シャトゥーン ヒグマの森



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初公開日(参考)2007年01月
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長編小説

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シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)

2009年06月05日 シャトゥーン ヒグマの森 (宝島SUGOI文庫) (宝島社文庫)

マイナス40度も珍しくない極寒の北海道・天塩研究林。そんな土地に立つ小屋に集まった、学者や仲間たち。そこへ雪の中を徘徊する体重350キロ、飢えて凶暴化した手負いの巨大ヒグマ、“シャトゥーン”ギンコが襲いかかる!次第に破壊される小屋。電話も通じない孤立無援の状況下から抜け出すことは出来るのか!?第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞受賞作の文庫化。 (「BOOK」データベースより)




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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.101:
(2pt)

残酷さを誇張しすぎでは?

生きたまま長時間捕食されるシーンが目立ちます。
その前に出血や激痛でショック死するのでは無いでしょうか。
あと、偏頭痛の描画が少しあります。
偏頭痛持ちのひとはこれを読むと貰い偏頭痛が起こるかもしれません。私は10年ぶりくらいに偏頭痛を起こしてしまいました。
シャトゥーン―ヒグマの森Amazon書評・レビュー:シャトゥーン―ヒグマの森より
4796656391
No.100:
(4pt)

傑作とまでは思わない

羆系パニックホラー
北海道の自然に関する描写はかなりリアリティがあるが、羆の動向に関してはネットで熊による獣害事件記事を読み漁った人の知識域を出ないという印象で、この作者だからこその質感みたいなものは感じなかった
貶す意図ではないけど商業作品として書かれたものなんだなと言うのが文を通して伝わってくる 500円払った分の面白さは十分あったけど、読んでて本に飲まれてしまうような凄みはない エンタメ的
最後の自然と人間との関係性を総括した一文はかなり好きだ
シャトゥーン―ヒグマの森Amazon書評・レビュー:シャトゥーン―ヒグマの森より
4796656391
No.99:
(4pt)

迂闊に森にいっちゃいけない

熊に対しては恐怖しか感じないので、熊に襲われる系のものはフィクション、ノンフィクション共によく読みます。
対応策としては出会わないことしかないので、北海道には行かないです。
熊に襲われる系の小説としては「ファントムピークス」の方が臨場感があって好きです。
こちらはなぜ小さな子供を連れて森奥深くの通信環境が全くない小屋で新年を迎えようと思ったかが不明ですが、寒さと飢えと恐怖でどんどん知人が餌食となっても心が冷え切っているのか、描写が淡々としています。
結論としては面白いですが、手負いの穴持たず、小熊付きという最悪な状況の熊とは会わないようにしようと誓いました。
シャトゥーン―ヒグマの森Amazon書評・レビュー:シャトゥーン―ヒグマの森より
4796656391
No.98:
(2pt)

めちゃくちゃ面白い

ネタバレ注意。
フィンランド人のバーヤネンくんがギンコに引っ張られていくときの、「ノー!痛い!ヤメろ!」って台詞でしばらく腹抱えて笑いました。最初に日本語で叫んで、次に英語で叫んで、最後にフィンランド語で叫んだらしいです。
いやここ面白すぎるでしょコントか? そこはどう考えてもフィンランド語が先やろ。どんだけ日本に深く帰依しとんねん。しかもなんで次に英語やねん。ヒグマに襲われて最初に日本語でてくる外国人あまりにもおもろすぎる。
「ノー!痛い!ヤメろ!」って。

