリーズ、最新長編登場! 「俺が撃つのは、人間だけだ」 彼は、犯罪を「狩る」男。

本邦初訳の表題作をはじめ初期の珠玉作9篇を収録。

ニューヨークで夢破れたダンサーのブリッキー。孤独な生活を送る彼女は、ある夜、挙動不審な青年クィンと出会う。

妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。

ニューヨークの聖アンセルム・ホテルの913号室で、一人の男が飛び降り自殺した。

推理作家・有栖川有栖は、盟友の犯罪学者・火村英生を、敬意を持ってこう呼ぶ。「臨床犯罪学者」と。

ニューヨークの踊り子が連続殺人鬼に立ち向かう表題作など名篇5作のほか、本邦初訳3篇を新訳で贈る決定版短篇集。

ミステリ短編の魅力を存分に味わえる、アイリッシュの作品集成第6巻。

戦後のわが国に紹介されたミステリ作家のなかで、もっとも広く歓迎されたサスペンス・スリラーの第一人者ウィリアム・アイリッシュの傑作の粋を集めた待望の短編集。

衆人環視のなかを逃げだして姿をくらました黒豹は、アメリカからの一女優の旅興行の宣伝のために連れてきたものだった。

ジュリーと呼ばれた女は、見送りの友人にシカゴへ行くと言いながら、途中で列車をおりてニューヨークへ舞い戻った。

日比野浩光は山奥で迷子になり、やっと明かりのついた家を見つけた。

ショックを受けたタウンゼントは記憶喪失症から回復した。しかし、三年の歳月が彼の頭の中で空白になっていた。

アポロンのように美しい少年、と噂される連続通り魔事件の容疑者。お笑い芸人志望の若者達の悲劇。

昔の男に恐喝された女の窮地を繊細に描く表題作ほか、暗い雰囲気が漂う屈指の名作「妄執の影」など中期以降の傑作6篇に、本邦初訳2篇を収録する。

一台の車が海に落ち、中から男性の遺体が発見される。

ボーレンスフルトの閘門で、全裸女性の絞殺死体が見つかった。

「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」―臨床犯罪学者・火村英生のもとに送られてきた犯罪予告めいたファックス。

之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。

ストックホルム中央の公園で女児の死体が見つかった。彼女は前年、不審な男に話しかけられ、警察に証言を残していた。

殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。

夏休みに入った刑事マルティン・ベックにかかってきた一本の電話。「これはきみにしかできない仕事だ」。

戦後のわが国に紹介されたミステリ作家のなかで、もっとも広く歓迎されたサスペンス・スリラーの第一人者ウィリアム・アイリッシュの傑作の粋を集めた待望の短編集。

名探偵エラリイ・クイーン、最大の事件の幕が開く。

スウェーデン発、警察小説の金字塔シリーズ・第四作! ラーソン警部の目の前で、監視中のアパートが爆発した。

とある社長邸のパーティに招かれた推理作家・有栖川の目前で毒殺事件が発生!邸内にいた10人の中でグラスに毒物を混入できたのは誰か、そして動機は…。

生まれてから死ぬまで、運命のすべてが記されているという「アガスティアの葉」。

捜査への情熱をすっかり失っていたコペンハーゲン警察のはみ出し刑事カール・マークは新設部署の統率を命じられた。

英都大学に入学したばかりの一九八八年四月、ある人とぶつかって落ちた一冊――中井英夫『虚無への供物』――が、僕、有栖川有栖の英都大学推理小説研究会(EMC)への入部のきっかけだった。

雪の予感がする早朝、小さな村から異変を告げる急報が入った。駆けつけた刑事を待っていたのは、凄惨な光景だった。

住宅建設地で発見された、人間の肋骨の一部。事件にしろ、事故にしろ、どう見ても最近埋められたものではない。

「判決は、全員死刑。命をもって罪を償ってもらいます」 伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」に招かれた10名の男女。

雨交じりの風が吹く、十月のレイキャヴィク。北の湿地にあるアパートで、老人の死体が発見された。

夏の休暇を楽しみに待つヴァランダー警部。そんな平和な夏の始まりは、一本の電話でくつがえされた。

夫はいつも彼女を「天使の顔」と呼んでいた。彼女を誰より愛していたのだ。

巨匠J・D・カーに憧れ、自ら密室殺人を企てる青年。クイーン顔負けの論理で謎を解く老人。

美貌の資産家リネットと若き夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。突然轟く一発の銃声。

人里離れたリゾート地で、元女優が白昼堂々と命を奪われた! 犯人は滞在客の中にいる。

婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。彼女の出現でロディーが心変わりをし、婚約は解消された。

大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ…」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きは闇を漂い、やがて死海の方へ消えていった。

ポアロの旧友スペンス警視は、マギンティ夫人を撲殺した容疑で間借人の男を逮捕した。

たまたま行き着いた、その駅に存在しないはずの地下3階は、異世界への入口だったのか?名作の誉れ高い表題作をはじめ、独特の温かさ、優しさ、ユーモアを内包するファンタジックな短篇群を収録。

アンカテル卿の午餐に招かれたポアロは、少なからず不快になった。

名探偵ポアロは偶然から、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。

「あの家のこの部屋は……密室、だったんです」 持ち主が悲惨な死を遂げ、今では廃屋同然の別荘〈星月荘〉。