ある晩、わたしは出会ってしまった。和バサミを持つ、いまわしき呪い女に…。

卒業旅行のため、夜行バスで東京へと出発したしよりと愛子。

陰気で、友人も恋人もいない史代は、周囲からダメ教師のレッテルを貼られ敬遠されている。

本土から1500キロ離れた東硫黄島。火山の噴火から避難するため住民が東京に移住してしまった孤島である。

部屋に麻薬のカケラを残し失踪した加奈子。その行方を追う、元刑事で父親の藤島。

死刑制度が廃止された近未来の日本。

ピアニストからも絶賛!ドビュッシーの調べにのせて贈る、音楽ミステリー。ピアニストを目指す遙、16歳。

多数の死者を出したビル火災以来、歌舞伎町は史上空前の冬の時代から抜け出せずにいた。

人気球団オリオールズの投手・沢村。

俺、28歳。金もなけりゃ、女もいない。

パチスロ必勝法は「最高設定6の台を打つ」。この裏情報を元に、月百万単位の売り上げを誇る東。

中1の奈緒がピアノを教わっている絹子先生の元に、フランスからサティのおじさんがやってきた。

「『このミス』大賞の枠を超えてすごい作品」（吉野仁・書評家）と、全選考委員が驚愕したデビュー作がついに文庫化！　貧困、因習、いじめ、閉塞感をぶち破る、『このミス』大賞史上最大の衝撃作です。

ようこそ。ここは地球の歴史がいちど終わったあとの新しい世界―弱肉強食の大西部。

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。

人の感情が色でわかる「共感覚」を持つという不思議な青年―藤木司を担当することになった、臨床心理士の佐久間美帆。

第2回『このミス』大賞においてダントツで賞賛を受けた大賞受賞作がついに文庫化!代理母として生計を立てている良江は、かつて出産した息子を救うため、ある“犯罪”を企てる。

警視庁捜査二課主任代理、郷間彩香。三十二歳、独身、彼氏なし。

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。

第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラーを待望の文庫化。

子どもへの性犯罪が起きるたびに、かつて同様の罪を犯した前歴者が殺される。

高校生の久太郎は、同じ1日が繰り返し訪れる「反復落とし穴」に嵌まる特異体質を持つ。

第12回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作。元副総理の孫が誘拐された。

「精神鑑定」に真っ向から挑む感動作! 「心神喪失」の通り魔犯に娘を殺された夫婦。

16年前、5人の男女を乗せたヨットが南太平洋フィジー沖で遭難した。

『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作で、日本テレビ系「超再現! ミステリー」でも話題の『屋上ミサイル』、待望の続編です! 高校の屋上を愛する「屋上部」――デザイン科の辻尾アカネにリーゼント頭の不良・国重嘉人、恋愛に一途な沢木淳之介、自殺願望を持つ

「よろず探偵承り」珍妙な看板を掲げる発明家・柿三郎が、不思議な発明品で事件を解明!? 大正“ハイカラ"ミステリー。

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。

人生をやり直したかったのだ。ネットカフェ難民相沢仁は、闇の提示板で募った仲間と軽井沢の金持ちの屋敷に押し入った。

弁護士の「私」は、新米女性弁護士・土田と一緒に、福岡県警察博多警察署留置場にいた。

旅行で訪れた山奥の温泉地、そこは怪しい村だった―。女子大生しよりと愛子を次々に襲う恐怖の事件。

新型ドラッグの卸しにより急成長を遂げたマフィア組織で、刈田誠次は武闘派として暗躍していた。

火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…。

「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。

第11回『このミステリーがすごい! 』大賞・大賞受賞作、待望の文庫化! 北海道根室半島沖の北太平洋に浮かぶ石油掘削基地で、職員全員が無残な死体となって発見された。

おれは、博多に住む売れないロッカー、青木満三十四歳。安アパートで見果てぬ夢を抱きつつ、ギターの練習に明け暮れる毎日だ。

大型ショッピングモールに客足を奪われ、貧困と荒廃が進む山形、南出羽市。それに追い打ちを掛けるような震災の発生。

わけありの25億円をめぐる、25人の悪党たちによる強奪戦。

自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。

『このミス』大賞作家による、民兵vs元エリート女性工作員たちの過激アクション小説です! 2015年。

懸賞金１億円の一大イベント <ブレイクスルー・トライアル >に参加することを決めた、門脇と丹羽。

植物状態になった患者と、コミュニケートするための医療器具「SCインターフェース」が開発された日本。

引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。

第10回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作家の、シリーズ第2弾です。

シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――。

元刑事で一人娘が失踪中のD県警広報官・三上義信。

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。

柴山幸太は神戸でフレンチスタイルのビストロを営む新進気鋭の料理人。

映画化された大人気の音楽ミステリー『さよならドビュッシー』シリーズ最新刊です! 難聴をかかえながらも、世界的なピアノ演奏コンクール、ショパン・コンクールに出場するため、ポーランドに向かったピアニスト・岬洋介。

第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに秋の演奏会を控え、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。

神戸市垂水区北舞子、神戸海園大学・舞子キャンパス内で、女性の変死体が発見された。

泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。父に自殺された青年は神に憧れる。

「なあ、どうだ、もう一度打者として復活するつもりはないか?」怪我で4年前にプロ野球界を引退した大型スラッガー・秋草隼に、プロ球団バーバリアンズから誘いが来る。

一九七〇年の夏、海辺の街に帰省した“僕”は、友人の“鼠”とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。

マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。