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後悔と真実の色
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後悔と真実の色の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全32件 21~32 2/2ページ
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最初の100ページぐらいまで引き込まれ感がなく、ちょっと読むのがつらかった。 それを過ぎると面白くなる。一気に読める。 ただしこれは謎解きを楽しむよりストーリーを楽しむ話。 世相をよく反映している。 「こういう事件、あったなぁ」とか「ネットの反応ってこうだよなぁ」とか。 普段接することのない警察の内部構造がちょっと分かった。 警察官の中にもいい加減な人がいたり、 足のひっぱりあいがあったり、 プロジェクトに対して小さなグループを作ったり、 一般の企業と同じですね。 映像化することがあれば、村越さんは高田純次? | ||||
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ミステリ、あるいはエンターテイメントもの、というより、「貫井流ハードボイルド小説」だな、と思いました。 現在売れている、有名な男性作家の方々のなかで、新刊をついついチェックし続けてしまうのは、貫井徳郎、東野圭吾、村上春樹あたりですが、この三名、どんな作品を書こうとも、それぞれの女性観が、はっきりと作品に繁栄されていて、それが女性の目から見ると、興味深く、面白いのです。貫井さんはその点で、『慟哭』でも本作でも、かなり顕著に、正統派ハードボイルドっぽい感じがしますね。 (おかげで女性の登場人物にはまったくもって感情移入できないのが、女性読者としては少々難ではありますが。ちなみに村上作品も同じです。反対に東野作品の女性は、かなりリアルだと思います。どうあれ、「これが、この作家さんの、女性の好みなのかなー」などと妄想すると、ちょっと楽しいのですが、それはさておき・・・) 貫井作品は、男性の登場人物、特に西條のような陰のある男性の描写が、群を抜いてすばらしい、と思います。なので本作は、西條を主人公としたハードボイルド小説だと思って読めば、読後感は最高でした。 でも、ちょっと、サービス精神が旺盛すぎた作品かもしれません。読み始めは、90年代に多かった、けど近頃珍しくなった、ホラーまがいの猟奇事件的作品か? と思い(初期バージョンの『家族狩り』みたいな・・・)、半ばになると最後の最後まで気を抜けない高度な群像ミステリ小説の気配も濃厚、しかし犯人はわりにあっさりわかってしまう。 「ジャンルを超えた面白さがちりばめられている」と云うことも可能でしょうけれど、他の方も書いていらっしゃるように、おかげで本筋に集中できない、それは、たしかにそうでした。なので☆ひとつ減らしました。 | ||||
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読み始めるにつれ、一気に読み進めたくなるほど読みやすかった。 殺人の中の1つに、都合のよさ(フィクションぽさ)を感じたが、後はつじつまが合い納得できた。 分厚い本も読み進めていくと、ついに残りのわずかなページですべてがわかってのかという寂しさを感じた。(私は最後まで犯人がわからなかった)なかなか読み応えを感じる1冊だった。 | ||||
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読み始めるにつれ、一気に読み進めたくなるほど読みやすかった。 殺人の中の1つに、都合のよさ(フィクションぽさ)を感じたが、後はつじつまが合い納得できた。 分厚い本も読み進めていくと、ついに残りのわずかなページですべてがわかってのかという寂しさを感じた。(私は最後まで犯人がわからなかった)なかなか読み応えを感じる1冊だった。 | ||||
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物語の基本的な構造は、本著者のデビュー作「慟哭」と同じと言える。 つまり、似通った状況の連続殺人事件が複数の別個の犯人によって起こされていることで真犯人の捜査に迷彩が施されていること、捜査側の人間が複数の犯人の一人であること、である。 「慟哭」と異なるのは、時系列のトリックで読者を欺くという真似を、本作ではしていない(普通は許されないことだとは思うが)という点。 そういうわけで、本作は「慟哭」のrewriteだと思いながら読んだ。 しかしこの作者は、いつもながらのことだが、登場人物の描写の陰影が非常に深い。確かに個々の登場人物の描き方が画一的だという言い方もできるが、そうであっても、それぞれのキャラクターが圧倒的に際立っているため、物語の筋の運びに無理を感じさせず必然性さえ感じさせてしまう。 本作品で作者は、真犯人の特定につながるヒントを物語の比較的早い段階で読者に与えている。したがって、本作は犯人捜しやプロットの意外性を楽しんで読むべき作品ではなく、登場人物、特に主人公の人生とその心に刻まれた傷跡をかみしめて味わいながら読む作品であろう。 文句なく面白い。だけど、下敷きとなっている「慟哭」を読まずに最初から本作を読めば、もっと面白く読めるはずだ。 | ||||
