スクランブル

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初版刊行(参考)
種別
長編
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4,856回
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1
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15
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あらすじ

2000年07月01日 スクランブル (集英社文庫)

名門女子高校内で発見された変死体。15年後の今日、真実は明かされるのか。80年代を背景に描く渾身の学園ミステリ。--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。(「BOOK」データベースより)

評判

スクランブルの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

スクランブルの総合評価:

8.81/10点 レビュー 16件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(7pt)

スクランブルの感想

もう一度読めば、もう少し評価は上がるのだろうが、登場人物の呼び方が苗字だったり名前だったり、あだ名だったりで、誰が誰かをリンクさせるのに必死で、内容にのめり込めず。よくある推理小説のように、裏表紙に登場人物と簡単な説明書きがあればもう少し楽しめたのだろうが。

とも
4ND5R58B

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.15
(5pt)

ほんとに傑作です

各章のタイトルは『スクランブル』『ボイルド』など、卵料理の方法になってるんですね。卵は生のままだと殻は壊れやすくもろいものだけれど、様々な形に変化して、将来への可能性を秘めた女子高生たちそのものだという気がします。

 私自身女子校を出ています。この物語と同じく中学校からあがってくる子と高校から入る子といましたが、ここまで両者の差はありませんでした。だけど、中高あわせて2千人もの女の子が集まった学校でしたので、男子生徒がいない中での女子だけの集団ヒステリー的な異様な雰囲気というのはよくわかります。だから、ミステリーの楽しみもあり、学園小説の楽しみもあり、で2重に楽しめました。

 各章の間に挿入される、15年後の結婚式での風景。文芸部6人が15年ぶりに勢揃いした披露宴で、各々が15年前に思いをはせ、あの頃考えていた大人の自分と今の自分をと比較する気持ちが、これまた彼女らと同年代の私にはよくわかる気がします。

 ほんとは臆病なのに強がってみたり、理想を持ちながらも現実との狭間で揺れ動いたり、社会に出て行くことに対して漠然とした不安があって、常に自分の居場所を探し続けている。そんな17歳の心情がとてもリアルに描かれています。学校内で起きた殺人についても、足らないデータで次々と推理し合う光景が微笑ましく感じます。

 そのせいか、殺人という忌まわしい事件のおどろおどろしさがなく、さわやかにさえ感じるほど。最後に犯人が分かったとき、彼女たちにはそれを糾弾しようとか、罰しようなどという気持ちはなかったでしょう。人間は単純なようで不可解、おぞましい殺人という行為も「どうしてそんなこと?」などという簡単な質問では割り切れないことぐらい、彼女たちにはわかっていたのだと思います。

 何度も読み返したくなる、すてきな小説です。同じような時を過ごした女性にも、女子校の世界を知らない男性にもおすすめです。
スクランブル (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: スクランブル (集英社文庫)より
4087472167
No.14
(5pt)

愛読書のひとつです

学園物は好きだけど、いわゆる”ジュヴィナイル”小説では飽き足らない、ミステリー・ファンだけど、謎解き以外のストーリーもしっかりないとダメ、という私のような注文の多い読者も満足させる読み応え満点の秀作。

私はこの本で若竹七海のファンになりました。今でも彼女の作品では一番のお気に入りで、何度も読み返しています。
スクランブル (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: スクランブル (集英社文庫)より
4087472167
No.13
(5pt)

卵のように

卵は色々な可能性を秘めている。生命の神秘やらエッグアートやら当然あらゆる料理にも。すこし力を入れたなら、ぐしゃっ。
強く脆くあらゆる可能性を秘めた卵。危険で、華奢で、割れた殻は時に尖って痛い。
トリッキーなミステリに定評のある若竹七海だが、この本は確かにミステリでありながらそれ以上に少女たちの物語。
少女たちは個でありながら群でもある。群でありながら個でもある。卵黄と卵白のように、彼女たちは同じでありながら違っており、混ざったり分離したりしながら成長する。
若竹七海作品の中でも特に気に入っている一冊。
スクランブル (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: スクランブル (集英社文庫)より
4087472167
No.12
(5pt)

ほんとに傑作です

各章のタイトルは『スクランブル』『ボイルド』など、卵料理の方法になってるんですね。卵は生のままだと殻は壊れやすくもろいものだけれど、様々な形に変化して、将来への可能性を秘めた女子高生たちそのものだという気がします。

 私自身女子校を出ています。この物語と同じく中学校からあがってくる子と高校から入る子といましたが、ここまで両者の差はありませんでした。だけど、中高あわせて2千人もの女の子が集まった学校でしたので、男子生徒がいない中での女子だけの集団ヒステリー的な異様な雰囲気というのはよくわかります。だから、ミステリーの楽しみもあり、学園小説の楽しみもあり、で2重に楽しめました。

 各章の間に挿入される、15年後の結婚式での風景。文芸部6人が15年ぶりに勢揃いした披露宴で、各々が15年前に思いをはせ、あの頃考えていた大人の自分と今の自分をと比較する気持ちが、これまた彼女らと同年代の私にはよくわかる気がします。

 ほんとは臆病なのに強がってみたり、理想を持ちながらも現実との狭間で揺れ動いたり、社会に出て行くことに対して漠然とした不安があって、常に自分の居場所を探し続けている。そんな17歳の心情がとてもリアルに描かれています。学校内で起きた殺人についても、足らないデータで次々と推理し合う光景が微笑ましく感じます。

 そのせいか、殺人という忌まわしい事件のおどろおどろしさがなく、さわやかにさえ感じるほど。最後に犯人が分かったとき、彼女たちにはそれを糾弾しようとか、罰しようなどという気持ちはなかったでしょう。人間は単純なようで不可解、おぞましい殺人という行為も「どうしてそんなこと?」などという簡単な質問では割り切れないことぐらい、彼女たちにはわかっていたのだと思います。

 何度も読み返したくなる、すてきな小説です。同じような時を過ごした女性にも、女子校の世界を知らない男性にもおすすめです。
スクランブル Amazon書評・レビュー: スクランブルより
4087743055
No.11
(5pt)

愛読書のひとつです

学園物は好きだけど、いわゆる”ジュヴィナイル”小説では飽き足らない、ミステリー・ファンだけど、謎解き以外のストーリーもしっかりないとダメ、という私のような注文の多い読者も満足させる読み応え満点の秀作。

私はこの本で若竹七海のファンになりました。今でも彼女の作品では一番のお気に入りで、何度も読み返しています。
スクランブル Amazon書評・レビュー: スクランブルより
4087743055

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