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少女
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少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 181~200 10/14ページ
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由紀と敦子。 2人の女子高生が 数ページずつ主役を交代していく形で ストーリーは進む。 2つのストーリーが同時進行していく中で、 半分あたりから突然ものすごい展開をしていく。 バラバラだった話をここまで1つに繋げてしまうのってすごい! 「偶然にしては出来すぎ」 という意見多いけど、偶然が重なるのは楽しいですよね? だってフィクションだし。 そんなこと言い出だしてちゃ、ミステリは読めませんよ。 そして、二人の友情がすっごい美しい。 こんな素敵な「親友」がいる人ってなかなかいないんじゃないかな。 | ||||
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「告白」が非常に面白かったので期待して読みましたが、 やっぱり前作ほどの衝撃、興奮は得られませんでした。それが非常に残念。 ただ、読みやすいし書き方もウマいので一気に読めました。 色んな糸が繋がって繋がって、ここまでやるか!っていうくらい絡めてきますけど、 それが面白さに特に繋がっていないのが本作の惜しいところです。 そういうミステリー要素よりも、主人公二人の「少女」らしさが上手く描けているのを評価したいと思います。 少女の時って、ここまで顕著じゃないにしろ、誰もが嫉妬や猜疑心や虚勢に苛まれていて。 少女の時期だけ、少女特有の感じを非常に鮮明に描けてます。 自分が女だから言えますけど、少女っていう生き物は本当怖いです! | ||||
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「告白」が非常に面白かったので期待して読みましたが、 やっぱり前作ほどの衝撃、興奮は得られませんでした。それが非常に残念。 ただ、読みやすいし書き方もウマいので一気に読めました。 色んな糸が繋がって繋がって、ここまでやるか!っていうくらい絡めてきますけど、 それが面白さに特に繋がっていないのが本作の惜しいところです。 そういうミステリー要素よりも、主人公二人の「少女」らしさが上手く描けているのを評価したいと思います。 少女の時って、ここまで顕著じゃないにしろ、誰もが嫉妬や猜疑心や虚勢に苛まれていて。 少女の時期だけ、少女特有の感じを非常に鮮明に描けてます。 自分が女だから言えますけど、少女っていう生き物は本当怖いです! | ||||
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由紀と敦子のような女子高生像は、「そんな理由のために病院や老人ホームに行く人間は常識的にありえない」という不謹慎さは感じますが、周囲の人物に対するドロドロした感情は、現実にありそうなリアルさは感じました。 ただ、ストーリー展開のほとんどがそんな2人のドロドロした感情をひたすら読まされている印象はあり、平易な文章ではありますが、裏表紙の「衝撃の結末」という言葉がなければ、読むのはちょっと苦心していたかもしれません。 ただそれよりも致命的なのは、由紀と敦子の2人の視点が交互に入れ替わりつつ話が進んでいくのですが、その2人の視点の入れ替わりが非常にわかりにくいことです。 突然視点を交代させ読者を驚かせようとしているのかはわかりませんが、話の中で固有名詞を拾いつつ読み進めないと、「ここは由紀の視点か?敦子の視点か?」が非常にわかりにくかったです。 読み進めるにつれて、著者がかなり作り込んでこのストーリーを書きあげたことがわかりますが、この視点の切り替えの混乱もあり、テンポが失われ驚きも半減していました。 | ||||
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由紀と敦子のような女子高生像は、「そんな理由のために病院や老人ホームに行く人間は常識的にありえない」という不謹慎さは感じますが、周囲の人物に対するドロドロした感情は、現実にありそうなリアルさは感じました。 ただ、ストーリー展開のほとんどがそんな2人のドロドロした感情をひたすら読まされている印象はあり、平易な文章ではありますが、裏表紙の「衝撃の結末」という言葉がなければ、読むのはちょっと苦心していたかもしれません。 ただそれよりも致命的なのは、由紀と敦子の2人の視点が交互に入れ替わりつつ話が進んでいくのですが、その2人の視点の入れ替わりが非常にわかりにくいことです。 突然視点を交代させ読者を驚かせようとしているのかはわかりませんが、話の中で固有名詞を拾いつつ読み進めないと、「ここは由紀の視点か?敦子の視点か?」が非常にわかりにくかったです。 読み進めるにつれて、著者がかなり作り込んでこのストーリーを書きあげたことがわかりますが、この視点の切り替えの混乱もあり、テンポが失われ驚きも半減していました。 | ||||
