ホームズとワトスンが初めて会い、ベイカー街221Bに共同で部屋を借りた、記念すべき第一作。

忌まわしい〈バスカヴィル家の犬〉の伝説、全身から光を放つ巨大な生物の目撃談……。

ホームズ物語は、月刊誌『ストランド』に短編が掲載されはじめてから爆発的な人気を得た。

血の入ったバケツ、黒焦げの骨…「ウィステリア荘」でホームズは『グロテスクなものから恐怖へは、ほんの一歩なんだよ』と言う。

犯罪王モリアーティ教授の組織にいる人物から届いた、暗号手紙。

『最後の事件』で滝底に消えたホームズ(『シャーロック・ホームズの思い出』所収)。

王冠のダイヤモンドが盗まれ、首相みずからがホームズのもとを訪ねる「マザリンの宝石」、赤ん坊の血を吸う(?)母親を相手にする「サセックスの吸血鬼」、若い女性に恋をした老教授の不思議な行動に端を発する「這う男」など12編。

月刊誌連載の前に書かれた長編第二作。

ライヘンバッハの滝で死んだはずのホームズが生還した!…その顛末とモリアーティ教授の右腕モラン大佐による事件を描く「空き家の冒険」、有名な暗号ミステリ「踊る人形」、ナポレオンの胸像を壊してまわる不思議な人物の話「六つのナポレンオ像」、有名なせりふ『さあ、ワト

宿敵モリアーティとの緊迫感あふれる対決を描いた傑作短篇「最後の事件」をはじめ、学生時代のホームズや探偵初期のエピソードなど、さまざまな物語でその魅力を描いた、第二短編集。

デティーグ男爵の娘クラリスを愛する青年ラウールは男爵と対立するカリオストロ伯爵夫人の危機を救ったことから莫大な宝石のありかをめぐる抗争に巻きこまれる。

村の名士アクロイド氏が短刀で刺殺されるという事件がもちあがった。そのまえにさる婦人が睡眠薬を飲みすぎて死んでいる。

父レルヌ大公が自殺し、一人娘のコラは悲しみに沈んでいた。そんな彼女への遺書の中で大公は、こう記していた。

ルパンの赴くところ事件あり。怪盗の跳梁の前にはパリ警視庁の名警部ガニマールでさえ、手も足も出ないありさまだ。

レイモンドが放った一弾は、みごとに逃走せんとする賊を撃ち倒した。ところが重傷を負ったはずの賊が煙のごとく消え失せる。

旧友の招きでスタイルズ荘を訪れたヘイスティングズは、到着早々事件に巻き込まれた。屋敷の女主人が毒殺されたのだ。

ある朝はやく、ワトスン博士はメイドにたたき起された。急患が来ているという。

おしゃれで、潔癖で、自負心が強く、小柄な体格で風変わりなベルギー人が、“灰色の脳細胞”を駆使して、次々と難事件を解決する…いまや世界に知らぬ人のない名探偵エルキュール・ポアロが、よき相棒のヘイスティングズとともに14の謎に挑む!ミステリ史上屈指の名コンビが

走行中の豪華列車“ブルー・トレイン”内で起きた陰惨な強盗殺人。警察は被害者の別居中の夫を逮捕した。

考古学者と再婚したルイーズの元に、死んだはずの先夫から脅迫状が舞いこんだ。

『千夜一夜物語』の翻訳でおなじみのリチャード・バートン卿、ゴシック小説の有名な怪物…さまざまな実在の人物、架空のキャラクターとの遭遇が描かれるホームズ物語の最新コレクション。

突然ポアロの家に倒れ込んできた英国情報部員は、うわの空で数字の4を書くばかり―国際犯罪組織〈ビッグ4〉と名探偵の対決はこうして幕を開けた。

ロンドンの美術商がアメリカで凄絶な事件に巻き込まれた。からくもイギリスに戻るが、新妻を迎えた家に忍び寄る不審な男の影。

ポアロは巨額の財産をもつ老婦人エミリイから命の危険を訴える手紙を受けとった。

ベーカー街221Bの下宿で、シャーロック・ホームズとともに暮らすワトソン博士。

その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった。

婚約中のロディーとエリノアの前に現われた薔薇のごときメアリイ。彼女の出現でロディーが心変わりをし、婚約は解消された。

厳寒の季節に似合わず国際列車オリエント急行は世界各国からの乗客でいつになく混んでいた。

『最後の事件』と呼ばれるホームズとモリアーティの対決から5日後、現場を訪れた2人の男―ピンカートン探偵社調査員のチェイスとスコットランド・ヤードのジョーンズ警部。

