(短編集)

バベル島



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    バベル島 (光文社文庫)
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    初公開日(参考)2008年01月
    分類

    短編集

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    バベル島 (光文社文庫)

    2008年01月10日 バベル島 (光文社文庫)

    イギリス・ウェールズ北西部・彼の地の伯爵は長年「バベルの塔」建設に取り憑かれていた。六十年の歳月をかけて完成した日、悪夢の惨劇が―(表題作)。残業の夜、男は急停止したエレベーターに閉じこめられてしまう。中にはもう一人、髪の長い女が。そのビルには幽霊が出るという噂があって…(「上下する地獄」)。鮮やかなプロットが光る単行本未収録作十一編。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

    バベル島の総合評価:7.60/10点レビュー 5件。Dランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (6pt)

    バベル島の感想

    ソフトホラー。優しくもなく、怖すぎずで中途半端。北村薫、加納朋子系列のつもりで読んだが、ガッカリ。

    とも
    4ND5R58B
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.4:
    (5pt)

    面白い!

    ホラー・ミステリーの短編集。連作ではないが、各話ラストの方で出てくる言葉が次の話のタイトルに繋がる。巻末から巻頭への繋がりは探したけれど見つからない。リレーみたい、と思ったがそれはまた別の様式(異なる作者が引き継いで一つの話を完成)になるようだ。面白い。
    内容的には人の怨念・狂気を題材にしたものと、怪奇現象によるもの、両方をミックスしたものと飽きがこない。
    個人的に気に入ったのは巻頭の「のぞき梅」(怨念&怪奇ミックス)と巻末の表題作「バベル島」(偏執・狂気)。
    特に後者は、葉村晶?と思われる“わたし”の語りで、従弟と曾祖父の日記を紐解いていくので、葉村ファンとしては見逃せない。

    ところで、私は最近若竹作品にはまっていて、コレクション目的ではなく彼女の本を買い求めているのだが、こちらの絶版文庫の値段は、需給関係とはいえ、納得しがたいものだった。
    しかし、本書自体は、葉村及び葉崎シリーズとは毛色が違う作品集で、読んで良かってとしみじみ思った。
    食わず嫌いせず、内容は変わらない電子書籍で良かったのだけれど、紙ベースにこだわるアナログな私であった…
    バベル島 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:バベル島 (光文社文庫)より
    4334743625
    No.3:
    (1pt)

    うすめたスープみたいな本

    若竹氏の長編がよかったので買ってみましたが、本当に内容の薄い中途半端な本でした。 この人の真価は長編にあると思います。 ホラーのような内容ですが、全く怖くなく、洒落れたひねった内容でもなく、長編に見せる輝きのような物が全くありません。 時間とお金を損した感じです。
    バベル島 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:バベル島 (光文社文庫)より
    4334743625
    No.2:
    (5pt)

    さすが、の短編集

     私は若竹七海の「毒」が好き。単行本未収録の11編が読めるということで、期待して買ってみた。1編は短いけれど、さすがだなと思わせる作品集。短編こそ、作家の力量が問われると思っているのだけれど、短いながらもあちらこちらに伏線あり、毒ありの若竹節。
     ホラータッチのミステリを集めた短編集ということで、まさにオカルトっぽい「上下する地獄」や「回来」、人の心の闇から来る怖さを描いた「人柱」「ステイ」、言い伝えやうわさ話にまつわるちょっとしたホラー「のぞき梅」「影」。これほどの厚みの本に、どれをとってもはずれがない短編が詰め込まれている。まさに、玉手箱だね、と思う。
     タイトルにもなっている「バベル島」は、見事な伏線だなあと思う。名もない島を買い取り、上へ上へと伸びる、ブリューゲルの絵そっくりに建てられたバベル塔。それは見るものにいわれのない不安感、恐怖心を抱かせる不思議な建築物だったが、そんなものがなぜ建てられたのか。建築に携わった人間が次々変死、行方不明となっているのはなぜか。完成の日、その塔に何が起きるのか。これだけの短い1編に、これだけのものを盛り込んでスッキリと読ませてくれる若竹七海はすごい。
     コージーミステリになじんでいる読者でも楽しめるないようだと思いますよ。短くても、毒は消えてない。
    バベル島 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:バベル島 (光文社文庫)より
    4334743625
    No.1:
    (5pt)

    さすが、の短編集

    私は若竹七海の「毒」が好き。単行本未収録の11編が読めるということで、期待して買ってみた。1編は短いけれど、さすがだなと思わせる作品集。短編こそ、作家の力量が問われると思っているのだけれど、短いながらもあちらこちらに伏線あり、毒ありの若竹節。

     ホラータッチのミステリを集めた短編集ということで、まさにオカルトっぽい「上下する地獄」や「回来」、人の心の闇から来る怖さを描いた「人柱」「ステイ」、言い伝えやうわさ話にまつわるちょっとしたホラー「のぞき梅」「影」。これほどの厚みの本に、どれをとってもはずれがない短編が詰め込まれている。まさに、玉手箱だね、と思う。

     タイトルにもなっている「バベル島」は、見事な伏線だなあと思う。名もない島を買い取り、上へ上へと伸びる、ブリューゲルの絵そっくりに建てられたバベル塔。それは見るものにいわれのない不安感、恐怖心を抱かせる不思議な建築物だったが、そんなものがなぜ建てられたのか。建築に携わった人間が次々変死、行方不明となっているのはなぜか。完成の日、その塔に何が起きるのか。これだけの短い1編に、これだけのものを盛り込んでスッキリと読ませてくれる若竹七海はすごい。

     コージーミステリになじんでいる読者でも楽しめるないようだと思いますよ。短くても、毒は消えてない。
    バベル島 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:バベル島 (光文社文庫)より
    4334743625



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