狙った獣
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資産家の遺産相続人であるヘレンを悩ませる電話。それは、彼女と旧知の仲のエヴリンからの意味不明の内容だった。ヘレンは馴染みの投資コンサルタント ブラックシアに、エヴリンの動向を探るよう依頼する。 ブラックシアがエヴリンの行方を追ううちに、実はヘレンの弟ダグラスの離婚した妻だったことが判明する。これが実に不可解。顔見知り程度の間柄だったはずが、ヘレンとエヴリンはよく知る仲だったのだ。 エヴリンの狙いは何なのか。何故、ヘレンはエヴリンとの関係に口をつぐんでいたのか。 ブラックシアの探索が進むうち、ダグラスの自殺未遂からの事故死、そして、エヴリンとといかがわしい関係をもつ写真家ティローラ殺害事件が立て続けに発生する。 不可解極まりない人間模様が描かれていく。本筋の枝葉の部分で、ちらりと登場する人々の心のあやが良いアクセントになっている。 真相が判明するくだりで、ここまで抱えてきた違和感が、スカっと払拭される。なるほど、本作品は、どんでん返し心理サスペンスだったのね。 【MWA賞】 | ||||
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若い資産家で内向的な女性、ヘレンのもとに電話がかかってくる。エブリンと名乗る女性は、あなたは覚えてないかも知れないけど、私は覚えてる、と呪いの言葉をヘレンに流し込む。 いったい、エブリンは何が目的?ヘレンの過去には何があったのか?どんな事件が起きるのか? という切り出しのスリラーです。以前、ロス・マクドナルドの「さむけ」を読んで面白かったので、彼の妻であるマーガレット・ミラーの本書を読んでみました。本書も「さむけ」に負けず劣らず推理小説分野においては高い評価の作品だけあって、ヘイトの権化みたいなエブリンが何をやらかすのか?いったい何者なのか?というところで興味を引き立てられながら楽しく読めました。 女流作家だけあって、ドロドロとした女の嫉妬や妬みが上手く描かれていますが、まあ、好みの問題ですが、私にとっては全体的に陰鬱すぎました。リュー・アーチャーも心の傷口を描くテイストなので、さすが、似たもの夫婦ですね。 | ||||
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話の内容どうのこうのいう前に、とにかく暗くてひねくれていて、救いようがないです。 もちろん、登場人物の一人や二人はそうでも当たり前ですが、ほぼ全員がそんな感じで、数頁読んだだけで、挫折しました。 かなり好みが、はっきり別れると思います。 | ||||
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出張時に念のための一冊として持参。こういうのは道中で読み終わることはまずないのですが、本書はラウンジで読み始めて、機内で珍しくも読み終えました。ひたひたじわじわと怖さ、そして人間存在の哀切さが、頭の中を占領してくる一冊で一気読みでした。五十嵐貴久氏の「リカ」シリーズやテネシー・ウィリアムス、アーサー・ミラーなどの手になる米国戯曲群が何故か思い浮かびましたね。 | ||||
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気力のないときに読むと邪悪な力に引きずり込まれそうな作品。 邪悪な加害者とそれ以上に邪悪な被害者。 でも、なぜか哀れを誘う人たち。 読み終えると、憐れさが心に残る。 マーガレット・ミラーの作品は2冊目だけど、巧みに誘導されて、最初から分かっていたはずのことから目をそらされる。 術中にはまるのもまたいい。 | ||||
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