(短編集)
もう探偵はごめん
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7編の短編を収めた短編集です。ウールリッチの様々な傾向の短編の中からバランス良く選ばれており、彼の作風を知りたい人には格好の入門書ですが、その中からある作風を気に入ったとしても、同傾向の作品が他にないところが玉にきずです。個人的には、ニューヨークで挫折する若者たちを描いたセンチメンタルな「バスで帰ろう」(創元推理文庫にも収録)や信頼していた人への信頼が崩れる悲しみを描いた表題作「もう探偵はごめん」が特に気に入っています。他には、特に叙情を交えず、犯罪者の企みと失敗を描いた「札束恐怖症」、ホラー小説的な色彩を持つ「モンテズマの月」などが注目に値すると思います。 ラストに収録されている「黒いリズム」はブードゥー教の音楽をレパートリーに取り入れたジャズ楽団リーダーの物語ですが、後の長編「死はわが踊り手」の元となった作品だと思われます。 | ||||
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しっかり落ちのあるプロらしい短編集。時代を感じさせるが、まだまだ楽しめる。しゃれた都会的な作品群。 | ||||
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甘く柔らかく、苦くて硬い。ウールリッチ独特の雰囲気のただよう(これは訳文の力もあるのでしょうが)7作を収めた短編集。 収録作は「札束恐怖症」「もう探偵はごめん」「バスで帰ろう」「歌う帽子」「おまえの葬式だ」「モンテズマの月」「黒いリズム」の7作。 実際には絶対に無理だろうという方法で依頼人を救う弁護士の話「札束恐怖症」、友人にかかった殺人の嫌疑を晴らそうとはじめた調査で明らかになる意外な真実「もう探偵はごめん」、有名長編の元となった短編で、どちらも内容・結末は同じなのですが、短い分だけキレの良さとタイムリミットまでの緊迫感は長編より上の「バスで帰ろう」(その分、夜の闇のジットリとした重さまで感じれるくらい濃密に書き込んであって、ウールリッチらしさという点では長編のほうが上です)など、どれをとってもおもしろい。 ウールリッチの短編はハズレが少なくて安心して読めますよね。 | ||||
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