ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。

観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む気丈なおばあさん、杉浦草。

コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の近くに、ライバル店「つづら」が開店した。

勤め先は倒産、泊まったホテルは火事、怪しげな新興宗教には追いかけられ…。

海に臨むヴィラ・マグノリア。その空き家になった一棟で、死体が発見された。

紅雲町にある五軒だけの小さな商店街「ヤナギ・ショッピング・ストリート」。

街中で喪服姿の妻を見かけ不審を抱いた慎一は、弔われた故人の名が、結婚前の妻と同じ「斉藤響子」だったことを知る。

念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。

少女たちはどこに消えたのか？ 家出中の女子高生ミチルを連れ戻す仕事を引き受けた私は、彼女の周辺に姿を消した少女が複数いることを知る。

仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた! ミステリ専門店でバイト中の女探偵葉村晶は、元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。

「兄貴は無実だ。あたしが証明してやる!」誕生日と夏休みの初日を明日に控え、胸弾ませていた中学生の渚。

月刊社内報の編集長に抜擢され、若竹七海の不完全燃焼ぎみなOL生活はどこへやら。慣れぬカメラ片手に創刊準備も怠りなく。

葉崎FMで放送される「みんなの不幸」は、リスナーの赤裸々な不幸自慢が人気のコーナーだ。そこに届いた一通の投書。

一戸建てを二人でシェア、料理さえ作れば家賃はタダ。そんなおいしい話を見逃す手はない―。

凶悪な死刑囚に届いたファンレター。

中学生の望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。けれど周囲では次々と事件が発生し、2人暮らしの日々は何かと騒がしい……。

長野県警から警視庁へ出向中の御子柴刑事。おおむね平穏な生活を送っていたものの、暮れも押し詰まってから次々と事件が発生。

尾行中の老女梅子が怪我をさせたミツエの持ち家のアパートに住むことになった晶。

葉崎半島の先、三十人ほどの人間と百匹以上の猫がのんきに暮らす通称・猫島。

一年前のあの日、香映は自殺してしまった。何の前触れもなく。

100匹を超える猫と、息つく間もなく起こるトラブル。“猫島”にひとりのおまわりさんは、今日もてんてこまい。

ある時、センコーがアタシらを見てこう言った―「プラスとマイナスとゼロが歩いてら」。

「思わずスープが食べたくなる」と評判のスープ・ミステリー、第2弾です! 東京のとある場所で、早朝のわずかな時間に、ひっそりと営業しているスープ屋しずく。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。

撮影時点の四年前に亡くなっていた同級生が写りこんだ古い写真。

待望の動物園ミステリーシリーズ第3弾! 『戦力外捜査官』で人気急上昇中の著者書き下ろし、動物園ミステリー第三弾! 事件の鍵はフワフワもこもこ愛されキャラのあの動物

「お弁当ぐるぐる」(『赤い糸の呻き』所収)から生まれた、音無警部(←ぬいぐるみ好き)&則竹女史(←音無にぞっこん)コンビが活躍する、ユーモア本格推理。

有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。

渋谷猿楽町署内で奇妙な事件が発生。

夫の刺殺容疑で逮捕された美人ピアニスト。

『病気、至急連絡されたし。』――冬の夜、僕の許に届いた差出人不明の電報。

20年前ほど前の連続殺人事件<ハッピーデー・キラー>以来、事件も事故もめったにないのどかな町――だったはずの辛夷ヶ丘で、悪徳(?)警察官の砂井三琴は今日も大忙し。

フリーライターの寺坂真以が仕事場代わりにしているファミリーレストランには、名探偵がいた。

平凡なサラリーマンの「ぼく」こと海老野が勤める会社の近所に、突如できた小さな美術館。

シリーズ最大の強敵!?　殉職オヤジ刑事の魂が宿るあみぐるみのクマと、心ならずも探偵業を続ける和子の前に、イケメン占い師が現れ……。

No.1ホストのジョン太は店を休みがちで、いまいち歯車のかみ合わないインディゴ。

ミステリ作家やミステリファンに熱い支持を受ける“葉村晶”が帰ってきた──！ タフで不運すぎる女探偵・葉村晶。

海に臨む庭園での老女の自殺、所轄署のクラスター騒ぎ、老人ホームを巡る不穏な噂、幼稚園児身代金誘拐――総勢15名以上の住民の物語がパッチワークのように交錯する。

牧野ひよりは憧れの刑事になったが、毎日雑用ばかり。

手のひらサイズの物語はいかが? 切なかったり、幸せだったり、恐ろしかったり、美しかったり――あらゆる物語の楽しみが、ここにあります。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは4人。

脚本家として順調に生活する鈴音(36歳)が、高校時代の友達・水絵に突然呼び出された。

感染から数週間で確実に死に至る、その驚異的なウイルスの感染ルートはただひとつ、唇を合わせること。

毎年、同日同刻に鳩の死骸と人の死に直面する配送員の運命は?被害者の夫は、なぜ殺人の罪を被ったのか?契約中の駐車場が、なぜ不特定多数のドライバーに無断駐車される?公務員探偵“腕貫さん”が、市民が持ち込む事件の謎を鮮やかに解く。

木崎淳平は仕事を辞めて、ハワイ島のヒロを訪れた。

施設で育った内気な少年・博人は、進学への援助を得るため、同い年の樋野と陸の孤島にある屋敷で働き始めた。

再会を願う女性の本心を探っていく“不思議”に満ちた事件を全５編収録。

「宮部みゆき流ハードボイルド」杉村三郎シリーズ第5弾。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

元警察官・大道寺圭は、一冊の本を書いた。

県警本部より主席監察官来訪の報せに揺れる、田舎の刑事たち。

大学で教鞭をとる古徳先生はバツイチ・独身の50歳。

失業中のわたしこと若竹七海が旅先で知り合った一ノ瀬妙子。

北関東の小さな町で、コーヒー豆と和食器を扱う店「小蔵屋」を営むおばあさん、杉浦草。

名門女子高校内で発見された変死体。15年後の今日、真実は明かされるのか。

“ナポレオン三歳の時の頭蓋骨”がなくなり、ダイヤモンドの原石も盗まれた。意外な盲点とは―表題作「船上にて」。