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少女
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少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全261件 121~140 7/14ページ
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これも実に面白かった。 「告白」がある意味救いのない終わり方をしたのに対して、「少女」は暗闇の中に一筋の光が差し込むと言うか、未来志向のエンディングだったと思います。 そういうわけでタッチは「告白」とは異なりますが、登場人物(本書では少女二人)の独白という形式で物語が進み、登場する人物にはみな何かしらの関係性がある、というのは「告白」と同じですね。 登場人物の関係性を徐々に明かしていく「見せ方」は流石だなあと思います。 | ||||
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ツタヤで文庫になっているのを発見して買いました。 「告白」を読んですごくよかったので、今回もすごく期待をして 読んでみました。 3をつけてしまいましたが、 小説としては読みやすいし、展開も面白いです。 ただ、どうしてもかなり都合のよい流れの部分も多くて、 ちょっと気になってしまうというのが正直なところでした。 もう少し、丁寧に背景を描いたほうがよいなぁと思う部分も。 ただ、テンポを大切にする作品だし、 こういう作風なんだ、と割り切って読めてしまえば よいのだと思います。 | ||||
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少女たちの考える「死」についての考えは思春期独特のものがあるのでいまいち概要がつかめませんでした。 中盤から終盤にかけて、それぞれのパートがつながっていく部分が気持ちよく読めました。 読後感はちょっと後味が悪いかもしれません。ハッピーエンドではないので。 読みやすい文章なのでサクっと2,3時間で読めます。 | ||||
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つまらなかった。こんな本を読んでしまった自分が馬鹿でした。作者のご都合主義の物語。こんな程度の作品が書店で平積みにされていることに驚くし、この本を「いい」と薦める人の読書レベルを疑います。まさに日本人の読書力が落ちていることを証明している「ベストセラー」です。 | ||||
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しばらくこの著者のことは頭から完全に消えていた。でも先週久しぶりに日本の本屋に立ち寄り人気書コーナーの前に立った時、そこでえも言われぬ負のオーラを感じた。それを放っているのは前作「告白」をイヤでも想起させる独特の表紙、唐突な題名、そして「湊かなえ」の4文字だった。しかも平積みされた本書の横に躍っている売り込み文句を見て僕は自分の目を疑った...「たちまち25万部!」。 よしゃいいのに買って読んでみた。「二作連続でそれだけ売れるってことは何かあるのかもしれない。前作で吐き気すら覚えた嫌悪感は自分の勘違いだったのかもしれない」という思いに駆られて。それに文庫版でワンコインとちょいの値段だったし。 そして...あ"〜ヂグジョ〜〜自分がバカでございました〜!!「告白」のレビューは長々と書いたけどもはやそんな気すら起きない。 幼稚極まりない文章力、あい変わらず支離滅裂な構成力、そして的を外しまくりの演出力。しかもそれらが「告白」より一段とパワーアップしていることは疑いない。ある意味スゴイ。 なぜこんな駄本が売れるのか、いやそれ以前になぜこれを世に出そうという出版社が存在するのか。 僕はこの出版社は実はわかってやってるような気がする。「売れるんだから何だっていいじゃないか、文句あっか」という開き直りを感じる。 たまたまオランウータンにペンを持たせたらゲテモノ好きの世間が騒ぐ絵を描いたので調子に乗ってもう一回やらせてみたって、まるでそんなノリじゃないか!! 世の人々の目は節穴ではないと信じたい。 もしこの次のオラン作品がまたウン十万部も売れるようなら...はっきり言ってこの国の未来はアブナイ。 | ||||