コンサルティング探偵シャーロック・ホームズの相棒の医師ジョン・ワトソンは、今日もシャーロックが依頼人の素性を一瞥で当てるのを小気味よく見ていた。

〈神の息吹殺人事件〉の解決後まもなく、シャーロックのもとに兄マイクロフト・ホームズが現れる。

美貌の資産家リネットと若き夫サイモンのハネムーンはナイル河をさかのぼる豪華客船の船上で暗転した。突然轟く一発の銃声。

引退後、サセックス・ダウンズで養蜂を営むホームズは、養蜂場の近くで、息子のような存在である助手の少年が死亡しているのを見つける―。

人里離れたリゾート地で、元女優が白昼堂々と命を奪われた! 犯人は滞在客の中にいる。

シャーロック・ホームズ――作家アーサー・コナン・ドイルが生み出した紙上の登場人物にして、世界中の人々を惹きつけてやまない名探偵の代名詞である。

あの名探偵が還ってきた! 名探偵の復活に世界が驚喜した「空屋の事件」を始めとして、ポオの「黄金虫」と並ぶ暗号ミステリの至宝「踊る人形」を収めるシリーズ第3短編集。

シャーロック・ホームズは英国の名探偵である。

注意することだ―ポアロのもとに届けられた挑戦状。その予告通り、Aで始まる地名の町で、Aの頭文字の老婆が殺された。

奇妙な紳士の依頼で特別に仕立てた、リヴァプール発ロンドン行きの臨時急行列車が、線路上から忽然と消えた怪事件『消えた臨急』、〈医師雇いたし。

ローマ劇場で起きた毒殺事件に挑む、リチャード警視とエラリーのクイーン父子。

ホームズ・パスティーシュの新機軸、その後編。

鋭敏な推理力を持つ引退した俳優ドルリー・レーンは、ニューヨークの路面電車で起きた殺人事件への捜査協力を依頼される。

二〇世紀前半にロンドンの大銀行の貸し金庫に預けられた謎の回想録。

子供時代に胸躍らせたジム少年の冒険談も、あらためて読み直してみると、シルヴァー船長以下、一癖も二癖もある様々な登場人物に、『ジーキル博士とハイド氏』の作者スティーヴンスン(1850‐94)の人間観察の眼が感じられ、物語に一段と奥行きと魅力が増してくる。

第二次大戦下のニューヨークで、居並びセレブの求愛をさらりとかわし、社交界を自在に泳ぐ新人女優ホリー・ゴライトリー。

名探偵ポアロは偶然から、夜ごとゲームに興じ悪い噂の絶えぬシャイタナ氏のパーティによばれた。

今なお読み継がれるシャーロック・ホームズ物語。

コナン・ドイルが執筆した正典以降、パロディ・パスティーシュはもちろん、ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』をはじめとする映像作品、アニメ、マンガ、児童書などシャーロック・ホームズの活躍は留まるところを知らない。

ニューヨーク湾に浮かんだ死体は、行方不明だった大富豪ハッター家の当主ヨークのものだった。

ベイカー街に新たに飛び込んできたのは、 Ａから名前順に殺される“アルファベット殺人事件”!? ホームズ×ワトスン、知られざるもうひとつの事件。

本格ミステリの魅力的な要素のひとつ、密室トリック。

ギリシャ人美術商の豪邸で起きた小箱の消失に端を発する難事件は、若き日の名探偵エラリーを極限まで追いこむ強固な謎をはらんでいた。

1927年、アーサー・コナン・ドイルによる最後のシャーロック・ホームズ活躍譚「ショスコム・オールド・プレース」が《ストランド・マガジン》に掲載されて以降も、この不滅の人気を誇る名探偵の贋作は、数多くの作家によって描かれてきた。

シャーロックも脱帽! 宿敵モリアーティ教授が、相棒ワトスンの夫人が、あの脇役たちが魅せる名探偵顔負けの名推理!? 永遠の少年助手給仕ビリー、名探偵の兄マイクロフト・ホームズ、 宿敵の右腕名射撃手モラン大佐、引き合わせた男医学助手スタンフォード…。

ある日突然H・P・ラヴクラフトが血縁であることを知らされた作家ラヴグローヴ。

ベイカー街221Bを訪れたある婦人は、強請に苦しむことを訴えつつも詳細を話せず、苛立つホームズに依頼を断られてしまう。