(アンソロジー)
競作五十円玉二十枚の謎
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競作五十円玉二十枚の謎の総合評価:
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今は大人になり親になり、小説を買えるようになり子供も高学年になり親子共々ファンになっております。 子供にこの本のことを伝えたら読みたいという事で購入しました。 元々は姉が有栖川有栖氏の愛好家だったので、 姉に勧められて小学生時代に図書館で出会った一冊でした。 この本に出会ってなければ倉知氏の小説にハマってなかったかもしれません。 | ||||
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実話に基づく謎について、名だたる方々が競作したもの。 謎そのものは、ほんとに謎めいていて面白いが、その解決編として寄せられたお話しは、全くもって読むのが苦痛なものが多かった。 そもそも推理小説で競作ものを楽しむ、というのは、「やっぱり、あの人はこの手できたか」とか「ほー、こうしたトリックもあったか」的なマニアックなものになりがちで、生半可な読者にとっては、ただの作品集になってしまうことが多い。 そうしてみると、わざわざ競作にするということは、テーマに制限をかけることであり、普通の読者にはかならずしもありがたいこととは言えないように思う。 しかも、今回のようにあまりに難しい謎がテーマだと、マニアックな楽しみもイマイチで、作品集としてはつまらない、ということになってしまう。 いしいひさいちのマンガだけが救いだったかもしれない。 | ||||
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◆「鮎川哲也と五十円玉二十枚の謎・解答編1」(法月綸太郎) のちに「土曜日の本」と改題された作品。 作者自身認めるように、解答編と銘打ちながら、楽屋落ちと駄洒落に終始し、 肝心の二つの謎(「なぜ本屋で毎週五十円玉を千円札に両替をするのか」 「その五十円玉はどうして毎週彼の手元にたまるのか」)が解決されてません。 これでは、卑怯だと評されても仕方ないでしょう。 ただ、その楽屋落ちに、かつて覆面作家だったあの人が登場しており、 その方の人柄ゆえか、結果的にほのぼのとしたホームドラマとなっていて、 〈『頼子のために』のハッピー・エンディング・バリエーション〉という作者の言 には、納得でした。 ▽付記 ちなみに、その覆面作家さんの解答は、コチラ。 | ||||
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謎はとても魅力的です。しかも実話! ああ、答えが知りたい。今更わからないのだから、いっそ答えを作ってしまったらどうかしら? もしかしたら、本当よりも魅力的な答えがみつかるかも……。 そういった考えから、一般公募で回答を求めた競作短編集です。 結論は。 もちろん、答えなんてみつからないし、無理矢理作った答えもつまんない、ということです。 つくづく、推理小説作家って、謎を解く人ではなく、謎を作る人なんだなあと思います。 (だから、謎めいた実際の事件の答えを、推理作家に推理してもらうという案も、ダメだってことです。) | ||||
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1993年に『創元推理』の別巻として出た単行本の文庫化。多少、手が入れられているらしい。 若竹七海氏が実体験した謎を、7人のプロと6人のアマチュアが解き明かそうとしたもの。企画としては物凄く面白い。しかし、それで上手く行くのは小説の中だけのこと、というのが明らかになってしまった。結果は散々で、ろくな回答が寄せられなかった。本書に収められた作品も、腹立たしいほど出来の悪いものが多い。 謎が難しすぎのだろうと思う。 また、名だたる推理作家たちですら正答に行き着かなかったことを見ると、現実の謎とミステリの謎は違うものなのだと分かる。 | ||||
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