恐怖



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    初公開日(参考)1982年08月
    分類

    長編小説

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    恐怖 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-3)

    1982年08月31日 恐怖 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-3)

    ※あらすじは登録されていません



    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

    恐怖の総合評価:6.50/10点レビュー 2件。Cランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (7pt)

    この“恐怖”は解る

    実にウールリッチらしい佳作。
    結婚を間際に控えた花婿が一夜の情事から他の女と遊んでしまう。これが彼にとって破局の始まりだった。その後彼女は彼をゆすり続け、とうとう彼は逆上し、首を締めてしまう。そしてそれから見えない警察の魔の手を恐れるようになり、辺鄙な街へ移り住んでは新たに現れる彼を取巻く不信な人物達に彼を捕まえに来た警察の一派だという見えない恐怖の手に絡まれていく。

    この恐怖は私にも判る。何も事なきを得て人生を重ねてきた者や犯罪めいたことが日常茶飯事として起きている者にとってはわからないかもしれない。
    人は何がしか社会の中で匿名性を求める。それで安心を得ているのだが、一度普通人のレールを外れると実はもうかつてのようには戻れなくなる。その事は今後も心に澱のように溜まり、折に触れ想起されるのだ。安定を求めるが故、侠気に走る主人公マーシャル。エリート街道を進む人間の脆さがここに描かれている。

    最後のエピローグはウールリッチ特有の皮肉だ。しかし、この物語はウールリッチでなくても誰かが紡いだ話である。しかし題名は秀逸。
    そう、誰もが何がしかの“恐怖”を抱き、生きているのだ。それに打ち勝つ者もいれば打ちひしがれる者もいる。それが人生なのだ。

    Tetchy
    WHOKS60S
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    No.1:
    (3pt)

    もうひとひねりほしかったが

    ストーリーにもうひとひねりあるかと思ったが、意外とあっさり終ってしまう。主人公の恐怖も単なる思い過ごしに思えて、エピローグの結末も何となく予見できてしまう。サスペンスものとしての面白さは期待したほどではない。だからといって読む価値がないかというとそうではない。この本のクライマックスは突然引越しを言い出した夫の不審をなじる妻の必死の訴えのシーンである。愛する女性を裏切るとはどういうことなのかを如実に表した出色の出来栄え。
    恐怖 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-3)Amazon書評・レビュー:恐怖 (ハヤカワ・ミステリ文庫 10-3)より
    4150706034



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