(短編集)

ジョン・ディクスン・カーを読んだ男



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初公開日(参考)2007年09月
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ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)

2007年09月01日 ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)

巨匠J・D・カーに憧れ、自ら密室殺人を企てる青年。クイーン顔負けの論理で謎を解く老人。身に覚えのない手紙を受け取ったアメリカ在住のワトスン。ユーモラスな結末の表題作をはじめ、「エラリー・クイーンを読んだ男」、「コナン・ドイルを読んだ男」等、ミステリへの深い愛情とあざやかな謎解き、溢れるユーモアで贈る“~を読んだ~”シリーズ全十一編。付録として,チャールズ・ディケンズの愛読者が探偵として事件に挑む「うそつき」等三編を収録。EQMMの常連作家ブリテンによる、珠玉のパロディ群をご堪能あれ。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

ジョン・ディクスン・カーを読んだ男の総合評価:9.00/10点レビュー 6件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

意外に面白かった

読みやすい。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ジョン・ディクスン・カーを読んだ男の感想

ミステリの巨匠と呼ばれる人たちの作品をもじった、パロディーとも云える作品を集めた短編集です。自分は読んでいて単純に楽しめました。好きな作家のオマージュとも見える内容で各編とも読んでいてニヤリとすること請け合いです。
個人的に一番面白かったのは、チャールズ・ディケンズの愛読者が探偵として事件に挑むとして書かれた「うそつき」でした。話の内容が「ン?」と思っていると、まるで違う見方から事件の本質が分かり主人公の頭の冴えにびっくりしました。
このネタは今でも十分使える内容で、多分いろんなバリエーションで多くの作家が書かれているだろうなと思います。つまり一つの方程式ですね。解説にも登場する有名作家のエピソードが詳しく書かれていてお宝情報が満載です。
今読んでも色あせた感じのない新鮮さがあり、良く出来たパロディー集として楽しめる一冊です。

ニコラス刑事
25MT9OHA
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4:
(5pt)

懐かしい

これ中学生くらいの時何気なく読んで面白いと思った作品。まさかこの歳になって巡り会えるとは思わなかった。
ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)より
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No.3:
(5pt)

ファン心理の機微を捉えた、軽妙洒脱なパロディ集

◆「ジョン・ディクスン・カーを読んだ男」
  エドガー・ゴールドは、叔父から遺産は一文もやらないと告げられる。
  カー作品の愛読者であるエドガーは、カーが使うような密室トリックを用い、
  叔父が遺言状を書きかえる前に、彼を殺害しようと企て、煙突の掃除をし、
  白シャツ、白ズボンを用意する……。
  倒叙形式の《密室》もの。
  エドガーが仕掛ける密室トリックは至ってシンプルではありますが、なかなかに巧妙。
  また、カーの密室講義では除外されていた煙突脱出をあえて用いるところに
  病膏肓に入ったファン心理が窺え、思わずにやりとさせられてしまいます。
  作中で、折に触れてカー作品の特徴について言及されるため、万一、
  カーを知らない人でも置いてけぼりにされることはありませんが、
  逆に、ネタバレになっているところもあるので、気にする方は
  注意してください(『火刑法廷』の結末に触れています)。
  まあ、本書を手に取るような方には、釈迦に説法だと思いますが(w
 
ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)より
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No.2:
(5pt)

昔懐かしい名探偵に再会する同窓会のような短編集。

古き良き探偵小説をこよなく愛した米国作家ブリテンの『〜を読んだ〜』シリーズ他全14編を収録した日本独自編纂の初短編集。本書は黄金時代の巨匠達が産みだした作品や名探偵を、彼らを愛するファンがそれぞれに真似をして推理するという趣向の物語を集めています。カー・クイーン・スタウト・クリスティ・ドイル・チェスタトン・ハメット・シムノン・クリーシー・アシモフと、野球で言うならばオールスター・ゲーム並みの超豪華なラインナップです。
カーを見習った密室殺人に挑戦しながら最後にしくじる青年、クイーンの論理的推理で窃盗事件の謎を解く老人、チェスタトンのブラウン神父の逆説で自殺者の名誉を挽回する人情神父、クリスティのポワロの如き灰色の脳細胞で奇妙な若者達の起こした事件を解き明かす少年、シムノンのメグレ警視のように人間の内面を洞察する手法を使って犯罪者の正体を暴く運送業者etc。
シリーズ外の3編も本格推理の醍醐味を味わえる好短編揃いで、非常にクオリティの高い一冊と言えるでしょう。少しだけ気になるのは、全体的にワード・パズルの占める割合が若干高い点ですが、何れも洒落たセンスが感じられる解決となっていますので、まあ良しとしましょう。本書を読むと、シリアスな現代ミステリーも良いけれど、たまには昔熱く胸をときめかせた探偵小説を読み返してみるか、という懐かしい感慨が強く込み上げて来ると思います。まるで同窓会のような気分で素晴らしい推理の饗宴を、どうぞお楽しみ下さい。
ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)Amazon書評・レビュー:ジョン・ディクスン・カーを読んだ男 (論創海外ミステリ)より
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No.1:
(5pt)

よくぞ出版していただいた。

この作家をサンテッスン編『密室殺人傑作選』で知ってから、三十余年。
ついに単行本として読める日が来たかと、それだけで感激。
邦訳で読めること自体に意義があるという意味での星5つ。
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