織田信長―。これまでたくさんのエピソードが語られ、評価がされ、読まれてきた戦国武将。

天下統一を目前にしながら、京都・本能寺で明智光秀の謀反に斃れた織田信長。それから30年有余。

秀吉の死後に豊臣家で起きた内部抗争を、三成の娘・辰姫を養女にし、天下の平安を願い続けた寧々はどんな思いで見ていたのか?三成・家康の視点を交えて描く「寧々の関ヶ原」。

「かりに予が将軍となれば、あくまで予は予の姿勢を貫き通すであろうぞ。

堺を発った織田勢の小荷駄隊を突如銃声が襲った。奇襲によって兵糧を失う信長勢。

信長死す―。覇王のあとを継ぐのは誰か。

明治二十六年、杉山潤之助は、旧知の月輪龍太郎が始めた探偵事務所を訪れる。

時は鎌倉時代末期。足利家の家宰・高師直は、幕府より後醍醐帝追討の命を受け上洛の途に就く。

豊臣家を滅亡させ、徳川家の天下統一を決定付けた大坂の陣。 戦国の世に終焉を告げた戦いを武将たちはどう見たのか。

世界が注目する新薬治験の現場で、得体の知れない事件の数々が被験者たちを襲う！治験が終わるまで島から出ることは許されない。

不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。

人を欺けば謀(たばか)られ、人を信じれば殺される。木曾谷(きそだに)の治世をめぐり反目する木曾家当主の義昌と弟の義豊。

信長の命により息子の信康を自刃させてしまった家康。

幕府軍として新政府に最後まで抵抗した元旗本の中野梧一。

やはり、このお邸は普通じゃない――。 大日本帝国憲法発布前夜の伊藤博文邸。

杉山潤之助の上海出張に、新婚旅行へ出向くという旧知の探偵・月輪龍太郎が同道することになった。

国民服を着た、丸刈りの女の死体。なぜ男装していたのか、殺害現場はどこなのか、そしてこの女は何者なのか。

空前の災厄続きに、人心が絶望に打ちひしがれた暗黒の江戸天明期、大空を飛ぶことに己のすべてを賭けた男がいた。

室町時代末期の関東。若き主君の横暴により、すべてを失った男・長尾景春。

「奴に城を取らせる。そして俺は国を取る。

朝鮮出兵最前線の肥前名護屋の陣で、落魄の身となった宿命の2人の男が出会った。彼らの使命は血脈を伝えること。

泣く子も黙る東京帝大に、一風変わった講座が開講された。

昭和二十年。戦況が悪化の一途をたどる中、美作宗八郎は山間の集落にある名門白霧学舎に転入することになった。

最強武田軍vs信長・秀吉・家康連合軍!戦国の世の大転換点となった長篠の戦い。

現在最も注目を浴びる気鋭の歴史小説家が描く織田家をとりまく異色の人々、毛利新助、原田直政、津田信澄、彌介など。

文禄・慶長の役―。日本軍の先陣・加藤清正の鉄砲隊をあずかる佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人である金宦。

信長でも秀吉でもなく、家康こそが天下人たりえた理由とは―。

戦国末期。天下を手中にしようと

「偽ドル印刷機を奪還せよ！」　陸軍諜報部員に密命が下った。 占領下の日本で「日・米・ソ」の壮絶なるコンゲームが始まる。

ようやく授かった我が子・お拾にすべてを譲り渡したい…太閤秀吉は、実の甥である関白秀次を疎ましく思い始めていた。

慶長七年(一六〇二)陰暦十月、常陸国北限、小生瀬の地に派遣された大藤嘉衛門は、野戦場の臭気が辺りに漂う中、百軒余りの家々から三百名以上の住民が消えるという奇怪な光景を目の当たりにする。

微妙な派閥バランスで成立する足利幕府。

死体が発見されるたびに、なぜか刺し傷の数はひとつずつ減ってゆく。

慶長二十年、大坂落城。島津義弘と徳川家康の火花を散らす権謀の闘い。

信長勢による美濃攻略が膠着し、小牧に首府を移転させた年、足軽頭・木下藤吉郎は、生涯の賭けに出ようとしていた。

急行する捜査車両、轟く銃声。過去の事件が次々と連鎖し、驚愕のクライマックスへ!比類なき疾走感で描く緊迫の40時間。

弱みを握られれば骨までしゃぶられ、些細な借りを作ればいつまでもたかられ―。

北条早雲、黎明を呼んだ男の壮大な一代記。

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。

娘の嫁ぎ先を攻め滅ぼすことも厭わず、下克上で成り上がる戦国大名・宇喜多直家。その真実の姿とは一体…。

「戦いまする」三成軍使者・長束正家の度重なる愚弄に対し、予定していた和睦の姿勢を翻した「のぼう様」こと成田長親は、正木丹波、柴崎和泉、酒巻靱負ら癖のある家臣らの強い支持を得て、忍城軍総大将としてついに立ちあがる。

織田信長が天下布武を掲げた頃、陸奥の南部家では内紛が続いていた。

時は戦国。越前随一の商家「鍋谷」の娘・志乃は何の苦労もなく暮らしていた。

片岡の一人息子・譲は、信州の集団疎開先で父親の召集を知る。

「ぼくは一体、誰なんだ?」炎に包まれた夜、ぼくは記憶をなくした。失われた自分を取り戻すため、彼女と「心の旅」に出た…。

継母と弟を斬り堀越公方となった足利茶々丸。

室町時代の末。近江の湖北地方。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

応仁の乱前夜。天涯孤独の少年、才蔵は骨皮道賢に見込まれる。

凄絶な幼少期を過ごしながらも、コロンビア・マフィアのボスにまで上りつめた日系二世のリキ・コバヤシ・ガルシア。

「誰かが辞めなければならないなら、私、辞めます」企業のリストラを代行する会社で働く真介の今回の面接相手は―真面目で仕事もできるのになぜか辞めたがるデパガ、女性恐怖症の生保社員に、秘められた純愛に生きるサラ金勤めのイケメンなどなど、一筋縄ではいかない相手ばか

渋谷を根城にファイトパーティーを主宰し、トップにのし上がったストリートギャング雅。

網を打つ者。とどめを刺す者―。

攻撃を受けた時は、すぐに援軍を送るゆえ使を送れ―主君伊達政宗から白石城の留守を任された浜田治部介と五十一騎。

「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。

関東の覇者・北条氏康の七男に生まれ、幼少期を箱根権現で過ごした三郎は、越相同盟の証として上杉謙信の養子となる。