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家守綺譚
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家守綺譚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 1~20 1/8ページ
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友達に勧められて購入。普段はあまり日本人作家の小説を読まないのですが、ハマりました。早く次の章を読みたいけど、読み終わってしまうのがもったいない!と思いながら、一文字ずつ丁寧に読み進みたい本です。 | ||||
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色んなものの「間」。この世とあの世、現実とまぼろし、生者と死者、人間と非人間。間というより同じ地平に居るというべきか。これを読むと「人」も「その他」の中のひとつでしかないなあと思わされる。 舞台・時代はおそらく京都滋賀県境・1900年頃。湖で死んだ友人、高堂の庭池付一軒家の家守を頼まれそこに暮らす新人文筆家の綿貫。文明開化という名の変化に懐疑的な綿貫という遊民。明治以前と明治という視点。消えゆく風土や修養精神についても目配せ。 時折掛け軸の湖から現れる高堂、そしてもののけ・河童・樹の精・小鬼・狐狸たち。これらを異物としてではなく、現実の人や獣、植物と同列に語る住人たちと、これを違和感なく受け入れる綿貫。草花鳥獣と人間が同じ地平に居るというのはそういうこと。異界・幽世・黄泉と現世が溶け合いつつ巡る四季をひしひしと感じることができる。 またこの各短編には植物の名が割り当てられ、植物こそ春夏秋冬と共にあるのだなあ、と。佐保姫竜田姫なども登場し、俳句を詠むひとにはまたこの点も魅力的だろう。最後に。綿貫はあまり苦悩しない(?)漱石のようでもあり、「蟲師」もちょっと思い出し。初出2004年。文庫化2006年。おすすめ。 | ||||
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寝る前に読むといい感じに心穏やかになれて入眠できる。 | ||||
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梨木香歩さんの本は初めて読みましたが、この本は河童が出てきたり、植物に感情があったり、とっても不思議だけど、とても面白かったです。梨木さんのファンになりました。他の本も読みたいです。 | ||||
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文庫版は何度も読み返しているし、1編単位で順番に関係なく読んでも落ち着くお話てとても良い。 電子版だと隙間時間に読めて間が持つのがよいな。 | ||||
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きれいにお送りいただきました。 | ||||
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綺麗な商品でした^ ^ | ||||
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敢えて近代文学風な文体で綴られた佳作です。梨木香歩さんの力量には脱帽。 夏目漱石ー内田百間あたりの系譜がお好きなら、続編、冬虫夏草ともどもおすすめします。 「f植物園の巣穴」もおすすめです。 | ||||
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ピース又吉さんが言っていた「幻想的な物語」でした。私の好きな物語は、長虫屋が出てくるダァリアと白木蓮。長虫屋との掛け合いが好きです。また、高堂がひょっこり出てきて主人公と話すなんてこの世とあの世がつながっていたらこんな幻想的な出会いがあるなんて素敵だと思います。 | ||||
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一語、一文、展開、全体構成。どのレベルでも美しく編まれていて、圧倒されます。 妖怪、地霊、木霊など、向こうの世界とこちらの世界が入り混じることが自然な世界のお話です。 | ||||
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人の営みと自然、そして不思議なものが、あたりまえに共生している。そんな古き善き日本。そういう心豊かな時代が本当にあったのではないかと思わせてくれる。湖の底のように静かな読後感。 | ||||
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また買っても良いと他人に言っても良いでしょう | ||||
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この本は面白いのでシリーズを買おうと思う | ||||
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梨木香歩さんの本は本当に面白い。何度読んでも、読み終わるとまた読みたくなる!ストーリーの中に何度も引き込まれて行く感じがたまらない。この続きはどうなるんだろう、、、と想いを巡らせてしまう。 | ||||
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恐らく10年以上前、学生時代に”西の魔女が死んだ”を読みました。 それから、留学、就職、結婚、子育てと生活が変わって行く中、つい先日、家の近くの本屋で再び平積みされた”西の魔女が死んだ”を発見。 その足で、本屋にて梨木氏の書籍で一冊だけ置かれていた本書を購入しました。 気に入ったのは各章のタイトルが植物だった点。 そして、その時欲しかったのが、「子供達が部屋で遊んでいるときに、椅子に座って静かな気持ちで読める一冊」で、その気持ちと合うように感じたためです。 早世した友人宅の家守をしながら物書きをする主人公と、彼の周囲で起こる怪異や、それにまつわる植物について、静かな文体で綴られています。 知らない植物が出ると、調べては「ああ、この植物か」と、梨木氏の表現と重ね合わせながら読むことができました。 梨木氏の書籍を読むのは本書で2冊目でしたが、読了後、彼女の他の書籍も読みたいと思える一冊でした。 | ||||
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現実の世界と 異界が 地続きに存在する面白さ。 | ||||
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緊急事態宣言下の外出自粛期間、家の本棚を見る時間が増えた。読み返し読書でいちばんはまったのがこれでした。水難事故で早世した親友の実家の家守を頼まれた、というあまり売れていないふうな作家の主人公の、その借家と庭、せいぜいその半径数キロメートルくらいにおけるこれといって何も起こらない毎日の中のちょっとした珍しい出来事を綴った日記とか随筆風な小説。一回読んだはずで、数回における本の断捨離を生き延びているということは、気に入った本だったのだろう。誰かからいただいた本、のような気もする。ただ内容はほとんど覚えていなかったので、初めて読んだ本のように読んだ。うん、やっぱり気に入ったから書棚に残していたのだろう。サルスベリ、ダァリヤ、ツリガネニンジン、リュウノヒゲ…。章の名前が花の名前になっている。歳時記のような建て付けだ。気まぐれに床の間の掛け軸の絵のなかから抜け出してくる亡き友、高堂。彼が呼び寄せていつのまにか居ついてしまった犬のゴロー。ゴローをこよなくかわいがる隣のおかみさん。それ以外に出てくるものといえばなんとなく怪しい商売をやっている長虫屋と近くの寺の和尚、そして近所の名も知らない女性、ダァリヤの君。登場人物といえばそれだけだ。あとは河童、狐狸、神話の姫様、カワウソ、人魚、あの世の紳士の類。人間よりも動植物や魑魅魍魎たちとの関係のほうが濃密な世界。この自粛期間で、その入り口くらいまでは来れたような気がして。それが存外心地いい。そうでない人もいるのだろうけれど。人間とそうでないものの境界がもっと曖昧だった時代。知らないけれど、そんな時代へのノスタルジーを感じる。いや、もしかしたら少しは知っているのかな。祖父母の家で蚊帳のなかでうつらうつらしながら池の鯉が跳ねる音を聴いたりしているときの感覚。そういうものが自分のなかにもきちんとあることがちょっとうれしい。 | ||||
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不思議な物語でした。植物が擬人化されていたり、架空の動物がでてきたり、好きな作家さんでしたが、これは好みが別れるかなぁ。 | ||||
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私が過ごした環境、家、床の間掛け軸、百日紅の樹など妙に懐かしい。読後感がすがすがしい。 | ||||
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私はこの本の舞台になっている疎水付近に住んでいます。犬との散歩コース。偶然、この本に出会いましたが、何時もの風景が違うものになりました。 | ||||
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