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少女



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【この小説が収録されている参考書籍】
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)
少女 (双葉文庫)

少女の評価: 3.38/5点 レビュー 261件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.38pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全261件 81~100 5/14ページ
No.181:
(2pt)

衝撃はありません

「複雑な因果の果てにむかえた衝撃の結末とは?」 に騙されてはいけません。死体を見たいという高校生の話と言う事で、すごく猟奇的?な展開になるのかと思いきや「死体を見たいなんて思うわりには意外に素直?で傷つきやすい」高校生の友情を通した夏休みのお話にすぎません。高校生の気持ちを大人の今もこれだけ描写出来るのはある意味スゴイなと思いますが(たいていの人は忘れてしまうから)。1日で一気に読めてしまう読みやすさは良いのか悪いのか?
それから、これも湊さんの作品によくある展開ですが、登場人物がみんなどこかでつながるんですよね。この本の場合も中盤ですでに「ああ、この人がおそらく〇〇なんだろうな」とみんなつながってしまったので、その分さらに驚きにも衝撃にもならなかった。ミステリーとも言い切れずドラマとも青春ものとも言いきれない、どこか中途半端な流れになってしまったのが残念です。
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4152089954
No.180:
(5pt)

さすがです!

対照的な二人の少女がつむいでいくお話。読み進めていくうちに目が離せなくなります。
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4575514837
No.179:
(5pt)

意外に恐怖感はありませんでした

久し振りに、自身の年齢を忘れ、すんなり読める感性があることを確信しました。
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No.178:
(4pt)

不思議と惹かれる作品

随所に散りばめられた『因果応報』という言葉、それはまさにこの本そのものでした。
読み終えた直後、私はすぐに初めの一ページへと戻りました。すべてがスッキリする、読後感が良いというわけではありませんでしたが、なぜか惹かれるものがありました。
死と女子高生をかなりチープに描いている感があり、他の人が書くように、すこし受け入れがたい違和感を覚える人もいるかもしれません。しかし、湊かなえさん独特の文章を素直に読める人、惹かれる人には大変おすすめの作品です。
私はまだ「告白」の一作しか読んでいませんが、「少女」を読んでほかの作品も読みたい!そう思いました。
まだ湊さんの作品を読んだことがない人は、ドラマや映画から雰囲気を知ってから読むといいかもしれません^^
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No.177:
(3pt)

女子高生の世界の群像劇

友人同士の2人の女子高生の周辺のイベントが絡みあって,
すべての伏線がつながっていくストーリー.
ミステリーというよりは,小世界の群像劇という印象.

1つ1つの伏線を,これでもかというくらい,
相手方のイベントにからめて回収する構成力は確かに唸らされるものがある.
大きなエピソードから,ちょっとしたセリフまで,
いたるところに伏線が散りばめられ,読み手に程よい緊張を強いてくる.

一方で,少女たちの心理描写も多いのだが,
かなり性格も知的レベルも違う2人のはずなのに一人称での描き分けがまったくできておらず,
また,抱えている悩みや葛藤が共感しにくいため,
ただエキセントリックな少女という印象を受けるだけで感情移入できず,
文学的なテーマまでは感じられない.
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No.176:
(5pt)

無意識って怖いなと

わかりやすい文体で、一気に読めてしまいました。無限ループにはまった感じで面白かったです。もし後日談でもあれば、無意識の悲劇は続いていくのだろうなあと思いました。
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No.175:
(5pt)

だんだんハマってきました・・・もう抜けられないかも、です。

読み出したらもう止まりませんでした。
「文章が拙い」とか「結末が読めちゃう」とか手厳しいコメントをしている方も見かけますが、
私は全然そう思いません。
筆力、そして練りに練られた巧みなプロットは巨匠・唯川恵に勝るとも劣らない秀逸なものだと思います。
彼女の本は、まだ十冊も読んでいませんが「告白」を除いて、すべて★五つに価するものだと思っています。
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No.174:
(4pt)

おもしろい

おもしろかったです。2人の少女がどんどん近づいてゆくところが面白くて1日で読んでしまいました。
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No.173:
(4pt)

世間は狭い

無関係に思えたいくつかの出来事が、すべて関連していたと分かって面白かった。
「偶然が重なり過ぎ」とか「ご都合主義」と見る人もいるだろうが、私は「世間って意外に狭いものだな」という感想を持った。
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No.172:
(2pt)

作風?

