(短編集)
非常階段
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その昔、小学校低学年のときにあかね書房の少年少女世界推理小説で読み、強烈な印象を受けた表題作。 本書を購入、何十年ぶりかで本書を購入、懐かしく読み返した。 真夏の深夜、殺人事件を目撃した少年の恐怖、古いアパートメントの屋上に敷き詰められたタールの質感も伝わってくるような情景描写は記憶のままだ。 独特のサスペンスとスリルは強烈なウールリッチ・ワールド。 全7篇が収められているがどれも昭和を感じる訳文に味がある。 懐かしかった。 | ||||
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収録されている7編のうち特に印象に残ったのは「ぎろちん」「眼」 「非常階段」だ。「ぎろちん」では、死刑を執行される側とする側 2人の男が描かれている。執行時間に間に合うように行かなければ ならない男だが・・・。まるで時計の針の音が聞こえてくるような 迫力があった。「眼」では、動けなく声も出せない一人の女性の 恐ろしい体験を生々しく描いている。何が起こるのか分かっているのに 知らせる方法がない!その女性のもどかしさ、くやしさ、悲しさが、 ひしひしと伝わってくる。「非常階段」では、うそつき少年バディが 殺人犯に狙われ追い詰められていく様子が、すごくよかった。緊迫した 状況を、作者は見事に描いている。そのほかの作品も面白かった。 バランスの取れた短編集で読後も満足♪ | ||||
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まさに傑作短編ばかり。別冊とはいえ、これを読んで初めてウールリッチ短編集は完結するのだとしみじみ思う傑作揃い。 「天使の顔」「非常階段」といった、ウールリッチらしい設定のものも、「セントルイス・ブルース」や「眼」といった特異な設定(事件の目撃者が盲目であったり、全身不随であったり)のもの、どれも非常に良い作品。さすがに翻訳も素晴らしい。甘美な訳というのはぴったりした言い回しである。 個人的に好きなのは「ぎろちん」。 | ||||
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