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一気に読み終えた。湊かなで作品は『告白』以来2作目。 主人公の女子高生2人の短絡的というか、自分可愛さで行動してしまうところ、読者が元女子高生ならきっと身に覚えがあるはず。 友人ではあるのに理解しようとしない距離感とか、思春期の自意識過剰さがイタイ。うまい。 特に敦子の「己可愛さ」が随所にあって、チクチクと毒を撒き散らす。 距離を保ったままの日常が続くのもリアリティはある。他人同士が完全に重ね合わさるなんて現実にはなかなか有り得ない。 どこまで行っても、他人は他人でしかない。でももし一瞬だけ重なる瞬間があるなら、一瞬だけ世界が輝いて見えるだろうな。 あとは、いつまでも「世界と私」で生きるのは難しいなあ。とか。10代20代前半までの特権だ。 全て繋がってる、ってのが読後の感動には繋がらず、クイズの答え合わせをしている感覚だったのと、 一番の盛り上がりのとこでちょっと唐突なことが起こり過ぎて、ポカーンとしてしまった。ちょっと残念。 | ||||
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遺書ではじまり、遺書で終わる物語。 私たちはこの遺書が誰が書いたものなのかわからないまま読み進めていくわけです。 とても面白かったです。文章はわりと読みやすいのに、混乱するのはなぜでしょう…何回も戻りながら読み進めました。 途中でいろいろな事がつながっていき、最後のビックリする結末…最高です。 そして解説を読んで、ああそうゆうことだったのか!と、気づかされたことがありましたので是非とも解説までお読み頂くことをお勧めします。 | ||||
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ケータイ小説以下の文章が延々と続く。素人が趣味で書いた小説より酷いのではなかろうか。ストーリーも非常に作為に満ち満ちており、不自然さが前面に出ている。偶然が何度も連続するのだ。さりげなさを演出する能力が作者にないからこのようなことが起こるのだろう。友情などと謳っているが、本書に友情はなく、よって友情による感動もない。あるのは性格の悪すぎる女が改心することなく進んでいく姿だけである。本書の進み方としては2人の主人公の視点を交互に見ていくものなのだが、頻繁に(本当に頻繁に)視点が変わり、その変わった時にどちらの主人公の視点なのか表示されないという欠点がある。連続して読んでいく場合は交互に視点が変わることから予想がつくのだが、次の日にしおりから読み始めるとどちらの視点かわからなくなる可能性が大いにありうる。普通の小説家ならこのような問題点はごく当たり前に解消するのだが、残念ながら本書の作者はそこまで気が回らないらしい。構成、文章、ストーリーと全てにおいて最低レベルの作品であった。表紙も非常に恥ずかしいものとなっている。 | ||||
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女子高生2人が交互に物語を進めて行く感じで、最初の方は少し読みにくかったけど、慣れてけば平気でした。 最初から、最後までちゃんと繋がってるんだけど、ちょっと無理矢理な感じがするかな。 いくらなんでも、人が繋がりすぎじゃないかなって思う。 身近にそんな問題な奴ばかりいないだろ〜みたいな。 でも、スラスラ読めたし、女子高生に共感できるとこもあったし、私は、結構楽しかったと思います。 | ||||
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今回も後味の悪いラストでした。 ハッピーエンドで終わらせないんですよね。 ベストセラーの処女作『告白』に比べたらアレだけど、結構面白かったです。 文章も読みやすいし。 ただ肝心な「人が死ぬ瞬間」ってのが、なおざりになっていて、結局よく分からないままでした。 蛇足ですが、私は小説を読む際、登場人物の誰かに感情移入してしまうタイプなのですが、今回は由紀が一番自分に近いなぁ、と思いながら読みました。 以上です。 | ||||
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読み手の力量が試される作品だと思います。 個人的には、読み終わった後にたまらない爽快感がありました。 | ||||
