仏・ランス大聖堂の南塔から男が転落、地上八十一・五メートルにある塔は密室状態で、警察は自死と断定した。

ミステリ界注目の新鋭によるシリ-ズ第一作有名画廊の社長が密室で殺された。

本格ミステリーの天敵、降臨! この男、事件を解決する気がまったくない。

匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。

歌劇『トスカ』公演の真っ最中。プリマドンナが相手役のバリトン歌手を突き刺したそのナイフは、なぜか本物だった。

夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。

忽然と出現した修行僧の屍、山中駆ける振袖の童女、埋没した「経蔵」…。

平和な休日、婚約者が突然怒り狂う。路上では外国人に殴られ、ファミレスでは麻薬取引現場に遭遇。

当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな―二つの事件は京極堂をしてかく言わしめた。

昆虫好きの、おとなしい少年による殺人。その少年は、なぜか動機だけは黙して語らない。

仮面の当主と孤独な美少女が住まう異形の館、水車館。

孤独に暮らす老婆と出会った、大学生の総司。

「知りたいですか」。郷土史家を名乗る男は囁く。

奇妙奇天烈な地下の館、迷路館。

こじんまりとしたバーで、「わたし」が初対面の男から持ちかけられた、謎めいた“賭け"の行方は――推理作家協会賞受賞作を含む、技巧を尽くした短編集。

美少女を殺害し、研ぎあげたハサミを首に突き立てる猟奇殺人犯「ハサミ男」。

連続殺人に挑むのはミステリー読みのプロたち――。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックのアイディアを、二億円で買ってほしい―スランプ中の作家のもとに、香坂誠一なる人物から届いた謎の手紙。

蒲田の老夫婦刺殺事件の容疑者の中に時効事件の重要参考人・松倉の名前を見つけた最上検事は、今度こそ法の裁きを受けさせるべく松倉を追い込んでいく。

読者を挑発! ヤバすぎる「絶対の完全犯罪」 『最後のトリック』『ミステリー・アリーナ』で ミステリ界を席巻中の奇才による究極のトリック! 10歳の少女が両親と訪れたのは、不思議な現象が次々と起こる街だった。

湖畔に佇む別荘に8人の男女が集まった。 車で転落死した婚約者を偲ぶ会だったはずが、 そこに逃亡中の銀行強盗が侵入する。

新聞に連載小説を発表している私のもとに一通の手紙が届く。

父が飛龍想一に遺した京都の屋敷―顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。

鎌倉の外れに建つ謎の館、時計館。角島・十角館の惨劇を知る江南孝明は、オカルト雑誌の“取材班”の一員としてこの館を訪れる。

春夏秋冬と不審死が発覚!四人の人物がいずれも“完全犯罪完全指南”という裏ファイルに従い、物的証拠を残さずに遺恨ある相手を殺害したのだ。

越野ハルカ。父の失踪により母親の故郷である坂牧市に越してきた少女は、母と弟とともに過疎化が進む地方都市での生活を始めた。

密室で殺された画家が遺した手記には、六人の処女の肉体から完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。

この世には不思議なことなど何もないのだよ―古本屋にして陰陽師が憑物を落とし事件を解きほぐす人気シリーズ第一弾。

東京で美術の非常勤講師を務める賢一は、田舎に住む弟の依頼で一人娘を一週間預かることに。

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。

「警視庁最悪の警部」が帰ってきた! 本格ミステリーの“お約束"をことごとく踏み荒らしてきた大癋見警部の、今度の獲物は芸術の世界──名画、名筆、名曲をめぐる事件に、今度はあの「芸術探偵」も参戦。

『最後のトリック』の著者による、芸術探偵シリーズ最新作! 創立十五周年記念公演を目前とした名門バレエ団に 公演中止を要求する脅迫状が届いた。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

天才音楽家が名曲に秘めた謎。構想30年、格式高き芸術ミステリ。

美術にまつわる犯罪を解決するために警視庁に新設された「美術犯罪課」。

「おお!そこに人殺しが居る!」探偵・榎木津礼一郎は、その場に歩み入るなりそう叫んだ―。

アウトドアが趣味の公務員・沖らは、 仮面の男・黒沼が所有する孤島での、 夏休み恒例のオフ会へ。

堪えがたいほどの空腹を覚えたある晩、彼女は断言した。「もう一度パン屋を襲うのよ」。

新米探偵・愛香は、親友の別荘で発生した殺人事件の現場で「貴族探偵」と遭遇。

弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。

江戸川、大磯で発見された毒殺死体。二つの事件に繋がりはないのか。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞 寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。

推理作家の美袋三条は、知人の別荘で出会った佑美子に刹那的に恋をする。

傲岸不遜で超人的推理力の探偵・メルカトル鮎。教師殺人の容疑者はメフィスト学園の一年生、二十人。

失踪した母、殺害された父。そこから悲しみの連鎖は始まった。

「私は君たちにゲームを挑む」 すべてのゲーマー&推理小説愛好家へ。

町を歩くチンドン屋のシゲさんが吹くサキソフォンの音色に惹かれ、彼についていった僕。

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。

「推理はしないんです。彼は」。

若き天才女性ヴァイオリニストの凱旋コンサート会場からこつ然と消えた、時価数十億の伝説の名器。

マンションで孤独死体となって発見された女性の名は、鈴木陽子。刑事の綾乃は彼女の足跡を追うほどにその壮絶な半生を知る。

13の名画に隠された、驚きの謎、恐怖――秘密が明かされた時、あなたは戦慄する。

文部科学省に就職した澤田翔馬は、派遣された東日本大震災の仮設村で、一般職の水鏡瑞希と出会う。

ライターの銀次郎が昏睡状態から目覚めると、謎の男が現れた。男は「この病院で目覚めた人は自殺する」と告げる。