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物語の基本的な構造は、本著者のデビュー作「慟哭」と同じと言える。 つまり、似通った状況の連続殺人事件が複数の別個の犯人によって起こされていることで真犯人の捜査に迷彩が施されていること、捜査側の人間が複数の犯人の一人であること、である。 「慟哭」と異なるのは、時系列のトリックで読者を欺くという真似を、本作ではしていない(普通は許されないことだとは思うが)という点。 そういうわけで、本作は「慟哭」のrewriteだと思いながら読んだ。 しかしこの作者は、いつもながらのことだが、登場人物の描写の陰影が非常に深い。確かに個々の登場人物の描き方が画一的だという言い方もできるが、そうであっても、それぞれのキャラクターが圧倒的に際立っているため、物語の筋の運びに無理を感じさせず必然性さえ感じさせてしまう。 本作品で作者は、真犯人の特定につながるヒントを物語の比較的早い段階で読者に与えている。したがって、本作は犯人捜しやプロットの意外性を楽しんで読むべき作品ではなく、登場人物、特に主人公の人生とその心に刻まれた傷跡をかみしめて味わいながら読む作品であろう。 文句なく面白い。だけど、下敷きとなっている「慟哭」を読まずに最初から本作を読めば、もっと面白く読めるはずだ。 | ||||
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連続殺人犯「指蒐集家」に翻弄される警察の様子がリアルに描かれていて読み応えがあった。前半は警察内部の嫉妬や確執、連続殺人の共通点が見出せず悪戦苦闘する警察の捜査が中心に描かれていた。他人の言うことを気にせず単に事件解決を目指す捜査一課の西條、その西條を嫉妬し、嫌悪している機動捜査隊の綿引、誰にでも愛想よく振る舞い何を考えているか分からない三井など、個性的なキャラクターが際立っていた。 物語の中盤から後半にかけては捜査一課の西條の個人的な問題がクローズアップされるとともに、指蒐集家の事件も一気に加速し、最後まで目が離せなかった。事件も楽しめたが、人付き合いが苦手で、不器用な生き方しかできない西條にも好感が持てた。 | ||||
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連続殺人犯「指蒐集家」に翻弄される警察の様子がリアルに描かれていて読み応えがあった。前半は警察内部の嫉妬や確執、連続殺人の共通点が見出せず悪戦苦闘する警察の捜査が中心に描かれていた。他人の言うことを気にせず単に事件解決を目指す捜査一課の西條、その西條を嫉妬し、嫌悪している機動捜査隊の綿引、誰にでも愛想よく振る舞い何を考えているか分からない三井など、個性的なキャラクターが際立っていた。 物語の中盤から後半にかけては捜査一課の西條の個人的な問題がクローズアップされるとともに、指蒐集家の事件も一気に加速し、最後まで目が離せなかった。事件も楽しめたが、人付き合いが苦手で、不器用な生き方しかできない西條にも好感が持てた。 | ||||
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最近欠かさず読んでいる貫井 徳郎さんの新刊です いつもながらの丁寧な文体、かなり読み応えがありました。 中盤以降、犯人が推理出来ましたが、それはそれで、どう展開して行くのか楽しみで飽きる事はありませんでした。 犯人の生い立ちに同情はしますが悪を悪とも思わない狂気が恐ろしかったです。 西條刑事のキャラクターはかなり良かったです。 要領の悪さが自分とかなり被っていた事もあり応援したくなりました。 | ||||
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最近欠かさず読んでいる貫井 徳郎さんの新刊です いつもながらの丁寧な文体、かなり読み応えがありました。 中盤以降、犯人が推理出来ましたが、それはそれで、どう展開して行くのか楽しみで飽きる事はありませんでした。 犯人の生い立ちに同情はしますが悪を悪とも思わない狂気が恐ろしかったです。 西條刑事のキャラクターはかなり良かったです。 要領の悪さが自分とかなり被っていた事もあり応援したくなりました。 | ||||
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500p超のボリュームを感じさせないストーリー展開はさすが。一気読みだった。 犯人捜しというミステリ的要素の緊張感と、個性豊かな刑事たちキャラクターたちの心情のバランスが絶妙で、 男同士の嫉妬のおそろしさに共感しながら、久々に物語にどっぷりとはまり込んだ。警察小説好き、 ミステリ好きなら満足して楽しめると思う。 | ||||
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500p超のボリュームを感じさせないストーリー展開はさすが。一気読みだった。 犯人捜しというミステリ的要素の緊張感と、個性豊かな刑事たちキャラクターたちの心情のバランスが絶妙で、 男同士の嫉妬のおそろしさに共感しながら、久々に物語にどっぷりとはまり込んだ。警察小説好き、 ミステリ好きなら満足して楽しめると思う。 | ||||
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