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『告白』などと比べるとミステリー性は低いとは思う。 先が気になって、つい読むペースが上がってしまうなどといったこともなかったからそう思う。 だけど、この作品を読む意味は『告白』などよりもあったのではないかと思う。 読んでいる時に思ったことは、良い意味でも悪い意味でも「日本人」を感じたということ。 日本人は、あまり相手にストレートには言えない民族だといわれている。 それは、相手を思いやる等の美点もあるのだが、逆にそうするがゆえに、相手に誤解を与えたり、自分も間違った解釈をしたりして人間関係がギクシャクしたりすることもある。 本作の主人公、由紀と敦子のように。 作者が言いたいことは、それが美点であることは認めた上で、「もっと話し合おう」ということではないかと思う。 そうしないと、人生で損をしたり暗くなってしまうことがある。 前作を読んで気に入った人にはお勧めする。 また、人間関係に悩んでいる人にも読んでほしい。 なにかをそれを解消するヒントになるかもしれない。 | ||||
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小説を読んでいる最中から、自分の中で少しの違和感を抱き続けていたように思います。 湊さんの作品は『少女』が初めてです。 私自身、高校卒業からそこまで年月もたっていませんし、この小説に登場する少女たちの心情は理解できました。 『女子高生』という微妙な年代の少女たちの、純真さ・残酷さ・潔癖感などが表現されていて、高校時代の苦々しい気持ちが思い出されました。 優越感に浸りたいため・対等な立場に立ちたいために、『少女』たちは「死体を見たい」という欲求をもち、目標に向かって行動し始めます。 「そんな単純な動機で老人ホームでバイトしたり、ボランティアしたりしないと思う」という意見もありますが、私は逆に、そこがリアルな気がしました。単純で不純な動機から始めたために、由紀は途中で投げ出し、敦子ははっきり言えずにだらだら続けます。(まぁ最後は楽しんでますが) 最初から最後まで、テンポ良く読めましたし、*の意味にも気付けたときはスッキリできました。 ただ…矛盾していますが、最初から最後まである種の違和感が拭えませんでした。 その違和感の理由が自分でもよくわからないんですが…うーん… 批判するわけではないのですが、作者さんの『死』に対する考え方・扱い方が好きになれなかったのかも知れません。 他の作品を読んでみたいとは思いました。 | ||||
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少女たちの考えることは、自分もときどき考えるなー と思うところが多くありました。 高校生のまま、おれの知性は止まってしまったんでしょうか? | ||||
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『告白』と『贖罪』を読んで、3作目の湊作品。 これはあまり、好きになれず。 『告白』の修哉は 爆発物を作りたい、人を殺したい、その歪曲した願望にも彼なりの理由はあった。 曲がってはいても、彼なりにその目的を遂行するためには、 リスクが高かろうと、挑戦する必要があったことは 読者として納得できる。 でも、この『少女』の女の子たちが「人が死ぬところを見てみたい」って話は 明確な理由がない。実際、この年の少女が明確な目的を持って生きてないとしても、 それなりの理由がないと、読者として共感できない。 仮に、友達に自慢したいレベルで、平凡な友人たちを出し抜く程度の目的で 人が死ぬところを見てみたいと思ったとしても、 その程度の目的意識しかない10代の子供は わざわざ仕事がキツい介護施設に働きに行き続けないだろうし(仮に単位目的でも)、 小児科でボランティアもやろうと思わないと思う。 仲が良いように見える女子高生の友達同士の中でも、 心の中ではお互いを蔑んでいたり、 そうは言ってもやっぱり好きだったり、 そんな微妙な気持ちの寄せ集めだったことを大人になった今、少し思い出したくらいの収穫。 3日経てば、別の本に内容の記憶をかき消されました。 自分的には中古で十分。 | ||||
