金曜日ラビは寝坊した
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クレイグ・ライスという作家はこれまで読んでいなかったが 丸谷才一の書評で知った | ||||
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1964年に始まったラビ・スモール・シリーズの第1弾。本作はケメルマンにとっても最初の長編で、発表当時から評判になり、アメリカの批評家アンソニー・バウチャーには「最近で最も重要な探偵の登場」と賞賛された。バーナード・クロッシングという地方都市のユダヤ人居住区で起こる事件をラビ(ユダヤ教の律法学者)がタルムードで使う論法を応用して解決するという設定は、チェスタートンのブラウン神父に似通う。なにかの事件をきっかけに動揺する地域社会を描くという手法は、アメリカではともかく日本の読者に受けないのではないか、と評論家の植草甚一は考えていたが、私には面白かった。 前半では事件が起こらない。もうじき1年の任期がすむという若いラビ、デーヴィッド・スモールに対して、大多数はもっと威厳のあるラビを迎えたいという状況が描写される。読書家の若いラビは木曜に届いたたくさんの本に読みふけって夜更かしをし、翌朝は寝坊してしまう。そこへ教会の近くで女の絞殺死体が発見され、捜査に応じたラビは自分が容疑者とされているのに気づく。 | ||||
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1964年に始まったラビ・スモール・シリーズの第1弾。本作はケメルマンにとっても最初の長編で、発表当時から評判になり、アメリカの批評家アンソニー・バウチャーには「最近で最も重要な探偵の登場」と賞賛された。バーナード・クロッシングという地方都市のユダヤ人居住区で起こる事件をラビ(ユダヤ教の律法学者)がタルムードで使う論法を応用して解決するという設定は、チェスタートンのブラウン神父に似通う。なにかの事件をきっかけに動揺する地域社会を描くという手法は、アメリカではともかく日本の読者に受けないのではないか、と評論家の植草甚一は考えていたが、私には面白かった。 前半では事件が起こらない。もうじき1年の任期がすむという若いラビ、デーヴィッド・スモールに対して、大多数はもっと威厳のあるラビを迎えたいという状況が描写される。読書家の若いラビは木曜に届いたたくさんの本に読みふけって夜更かしをし、翌朝は寝坊してしまう。そこへ教会の近くで女の絞殺死体が発見され、捜査に応じたラビは自分が容疑者とされているのに気づく。 | ||||
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ディーンの言う通り確かに描写は上手いですね。 余談ですが、ユダヤ差別に関することを扱った作品だと思って期待していたのですが違いました。 それに、後半は読むのが苦痛で、前半後半の長ったらしい会話が鬱陶しかった。 本格推理小説は好みではないので余計にそう感じられたのかもしれないし、主人公やヒロインに感情移入出来なかったのも原因だろうと思います。 私は申し訳ありませんが本格推理小説に精通していないので適確な答えを導けない。 ですが、これを読んでからディーンの勧める小説は全て読もうとは思わなくなりました。実際ディーンの紹介している作品は古い作品なので、今になっては時代遅れの作品があることも有り得るわけですしね。 ただ、翻訳は相当酷いですね。この翻訳者が翻訳した本は二度と読みたくないです。幾ら読み返しても理解できない文がありました。理解出来ても推測の域を越えられませんでした。 [全翻訳者に告げます。あんたらは''お金″貰っていることを自覚しろ。最後の一行まで明晰な翻訳する気力が無いなら、その本は翻訳するな! あるいは翻訳家になるな!] | ||||
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ユダヤ社会の様々なもめ事を仲裁するラビを「名探偵」に据えることで、本格ミステリで問題になりがちであった「名探偵」が存在する社会的必然を巧みに作品と調和させた、今なお色褪せない名作ミステリ。 本格ミステリとしての素晴らしさに加え、ユダヤ人社会の抱える問題点、ユダヤ教の特徴が活写されているので、異文化を生き生きと描いた小説としても楽しめる。シリーズが進むにつれユダヤ文化の描写に比重が注がれるので、本格に興味を持たない人も是非続刊を読まれることをオススメしたい。 | ||||
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