作者の作風なのだろうが、輪郭のはっきりしない、何かイライラする感じで進む物語である。しかもあまり面白くない?
 文章は平明なのだが何を言いたいのか、何がトリックなのか、どう落としてあるのかが分かりにくいのである。特にこの作品は顕著な気がする。読み終わって、これだけ茫漠たる感に襲われる本。
 多分こういう物語なんだろうと推測はするのだが、そこ、どう面白いのと言いたくなるのである。
 主人公、女の子二人。友人である。交互に状況が一人称で語られる。そして時折注入される、教師に盗作された片方の少女が書いた物語の文章。それがひとつの鍵になっているようだが、どう鍵になっているかも分かりにくい。
 要するに、面白いのか面白くないのかすら判らない本でした。
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No.171:
(4pt)

ワクワクする

人のつながりや、展開が面白かった。
スリリングな中にも、優しさや思いやりもある話でした
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No.170:
(4pt)

読んで損なし

女性作家が描く女性の世界で、これほど爽快だったのは、初めての体験だった。
この作品は、「共学」ではない、「女子高」のにおいにまみれている。
明るくて、健気で、強かで、残酷で――人目を気にしないでいながら、その屈託のない、疑いをしらない、せっかちで無邪気な礼儀正しさに、大人が眉をひそめない青春を感じ得てしまうような。決してお行儀がいいわけではないのに、イヤラシさのない……
そして、その幻想を打ち砕く、生々しい、むせかえるほどに充満した、少女たちのにおいを感じた。
共通意識の中で、それが強いはずの思春期の女性において、それとは別に「個」を確立して、「うちら、そんなもんだよ」と、嫌味なくいえてしまえる。それを著者は、描けてしまえる。
時折、笑わせてもらい、物語性に、著者の読ませる配文に関心した。きっと著者は、もの凄くプロ意識の高い方なのだろうと思う。
にも関わらず、視点が混乱する手法を避けることはできなかったのか? 二人の内面に入り込むことが不可欠として、工夫の余地はなかったのか……ただ、一点、それだけが悔やまれる。
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No.169:
(5pt)

気に入ってます。

本屋さんまで行かなくても、いち早く人気の本が購入でき満足です。
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No.168:
(3pt)

最後まで読んでから、嫌いだと何度も確認してしまう本。

『告白』を先に読んでいたので、読後ダメージは軽くすみました。
うーん、やっぱり子供には読ませたくない!!
暗く悲しい気持ちになりながらも、最後まで読んでしまったのは、湊さんの筆力が故ですね。
淡々とした文体で突き放すような救いのなさが彼女の魅力なのかも。
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No.167:
(4pt)

面白かった

おもった以上に面白かった、湊かなえさんの作品は読者をひきつける魅力がある。
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No.166:
(4pt)

