イッツ・オンリー・ロックンロール
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人生を文字通り、セックス、ドラッグ、ロックンロールで生きてきました。平均や中央とは無縁の割と珍しい部類の人生だったと思いますし、周りの人も必ずそう言います。 思い返せばわたしが幸せだった時間はほんのひと握りで、残りの全ては後悔だけなのに、それでも分かったような顔をして強がっていました。 そんな折、ちょうど本作が新刊だった頃に友人に勧められて読んだところ、大いに恥ずかしくなり、失敗を全く認めていなかった自分に気が付きました。 1番心に響いたのはサラリーマンのくだりです。 確かに自分もそう思って、そんなつもりもないのにそう振舞ってた、と気付かされました。 主に70年代ぐらいまでのミュージシャンの話題がことある毎に現れ、それが面白くもあり、暗にお前もそうだぞと指摘されてるようでもあり、本当に面白かったです。 知らなくても楽しめるとは思いますが、その頃の音楽を知っているとより楽しめます。 あまりにも面白かったので本作を友人らに勧めたところ、音楽の話題が分からないものの面白かったと言われ、音楽の解説を頼まれました。 ちなみにこの勢いで作者の他の作品も幾つか読んでみたのですが、他作品はあまり響きませんでした。 本作は小説版の、ちょっとダーティなスクールオブロックとでも呼べる快作だと思います。 | ||||
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ストーリー紹介はさておき、出てくる人たちのリアルさが、心に入り込んでくるのは、ひとえに作者の力量なんでしょう。 実際には身近にある話じゃないのに、まるで友人の話を聞いているような近さで読み進めていきました。 ちょっとでも興味を持った人なら読んでみることをオススメします。 | ||||
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10代のときに読んだ、山川健一の 「パークアベニューの孤独」「星とレゲエの島」や、OR入会される前の景山民夫が書いた「転がる石のように」以来のインパクトがあったなぁ! 10代の頃も、歳とって30.40代を過ぎても 手に入れたいもんは、そう変わらんし、 わからんもんは、わからんし、わかりたくもない!なんて思ってる青臭い私にとって、 「流」みたいな文学的香りをまとった作品よりも、本作みたいなB級でザラついた作品にこそ東山彰良の魂が宿ってる気がして、断然好きですね~。 女に音楽のハナシを何気にして、 ケニーGが好きと言われてリアクションに困るくだりは、私もまんま体験しました(笑) ついでにケニーGをなんとなく聴く女の末路が 怪しげな宗教に心救われるって言うオチも!(笑笑) 自分の中での東山彰良がランクアップした作品! | ||||
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このごろまったく小説を読む気がしなかったけど、これは、久しぶりに気持ちよく読める、なんというかロックな小説だった(題材だけでなく)。作中出てくる音楽をよく聞いている方や若いときバンドをやっていたような方ならより、共感できるだろうし、そうでない自分でも心地よく読めた。他の方がおっしゃっているように、徐々に暴力や悲劇に彩られていくんだけど、どこかからっとして湿らず、ノアールともまた違うテイスト、というのも稀有ではないかと思います。 他の作者の本も読んでみたいです。 | ||||
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ロックバンドと言うものに少しでも関わった人なら、痛みを感じながらストーリーに寄り添わずにいられない…傑作です。いつかは終わらせなければいけない音楽活動の落とし前の付け方にも納得出来ました。BGMにはスティービー・レイボーンのCouldn't Stand the Weather がオススメです。 | ||||
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