少女
評判
少女の評価:
6.63/10点 レビュー 16件。 B ランク
感想一覧
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イヤミスの女王と称される湊氏のデビュー2作目の作品である。
著者の作品は本作で、4冊目[絶唱(5P)→リバース(5P)→贖罪(7P)→本作(?P)]。
著者独特のその作風は、そのまま。
人の負の心理・行動を、軽いノリで軽妙に描く。だから、イヤミスとは言え、さほど重すぎることはない。
それどころか却って、人のバカさ加減が滑稽に見えて笑いを誘う。
よって本書は、気負わず暇つぶし程度で気楽に読み、楽しめばよい。
ラストのオチも「自業自得」・「因果応報」と割り切って、笑い飛ばしましょう。
さて本書の焦点は、2人の女子高生の心理の対比であろう。
序盤はその2人の目線がどちらの目線なのか、とても分かりづらい。慣れるまで少々時間が掛かった。
しかし、後半は分かりやすく、テンポよく展開する。
ミステリー風の伏線もキチンと漏れなく回収される。もちろんその分、伏線回収はいかにも都合良い。しかしその都合良さも、この小説のライトさで考えると、違和感はない。
それで本書の評価であるが、単なるイヤミス的内容ではなく、2人の少女の友情も味わえ、当方にとっては読後感もさほど悪くはなかった。
これまでの3作の最高点7点越えの8点としたい。