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「告白」が大ベストセラーになった湊かなえ氏の次作です。 「告白」は周囲の反応ほどには私には響かなかったのですが、この「少女」はもっと響いてきませんでした。 なんとなくうねった幾筋もの線がどんどんほどけてきて真っ直ぐになっていく感じなのですが、偶然が重なりすぎて、物語が身の回り過ぎて、そして日常からは少し遠くて、どの線にも共鳴できずに読了してしまった気がします。 たぶん、作りは上手いんだと思います。ひねりも。でも感情が弱いんですかねぇ。もう少しこなれたら男性読者も増えると思うのですが。残念です。 | ||||
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「告白」が大ベストセラーになった湊かなえ氏の次作です。 「告白」は周囲の反応ほどには私には響かなかったのですが、この「少女」はもっと響いてきませんでした。 なんとなくうねった幾筋もの線がどんどんほどけてきて真っ直ぐになっていく感じなのですが、偶然が重なりすぎて、物語が身の回り過ぎて、そして日常からは少し遠くて、どの線にも共鳴できずに読了してしまった気がします。 たぶん、作りは上手いんだと思います。ひねりも。でも感情が弱いんですかねぇ。もう少しこなれたら男性読者も増えると思うのですが。残念です。 | ||||
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筆者のデビュー作である前作「告白」は、評判にたがわぬ凄い作品だった。この若さで、しかも、デビュー作にして、いきなりベストセラー作家になってしまうとなると、どうしても気になるのが、2作目だ。世の中には、いわゆる「一発屋」で終わってしまう作家も少なくなく、筆者が、どれだけの蓄積を持っているのか、あるいは、持っていないのか、その真価を問われるのが、この2作目の「少女」であり、そういった意味で、私は、興味津々たる思いで、この作品を読ませてもらった。 結論から先にいうと、この2作目の作品は、読者の胸に強烈に迫ってくるシリアスで重い物語であった「告白」と比べると、かなり出来が落ちるという以上に、内容も筆致も軽過ぎて、私にとっては、全く理解し難い作品だった。 まず、この作品の主人公である2人の少女が、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」と、小児科病棟と老人ホームにボランティア活動に行くという設定からして、「何、これ?」という感じなのだ。たしかに、一応は、彼女らがそう思うに至った背景は、それなりに書き込まれてはいるのだが、それが、なぜ、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という願望に繋がるのか、論理に飛躍があり、説得力に欠け、その願望の奇異さだけが浮き上がってしまっているのだ。また、これは、筆者が意図的に行っていることだとは思うのだが、友達同士の友情は非常にデリケートに描かれているのに対して、2人の少女や牧瀬の死に対する見方は、終章まで終始一貫して、不謹慎なまでに軽い筆致で描かれているのだ。身内に重病の子どもや高齢者を持っている人がこの本を読んだら、たまらないだろう。 「衝撃の結末」とされている肝心のミステリ部分についても、登場人物それぞれの繋がりの連鎖が、あまりにもご都合主義的で、全くリアリティに欠けている。「告白」の衝撃の結末とは、緻密さも完成度の高さも、雲泥の差だと思う。 | ||||