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人物相関図が上手くできすぎでリアリティがないというが、名作と言われる「告白」すら爆弾を作るといった途方もないお話のファンタジー色が強かったためにそれほど気にはなりませんでした。 むしろ、だんだんと浮かび上がる相関図のおかげで小気味良い爽快感の中、読み進めることができて楽しかったです。 結末は、さすが湊かなえシリーズといったところでしょうか。 むしろ、この路線でひたすら突っ走ってもらいたい。 ミステリーというよりもホラーですね。 因果応報が回り回るといった世界観で今後、呆けている彼女らがどんな悲惨な目に遭うのかと思いを巡らすだけで、背筋がゾクゾクもするしワクワクもしてきます。 主人公二人と牧瀬といった読み手に不愉快さを与えるキャラ設定も、このまま、ただでは済まないという暗示が込められている気がします。 万人受けは絶対にしないけど、バッドエンドを愛する自分には良作でした。 | ||||
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ミステリというよりも少しブラックなユーモア小説のように読みました。 著者はうまいのかへたなのか、ふざけているのか、真面目なのかがよくわかりません。 人物描写に今ひとつ深みが足りない 高校生には共感できる部分があるかと思いきや、現役高校生が読んでもたぶん面白くないだろうな ウン十年前に高校生だったオバサンたちが、昔の記憶をひっぱり出してほろ苦い気分に酔いしれるのが ほとんでではないでしょうか | ||||
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二日後に卒業を控えた、進学校に通う高三の男子です。 この本のようなまさに血の通った青春を送ってみたっかな、と三年間を振り返っているところです。 確かにこの本を読むにあたり、始めは視点描写主を追うのに一苦労しますが、物語が進展するにつれて自然と 把握できるようになります。そして、そこからぐいぐいと引き込まれていきます。 “相手より優位に立ちたい”その思いから‘死’を追い求める高校二年の少女二人。 互いに相手を思いやるも、不器用なことからすれ違い、相手を排除し、自らの殻に閉じこもる二人。 そして悲しくもそれこそが現代にあふれている、以前とは異なる、ともすれば気づきもしない暴力、 好き嫌いで排除する暴力ではないでしょうか。 この本のテーマは表向きは‘死’です。ですが、裏の、というより真のテーマは‘生’‘生きること’の ように思われます。ちょうど卒業式がはじまりであるのと同様に‘死’こそが‘生’への、少し大げさかも しれませんが、生者が死者よりなにかを受け取り、自分や環境のことを深く見つめなおすきっかけ、明日に つながる道なのかなと思います。(入試問題の現代文で似たようなことを学びました。今になってこういうこと だったのかなと考えさせられます) 共に相手を恨み、嫉妬し、親友でありながらも距離を置いていた二人。 そんな青かった二人がひと夏をこえて友情を分かち合った。これぞ青春!いいな。 この物語を高校生のうちに読むことができたことをうれしく思います。 | ||||
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女子高生2人が「死」を目にしたいという動機で病院や老人ホームでボランティアをする中で、多くの偶然が重なって巻き起こる数々の悪い出来事。 前半部分は各少女の話が独立して交互に進むが後半は視点が入り乱れて繋がっていく感じはフィクションならではの魅力と言っていい。 特に終盤にはこれまでの出来事が見事に繋がり、「普通は絶対にあり得ないストーリーだ」という感じはするものの、強い衝撃を受けた。 小説の魅力はこうした日常あり得ないストーリーを楽しむという面もあり、良く出来た作品だというのが全体的な印象。 また、女子高生の友人に対して揺れ動く感情も見事に表現していたと思う。 著者の作品を読んだのは初めてであるが、他の作品も読みたくなった。 | ||||
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ライトノベルテイストで、若い子にも読みやすく書かれてるんじゃないでしょうか。 視点がころころ変わるので読みにくいですが それも、若者向けのノベル特有の感じがしますし、 視点が変わらないと無理な内容なので(ひとつの視点では書けない内容) まあいいかなという感じ。 少女の幼稚さや、自分勝手な残酷さがうまく書かれてるんじゃないかなと思います。 作家はすごく若い人だと思ってたんですが 意外とそうでもなくてビックリです。 エンターテイメント性が高いし、 全てが繋がっていて、全てが説明がつくってところが 読んだ後スッキリする感じ。 下手なミステリよりいいんじゃないですかね。 | ||||
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