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暗く聖なる夜
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暗く聖なる夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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マイクルコナリーの作品を日本語訳されたものを第一作から読んでいます。今回も期待を裏切らない内容でした。続編も楽しみで、今日から読み始めます。 | ||||
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「夜より暗き闇」などを、読んで以来マイクル・コナリーの本を読んでいなかったので久しぶりにハリー・ボッシュものを読んでみた。ハリーこと、ヒェロ二ムス・ボッシュ刑事の生い立ちは、このシリーズを飛び飛びながらも読んできたから本書を、一つの物語として読んでいるような気がしない。 が、初めて本書を読む人には、趣味のジャズの話や人生哲学とも捉えられる思いを、一人称でボッシュが語ってゆくスタイルには戸惑うかも知れない。 9・11テロ以降、ブッシュ政権下でテロ対策立法の元、強権的なFBIの取締りが現実として本書で語られてくる頃から、この物語が面白くなってくる。 ただ、犯人達を刺激して襲われるかもしれない設定からのエンディングには、作者の強引さが感じられ、これがコナリー流なのかもしれないが、私はあまり好きになれない。 主人公ボッシュの一人語りが嫌いではないのだが・・・。 | ||||
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注文だけ申し上げると、第一の殺人現場の腕の形がよく分からず、ボッシュの思い入れが明確に伝わらない。また、ロケ現場の描写にももっといろいろな要素を入れて読者を引き込んでほしかった。 総じて細かい部分の描写、説明が十分でなく、そのぶん分かりにくく、新しいファン作りに成功したとは思えない。 | ||||
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’05年の海外翻訳ミステリー部門で、「週刊文春ミステリーベスト10」では第1位に、「このミステリーがすごい!」では第2位となった作品。 クリントン元米大統領も愛読する“現代最高峰のハードボイルド・シリーズ”とうたわれるハリー・ボッシュ・シリーズの第9作である。 物語はハリウッド警察署を早期退職したボッシュが4年前の現役時代に捜査に当たり、迷宮入りした殺人事件と現金強盗事件をあらためて独自に調べ、真相に迫るというものだ。 ロス市警やFBIから「手を引け」と警告されたり、妨害を受けるなか、彼は元刑事から手がかりを得て、映画プロデューサー、弁護士、保険調査官、元銀行員などに対して孤独な捜査を続ける。 私は、犯罪をその事象から「論理」的に解決してゆく「本格パズラー」のファンなので、ボッシュのように手がかりを求めて地道に「足」で捜査し、ついに真犯人たちの方からボッシュの自宅に襲撃に来て派手なクライマックスを迎える、というパターンは少しとまどった。 それでも短い章立てで進むストーリーはスピード感・臨場感にあふれ、知らないうちにボッシュに感情移入しながら、どんどん読み進むことができた。 また何よりもボッシュ自身が冷酷非情な一匹狼ではなく、「ジャズを好み、別れた妻へ今なお愛情を抱く、孤高の詩人」という哀感すら漂う描かれ方をしているところが印象的だった。 本書は事件を通して、ボッシュという人物・人格を浮かび上がらせているところが高い評価を受ける所以なのだろうと思う。 | ||||
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