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筆者のデビュー作である前作「告白」は、評判にたがわぬ凄い作品だった。この若さで、しかも、デビュー作にして、いきなりベストセラー作家になってしまうとなると、どうしても気になるのが、2作目だ。世の中には、いわゆる「一発屋」で終わってしまう作家も少なくなく、筆者が、どれだけの蓄積を持っているのか、あるいは、持っていないのか、その真価を問われるのが、この2作目の「少女」であり、そういった意味で、私は、興味津々たる思いで、この作品を読ませてもらった。 結論から先にいうと、この2作目の作品は、読者の胸に強烈に迫ってくるシリアスで重い物語であった「告白」と比べると、かなり出来が落ちるという以上に、内容も筆致も軽過ぎて、私にとっては、全く理解し難い作品だった。 まず、この作品の主人公である2人の少女が、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」と、小児科病棟と老人ホームにボランティア活動に行くという設定からして、「何、これ?」という感じなのだ。たしかに、一応は、彼女らがそう思うに至った背景は、それなりに書き込まれてはいるのだが、それが、なぜ、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という願望に繋がるのか、論理に飛躍があり、説得力に欠け、その願望の奇異さだけが浮き上がってしまっているのだ。また、これは、筆者が意図的に行っていることだとは思うのだが、友達同士の友情は非常にデリケートに描かれているのに対して、2人の少女や牧瀬の死に対する見方は、終章まで終始一貫して、不謹慎なまでに軽い筆致で描かれているのだ。身内に重病の子どもや高齢者を持っている人がこの本を読んだら、たまらないだろう。 「衝撃の結末」とされている肝心のミステリ部分についても、登場人物それぞれの繋がりの連鎖が、あまりにもご都合主義的で、全くリアリティに欠けている。「告白」の衝撃の結末とは、緻密さも完成度の高さも、雲泥の差だと思う。 | ||||
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この作者は人間の卑屈な心理を感知するのが得意なんだとおもう。それを大々的に表現したくて作品を書いているのが伝わりー ストーリーの精巧さに欠けている印象がのこった。狭い世界で全てつじつまを併せて 因果応報!に結びつけたのはわかるが 稚拙だとおもう。ラストに違和感が残ったのは私だけではないとおもう。 告白より劣ってしまったのは 作者の自己主張が激しく、登場人物がただの語り部であり、役者でしかなくなっていたからだろうか。もっと登場人物に深みをもたせてほしかった。でも 次回作も気になるから読む! | ||||
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この作者は人間の卑屈な心理を感知するのが得意なんだとおもう。それを大々的に表現したくて作品を書いているのが伝わりー ストーリーの精巧さに欠けている印象がのこった。狭い世界で全てつじつまを併せて 因果応報!に結びつけたのはわかるが 稚拙だとおもう。ラストに違和感が残ったのは私だけではないとおもう。 告白より劣ってしまったのは 作者の自己主張が激しく、登場人物がただの語り部であり、役者でしかなくなっていたからだろうか。もっと登場人物に深みをもたせてほしかった。 でも 次回作も気になるから読む! | ||||
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湊かなえさんの作品はこの作品がはじめてだった。 読みやすくあっという間に一冊読み切った。 登場人物がすべて何らかの人物と関連しており無駄な人は誰もいなかったように思う。 その意味で物語の構成力が素晴らしいと思った。 もう一度読んで一回目で気付けなかった、伏線や人物の繋がりをいくつか発見し、 まだ気づいていないこともあるんではないかと思い何回読んでもわくわくした。 その後「告白」を読んだらこの「少女」と全く違うテイストであり驚いた。 「告白」と比較したら「告白」の方が読み応えがあるし、読んでいる時のドキドキ感や続きが気になって止まらなくなる感じは「告白」の方が勝っているように感じる。きっと「告白」の後に「少女」を読んだら「少女」は物足りず拍子抜けしただろう。 でも、私は「少女」を先に読んだことでこの作品が心に残り満足な読後感を味わえた。 | ||||
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湊かなえさんの作品はこの作品がはじめてだった。 読みやすくあっという間に一冊読み切った。 登場人物がすべて何らかの人物と関連しており無駄な人は誰もいなかったように思う。 その意味で物語の構成力が素晴らしいと思った。 もう一度読んで一回目で気付けなかった、伏線や人物の繋がりをいくつか発見し、 まだ気づいていないこともあるんではないかと思い何回読んでもわくわくした。 その後「告白」を読んだらこの「少女」と全く違うテイストであり驚いた。 「告白」と比較したら「告白」の方が読み応えがあるし、読んでいる時のドキドキ感や続きが気になって止まらなくなる感じは「告白」の方が勝っているように感じる。きっと「告白」の後に「少女」を読んだら「少女」は物足りず拍子抜けしただろう。 でも、私は「少女」を先に読んだことでこの作品が心に残り満足な読後感を味わえた。 | ||||