二人の少女の友情が良かった

死ぬ瞬間を見たいと強く思う女子高生桜井由紀。その友達で死体を見ることで自分の弱さを克服したいと思う少女草野敦子。その目的を果たすため由紀は病院の小児病棟に朗読のボランティアへ行き、敦子は老人ホームのボランティアに行く。
 そんな感じで始まったこの物語は帯に「女子高生の衝撃的な夏休みを描くミステリー長編」と銘打たれた割に前半はそれぞれの少女がボランティアにいそしむだけの平和な展開だった。それが突如興味深い話へと変貌したのは由紀がボランティア先で出会った少年タッチーにある約束をしてからだと思う。それはタッチーには昴という同じ小児病棟に入院する友達がいるのだが彼とわけあって離れ離れになった父を再開させてほしいというものだった。昴は数日後に成功率7%の手術を控えており、それまでに何とか彼と父を合わせたいというのだ。昴の死の瞬間が見られると思った由紀は喜んでその頼みごとを引き受ける。
 一方、敦子は自分が通う高校の裏掲示板サイトを見た折に「死の預言書」という殺人・自殺予告サイトのリンクを発見し立ち寄る。そこには老人ホームで共に働くおっさんこと高雄孝夫の殺人予告があった。高雄のことが気になりだした敦子はボランティアの最中に過呼吸となり倒れたことがきっかけで高雄が文学愛好家で由紀が以前書いて担任の教師に盗作された「ヨルの綱渡り」という短編小説が載っている文芸誌を持っていることを知る。その小説は由紀が敦子をモデルに書いたもので敦子は読みたかったが地元の本屋でその文芸誌を買う前に売り切れるなどして読むことができなかった。敦子は高雄にその小説を読ませてもらうべく高雄の家へと行く。「ヨルの綱渡り」を読んだ敦子は作品を通じて自分を励まそうとしてくれた由紀に感動する。
 由紀はタッチーとの約束を果たすべく昴の父を探すことに奔走する。途中危ない目に遭いながらも昴(実はタッチーが昴だった)とその父である高雄を合わせることに成功する。ところが、昴は父と抱きつくなり隠し持った果物ナイフで彼を刺そうとする。高雄に付き添って来ていた敦子が昴の手をたたき握っていたナイフを落としたことにより高雄は九死に一生を得、敦子は由紀を連れてその場を急いで去る。
 最後は敦子と由紀がお互いのことをわかり合いハッピーエンドと思いきや、二人の友人である紫織が遺書を書いて自殺するというものだった。
 なんで紫織がここで出てくるのかと思うかもしれないがそれは読めば分かるので敢えて言及しない。
 この小説を読んで印象深かったのはどの登場人物も生きにくさや生きづらさを抱えているということだ。由紀も敦子も学校でそれを感じつつも由紀のほうは家に認知症の祖母がいて彼女の行動に苦しめられており、敦子は中学時代の部活動で仲間だった少女たちに学校裏サイトで吊るし上げをくらう。どうもそのことが物語の前半部分の動因となっているようだ。
 後半は由紀と敦子の友情の復活というハッピーエンドで終わると思いきや、紫織という症状がいじめを苦に自殺しようとして書いた遺書が紹介されて終わる。ここにも学校という社会での生きにくさが坦々とつづられている。これはいまだ現実社会においてこの手の問題が解決に至っていないことを示唆しているのだろうか。
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No.165:
(4pt)

映画化希望

告白が面白かったので、続けて購入しました。
例えば、映画「ふたり」とか、「花とアリス」が少女の美しさや爽やかさを中心に描いているのだとしたら、この作品は、少女の陰湿な部分や図太さを中心に描いているように思います。
だからこそ、美しさが引き立つシーンがいくつかあると思います。
花火大会で、敦子が由紀の手を引いて走り出すシーン、敦子がおっさんから借りた「ヨルの綱渡り」を読み、涙するシーン、病院から飛び出した二人がジュースを飲みながらゲラゲラ笑うシーン…
映画にしたら絶対絵になる…というか、もう脳内で映像化されてます。
「少女たちの羅針盤」みたいな…は無理でも、ギリギリ青春映画として映画化されることを希望します。

伏線をこれでもかというほど回収するのも、個人的にわりと好みです。
死を悟りたいという無理やりな動機も、高二病だと割り切ってしまえばそこまで苦になりません。

ヤフー知恵袋で偶然知るまで、最初の遺書は星羅だと勘違いしてました…最初から紫織の遺書だったんですね…恥ずかしい…。
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No.164:
(2pt)

期待外れ

この作家の他作品を読んだ後に手に取りました。
ダークな内容を期待していたのですが、思っていたほどではなく、やや期待外れでした。

「自殺」「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という煽り文句とは裏腹に、
本編ではページの大半が高雄と昴に割かれており、内容もさわやかなものとなっています。
途中からは由紀も自分の目的を忘れてしまったようで、人が死ぬ瞬間を見てみたいという強い思いはどこへ行ってしまったのかと突っ込まざるを得ません。

紫織の自殺については最後の数ページで言及されています。
わざわざ遺書の部分を冒頭に持ってきているわけですから、物語の核心部分のはずなのですが、
とってつけたような印象しかありません。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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No.163:
(3pt)

ドキドキします。

高校生に読んでもらいたい。

自分の人生について葛藤している人、悩んでいる人、なぁなぁに過ごしているなぁと感じている人、是非読んでください。
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No.162:
(5pt)

因果応報か

各々の結末は因果応報か
なにかのすれ間違いか

詰め将棋を見ているような終盤が次の作品も読みたくさせる。
少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)Amazon書評・レビュー:少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
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