恋々



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    恋々 (徳間文庫)
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    初公開日(参考)2020年09月
    分類

    長編小説

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    恋々 (徳間文庫)

    2020年09月04日 恋々 (徳間文庫)

    元引きこもりの高良伸晃十九歳。弁当工場でバイトしながら、三流大学に通っている。教室で、陸安娜という中国人女子学生に恋するが、安娜に恋心をずたずたに引き裂かれ、中国に短期の語学研修へ。その後、上海で偶然出会ったバイト先の先輩と共に、盗難車移送のため、上海から西安、そして黄土高原の砂漠へと向かう。中国大陸を疾駆する道中、歴史の闇と現実に出会い、辿り着いたのは…。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.00pt

    恋々の総合評価:7.00/10点レビュー 2件。Bランク


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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (8pt)

    中国大陸の西端まで突っ走る、元引きこもりの再生物語

    2010年に刊行された「さよなら的レボリューション 再見阿良」の加筆・改題作品。元引きこもりの19歳の男がだらしなく流されてたどり着いた中国で新しい自分を見つけ出す、青春ロードノベルである。
    19歳の高良伸晃は引きこもりから脱出したものの通っているのは閉校がうわさされる三流大学で、将来に何の展望もなく、ずるずるとバイトに明け暮れていたのだが、同級生の中国人の女子に恋したことから中国の語学学校に短期留学することになる。そこでも状況に流されて過ごし、何の成果もなく帰国したのだが、再び訪れた上海で、かつてのバイト先の先輩に出会い、成り行きで盗難車を移送するために西安のさらに西へ、シルクロードを突っ走ることになった。ほとんど砂漠ともいえる黄土高原の果ての集落で高良が出会ったのは、中国の奥深い歴史の闇の中で生きる人々の現実で、高良は改めて自分を見つめなおすことになった。
    19歳の小心者で俗物の若者と壮大な中国の歴史と自然との対比から生まれるハレーションが、全編をキラキラ輝かせている。主人公・高良のだらしなさや格好悪さ、傷付きやすさにもかかわらず、いや、それゆえにか、いつしか高良を許し、肩入れしたくなる。いわば、自分自身の青春をやり直しているような甘酸っぱさがこみあげてくる。まさに青春ロードノベルである。
    東山彰良ファンには必読。ロードノベル・ファンにもおススメする。

    iisan
    927253Y1
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    No.1:
    (3pt)

    青春ロードノベル

    流や路傍ほどクローズアップされることのない作品ですが、人生をややドロップアウトしかけた主人公の視点から人間や人生の本質を鋭く描写する様は、東山作品の真骨頂というところ。中国の様子が生々しく描かれているのも著者の作品の特徴ですね。流の方が小説としての完成度が高いと思いますが、十分楽しめる作品だと思います。
    恋々 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:恋々 (徳間文庫)より
    B08H4YKTN5



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