月曜日ラビは旅立った
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テレビの推理ドラマが、たまに"特番"で、探偵役がどこかへ旅行するという筋書きがあったりしますが、それと同じに、 "ラビ·シリーズ"のラビも、古巣バーナード·クロッシングを飛び出して、ユダヤ教の聖地エルサレムヘ。 ……そして、やはりテレビの2時間ドラマみたいに、"事件"に巻き込まれる。 ……まあ、推理小説の主人公の"宿命"でしょうが……。 そして、この"ラビ·シリーズ"の例に漏れず、本文355ページの、324ページまでは、犯人が誰か、匂わせもしないで、最後の31ページで、謎が解き明かされます。 また、作者の正確で丁寧な観察眼を通して、アメリカ及びイスラエルのユダヤ人社会の、風俗·慣習が描かれていたり、精緻な人物描写がされていて、単に推理小説としてだけではない面白さがあります。 "ラビ·シリーズ"は、全て日本では絶版になっているので、アマゾンで手に入る古本は、プレミアがついて、かなり値が張るのが現状です。 他の推理小説を出版するより、このシリーズを再版してほしいです。 | ||||
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1964年に始まったラビ・スモール・シリーズの第4弾。ラビ(ユダヤ教の律法学者)がタルムードで使う論法を応用して解決するという設定と、地方のユダヤ人コミュニティーの複雑にからみ合う人間関係が事件の背景や伏線になっているのが特徴である。 ところが今回の舞台は、ラビ・スモールの教会があるバーナード・クロシングではなく、何とエルサレムである。前作の最後で暗示されていたように赴任して6年目になるラビは、長期の休暇を取り、地元のしがらみから離れて自分の聖職者としての立場を見直そうとする。ラビとその家族が滞在する聖地は、観光客がごった返し、アラブ・ゲリラによる爆弾テロも頻発していた。そんななか爆弾を使った殺人事件が近所で起き、その容疑者として最近知り合った人物の息子に容疑がかけられる。 ラビの推理が意外な犯人を捜し出すことになるのだが、謎解きとしての面白さよりも1970年代のエルサレムでの生活や風俗の描写、デヴィッド・スモールの代理を勤めるラビ・ドイッチの挿話を楽しむ読者もいただろう。 | ||||
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1964年に始まったラビ・スモール・シリーズの第4弾。ラビ(ユダヤ教の律法学者)がタルムードで使う論法を応用して解決するという設定と、地方のユダヤ人コミュニティーの複雑にからみ合う人間関係が事件の背景や伏線になっているのが特徴である。 ところが今回の舞台は、ラビ・スモールの教会があるバーナード・クロシングではなく、何とエルサレムである。前作の最後で暗示されていたように赴任して6年目になるラビは、長期の休暇を取り、地元のしがらみから離れて自分の聖職者としての立場を見直そうとする。ラビとその家族が滞在する聖地は、観光客がごった返し、アラブ・ゲリラによる爆弾テロも頻発していた。そんななか爆弾を使った殺人事件が近所で起き、その容疑者として最近知り合った人物の息子に容疑がかけられる。 ラビの推理が意外な犯人を捜し出すことになるのだが、謎解きとしての面白さよりも1970年代のエルサレムでの生活や風俗の描写、ラビ・スモールのエルサレムへの感想を楽しむ読者もいただろう。 | ||||
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