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悪霊の館
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悪霊の館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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面白かったです。 | ||||
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私が、初めてこの作品を読んだのは、今から半世紀位前です。今回この完全版を読んで、改めて素晴らしい小説である、と思いました。ヴァンダインの「グリーン家殺人事件」とディクスンカーの「火刑法廷」を彷彿とさせる内容で私の正に求めていた小説でした。中でも二階堂蘭子の密室講義は一読の価値があります。また迫力のある描写は、小説の世界にグングン引き込まれます。更に館内に展示された西洋甲冑、それらを使った奇怪な密室殺人、館内に現れる女の幽霊、複雑な双子の存在等々、魅力満載の内容になっています。分厚い本ですが、それを感じない面白さです。また、巻末で作者自身からファンにとって嬉しい情報ももたらされ、大満足の一冊でした。二階堂黎人先生には、これからも蘭子の活躍する上質な作品を買いていただける事を心から願っています。ただ一つ、出版元の論創社さんにお願いがあります。本の価格をもう少し下げてほしいのです。良本にはそれなりの対価があることは認めますが、ちょっと高すぎないかな、と思うのですが。 | ||||
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何度も発行予定が伸びて2022年の年末になりましたが、版元の良い本にして出すんだと言う気合いが感じられる作りになっています。 作品自体は二階堂黎人氏の4作目の長編。 是非、「地獄の奇術師」「吸血の家」「聖アウスラ修道院の惨劇」も復刻して欲しい。 | ||||
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二階堂氏の初期の蘭子シリーズの長編4作目である。 今回もノベルス版にして600ページ超えの大長編だが、相変わらず一気に読ませるパワーが凄い。 本作も密室トリックに双子トリックと本格推理路線だが、密室トリック自体はやや地味とも言えるが、館の歴史の謎などの大仕掛けのプロットがなかなかミステリーとして効果的に作用していて、ラストの怪奇趣向もギリギリ許容できる範囲と言えるだろう。 | ||||
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高木彬光の作品である、人形はなぜ殺される(新装版)にて、カーから学ぶとともに、カーのファンであった高木彬光から多くを学んだと語る作者。 人形はなぜ殺されるにて、甲冑殺人事件というのが出てくるのだが、この作品の作者は甲冑殺人事件なんてあるのかと、懸命になって探したという。(実際には書かれていない) そんなこともあり、二階堂氏が甲冑殺人事件を実際にかいてみたのがこの作品で、カーや高木彬光の作品の雰囲気が漂ってくる。 カーや高木彬光のファンである私は、大いに楽しめたのでこの評価(参考にならないレビューですいません) | ||||
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立風書房の単行本(1994年)→立風ノベルス(1996年)を文庫化したもの。 二階堂蘭子シリーズの第4作。 文庫本だが、なんと872頁もある。恐ろしすぎる。読んでいて手が疲れた。 それでも、プロットがよく練られており、お話として面白いので、飽きずに読むことが出来た。怪奇趣味、残虐性、連続殺人と申し分なし。 ミステリとしても良く出来ている。双子トリックにはひねりがあるし、錯綜した謎が結末でスルスルと解かれていくのも心地よい。 | ||||
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厚くて長くて時間がかかりました。 文庫化をきっかけに購入しましたが、これで蘭子シリーズ完読しました。 全作品の中で4作目にあたるものですが、二階堂氏のミステリを長いこと読んでいると(特に蘭子シリーズ)、 どうも疑り深くなるようで、犯人を当てさせて頂きました。 トリックまでは無理ですが(^^; 「甲冑の人間消失」のトリックがピカイチでしょうか。 色々な本格ミステリを読んでるせいか、「死んだ人が実は生きていた」的なものはカンが働くようです。 | ||||
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