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2人の少女の友情。これは、表のテーマです。でも底辺に流れる裏テーマがあります。始まりからインパクトがあります。前作「告白」ほどの派手さはないですが、終章まで読んで、それまでの登場人物(少女たちとおじさんたちと少年たち)が見事につながるのです。これには、鳥肌がたちます。そして裏テーマとして底辺に流れている「因果應報」。このテーマには前作同様重いです。でも考えさせられます。当然といえば当然の結末かも 贖罪 (ミステリ・フロンティア) 告白 | ||||
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2人の少女の友情。これは、表のテーマです。でも底辺に流れる裏テーマがあります。始まりからインパクトがあります。前作「告白」ほどの派手さはないですが、終章まで読んで、それまでの登場人物(少女たちとおじさんたちと少年たち)が見事につながるのです。これには、鳥肌がたちます。そして裏テーマとして底辺に流れている「因果應報」。このテーマには前作同様重いです。でも考えさせられます。当然といえば当然の結末かも 贖罪 (ミステリ・フロンティア) 告白 | ||||
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前作の「告白」が面白かったので、本作も読んでみました。 結構辛口な評価が多いけれど私は結構面白く読めました。 あまりにも偶然が多すぎる感もしましたが、そこかしこに伏線が引かれ、丁寧な作品だと思います。 ラストに向けての意外な真相には私もすっかり騙されてしまいました。 次の作品もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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前作の「告白」が面白かったので、本作も読んでみました。 結構辛口な評価が多いけれど私は結構面白く読めました。 あまりにも偶然が多すぎる感もしましたが、そこかしこに伏線が引かれ、丁寧な作品だと思います。 ラストに向けての意外な真相には私もすっかり騙されてしまいました。 次の作品もぜひ読んでみたいです。 | ||||
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「子どもなんてみんな、試験管で作ればいい」って…衝撃的な始まり方でした わくわくしながら読んだのですが…とにかく、語り手がすぐに代わるので、最初は読みにくかった! しかも「人が死ぬ瞬間を見たい」という設定 なのに、現場に病院と老人ホームを選ぶとは…ちょっと、ないかも??? ちょっと不自然な偶然も重なり、後半はすじが見えてきたし… 相変わらず「陰湿・猜疑心・ねたみ・疑心暗鬼」の塊 読後の後味も悪い(「告白」ほどではないけど…) 期待が大きかっただけに、後味が悪かった | ||||
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「子どもなんてみんな、試験管で作ればいい」って…衝撃的な始まり方でした わくわくしながら読んだのですが…とにかく、語り手がすぐに代わるので、最初は読みにくかった! しかも「人が死ぬ瞬間を見たい」という設定 なのに、現場に病院と老人ホームを選ぶとは…ちょっと、ないかも??? ちょっと不自然な偶然も重なり、後半はすじが見えてきたし… 相変わらず「陰湿・猜疑心・ねたみ・疑心暗鬼」の塊 読後の後味も悪い(「告白」ほどではないけど…) 期待が大きかっただけに、後味が悪かった | ||||
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設定が生かしきれてなかったように思う。 もっともっと、毒がほしかった。 あと「ハヤカワミステリー」なので ミステリーを期待してたけど全然だったのでそこも物足りなかった要因。 普通に、いい話で終わってました。 ちなみに私は話題の「告白」は読んでいません。 | ||||
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