アニマルパニックですし、別に登場人物の掘り下げを深くしてほしかったわけじゃないんですけど、このあたりの描写で(なんかヘンじゃねーか……?)と思いながら読みました。結果として、やっぱりヘンでした。
個人的な意見としては、キャラクターがあまりにも記号的すぎる。前述のおもしろフィンランド人くん、行き過ぎた自然愛を持つ学者、子連れのダブル不倫女(作者の性癖出てそう)、妊婦、ヤなオッサン、優男。
食われるために用意されたメニューみたいなもんなんでしょうけど、なんか誰一人として血の通ってない感じがしました。会話も平面的というかなんというか。ヤなオッサンは本当にヤなオッサンなんですけど、それが嫌いな優男はもうひたすらオッサンにつっかかっていって、ケガして(しかもヒグマと遭遇したあとですよ。バカすぎでしょ?)、お前らは目が合ったら揉める中学生なのか?ってぐらいの沸点で何回も殴り合いのケンカしてみたり。このあたり自然発生的なイベントじゃなく、あくまでも作者の『そうしたいからそうしただけ』という作為が強く滲みすぎてて若干萎えました。いやいや子供いてんねん。外にはヒグマもいてんねん。大の大人同士がやっとる場合か?って。

最強を匂わせてた学者先生もオッサンに弱味握られてボンクラ状態で傍観してるし、どいつもこいつも使えない。まあでもほとんど喰われて死んでくれたんでよかったです。子供と犬だけがひたすらかわいそうだったな……。「おっ、食われた!よっしゃ!」って読者に思わせるためにあんな雑な造形にしてたのかな、と邪推してしまうような連中ばっかり。いやフィンランド人くんと妊婦さんは影が薄いだけでそんなことはないのか……。でも襲われた時のリアクションがあまりにも面白すぎたからな。ノー!
あと「痛い!」「やめろ!」何回使うねん。どのキャラも言うんだもん。そりゃヒグマに襲われたら痛いしやめてほしいけど、そんなに言わないんじゃないかな? まあ俺ヒグマに襲われたことないんだけど……。この連発がまたギャグっぽくて、笑いを誘って力抜けるんですよね。読み終わってから思ったんですけど、これもしかしてギャグ小説だったのかな。

『人が死んだ森には人間が近寄らなくなるから、俺はヒグマに喰われて死ねたら嬉しいんだ』っていうのは好きでした。
行き過ぎた信仰って、結局は命を捧ぐところに帰結しますよね。馬鹿のひとつ覚えみたいですけど、やっぱり究極の愛情表現なのかなとも思います。まあシマフクロウの巣ひとつ如きでグループ全体の不和を見て見ぬふりして、結果として被害を招くようなボンクラ学者はやっぱ死んだほうがいいと思いますけどね。まあ死んだか。お前の肉、結局ヒグマには喰ってもらえなかったよな。最高に皮肉めいてて好きだったよ。

ページ数は多いですが、比喩表現や伏線が極端に少ない良くも悪くもスピーディな文体なので、すらすら読めると思います。小説を読み慣れている人だと、このあたりやっぱり物足りなく感じるかもしれない。旦那が目前で食われた妊婦の情動とか、お腹の中の赤ちゃんとか。自分の子供がヒグマに噛まれてもどこか傍観者じみた強い女だったり、結局とくに掘り下げられずに雑な自己犠牲を払ってみた優男だったり。とにかく細かい人間性や関係性は全無視でガンガン進みます。極限状況下ゆえのアパシーとか、どうにもそういう感じでもないんですよね。ヒグマ以外は記号と記号のコミュニケーションって感じで。
でもヒグマが人間を捕食するシーンでは明らかに筆が乗りまくっているのが分かるのも面白かったです。作者は喰う側のヒグマを本来の主人公として感じていて、喰われる側の境遇にはあんまり興味ないのかなとも思いました。
シャトゥーン―ヒグマの森Amazon書評・レビュー:シャトゥーン―ヒグマの森より
4796656391
No.97:
(3pt)

一気読みしました

勢いがあって一気読みしました。
ヒグマの生態や身体能力の高さの描写もあり面白かったです。
ただ若干フィクションすぎるというか主人公や娘が優遇されている感がどうしてもしてしまう所もありました。
それでも熊と闘う小説といえば私は「デンデラ」が好きなのですが、デンデラ同様こちらも次々とページをめくってどうなるのかとハラハラする気持ちが味わえて良かったです。次回作は猿との事でそちらも読んでみたいと思いました。
シャトゥーン―ヒグマの森Amazon書評・レビュー:シャトゥーン―ヒグマの森より
4796656391



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