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シティ・オブ・ボーンズ



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シティ・オブ・ボーンズの評価: 4.14/5点 レビュー 28件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.14pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21~28 2/2ページ
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No.8:
(5pt)

大量殺人事件ではありません

 ロサンゼルス丘陵部の急斜面の上で子どもの白骨死体が発見される。死後20年程度経過していると思われるが、ハリーは、次々と手がかりを見つけて事件の核心に迫る。捜査の過程で警察官による情報漏れで無実の人などが死んでいき、悲しい結末を迎える。
 ハリー・ボッシュシリーズの転換点ともなる作品です。
 英文は読みやすく、難解な単語も少ないので、安心して、しかも、次から次へとページを捲らざるを得ない小説です。
シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151752013
No.7:
(3pt)

渋い。

初めてマイクル・コナリーの作品を読んだ。本作品は人間の骨を犬が運んできたことより、数十年前の事件に対し主人公:ハリーボッシュが挑んでいく展開である。その骨の人物、その家族の過去とは?、愛しい女性との別れ、そして悲しい結末。。。。。。。Jディーバーばりのスピードストーリーを期待して読んだのだが、どっこい作風はある意味、とても地味。主人公が最後に「人生とはある一つのことを追い続けるもの。。。償い。。。」と。結構、レイモンド・チャンドラーの影響が見え隠れするのは私だろうか?チャンドラーっぽい、渋めのハードボイルドを読みたい人にはオススメと思う。
シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151752013
No.6:
(3pt)

渋い。

初めてマイクル・コナリーの作品を読んだ。本作品は人間の骨を犬が運んできたことより、数十年前の事件に対し主人公:ハリーボッシュが
挑んでいく展開である。その骨の人物、その家族の過去とは?、愛しい女性との別れ、そして悲しい結末。。。。。。。
Jディーバーばりのスピードストーリーを期待して読んだのだが、どっこい作風はある意味、とても地味。主人公が最後に「人生とはある一つのことを追い続けるもの。。。償い。。。」と。結構、レイモンド・チャンドラーの影響が見え隠れするのは私だろうか?
チャンドラーっぽい、渋めのハードボイルドを読みたい人にはオススメと思う。
シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)より
4152084626
No.5:
(4pt)

「ボッシュ・サーガ」に新展開!?

ハリー・ボッシュのシリーズはボッシュ・サーガと呼ばれているそうだ。その生い立ちからベトナム体験、組織の中での軋轢、愛と別れー実にさまざまな視点からボッシュと彼を取り巻く設定が用意されている。今度はどんな趣向なのかと読む前からわくわくする、ちょっと異質なシリーズものなのだ。本作は犬がくわえてきた人骨から事件が展開される。その成り行きはリンカーン・ライムものを髣髴とさせる正統派の犯罪捜査小説を思わせるが、どっこいコナリーは全く別の方向へと物語をはこんでいく。最近の作品では、ボッシュが警察組織への適応ができなくなっているような印象を受けてきたが、本作では「うそ~!」と叫んでしまうような、それを裏付けるラストが待っている。幸い「夜より深き闇」というオールスター・ゲームのような作品をはさみ、次回作はちゃんと用意されているのでひと安心。本書の最後にある「人生とはあるひとつのものを追い続けることだと。それは償いです」というボッシュの言葉を信じるとすれば、ボッシュはいつまでもそれを追い続けてくれるのだろう。毎回、次回作が待ち遠しいのが「ボッシュ・サーガ」の魅力なのだ。
シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151752013
No.4:
(4pt)

「ボッシュ・サーガ」に新展開!?

ハリー・ボッシュのシリーズはボッシュ・サーガと呼ばれているそうだ。その生い立ちからベトナム体験、組織の中での軋轢、愛と別れー実にさまざまな視点からボッシュと彼を取り巻く設定が用意されている。今度はどんな趣向なのかと読む前からわくわくする、ちょっと異質なシリーズものなのだ。
本作は犬がくわえてきた人骨から事件が展開される。その成り行きはリンカーン・ライムものを髣髴とさせる正統派の犯罪捜査小説を思わせるが、どっこいコナリーは全く別の方向へと物語をはこんでいく。最近の作品では、ボッシュが警察組織への適応ができなくなっているような印象を受けてきたが、本作では「うそ~!」と叫んでしまうような、それを裏付けるラストが待っている。
幸い「夜より深き闇」というオールスター・ゲームのような作品をはさみ、次回作はちゃんと用意されているのでひと安心。本書の最後にある「人生とはあるひとつのものを追い続けることだと。それは償いです」というボッシュの言葉を信じるとすれば、ボッシュはいつまでもそれを追い続けてくれるのだろう。毎回、次回作が待ち遠しいのが「ボッシュ・サーガ」の魅力なのだ。
シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)より
4152084626
No.3:
(4pt)

20年前の殺人事件が引き起こす悲劇

Harry Boschシリーズの近作。散歩中の犬が古い人の骨を見つけてきたことから事件は始まる。そして、この骨は20年前に殺された少年のものと判明し、Boschは例の如く、官僚的な警察上層部と対立しつつ事件解決に執念を燃やす。犯人探しという点では、比較的あっさりしたストーリーで、終盤大きな展開があるとは言え、それほど意外性があるわけではない。単純なサスペンスというよりは、むしろ、20年という時を経て骨が見出されたことにより、新たな出会いと悲劇が生まれ、人々が皮肉な運命に巻き込まれていく一種の人間ドラマと捉えた方が良いのかもしれない。また、前作A darkness more than nightから引き続いて、Boschの心の揺れが感じ取られるような作品である。スリリングな作品を期待する読者には若干物足りないかもしれないが、Boschファンにとっては十分楽しめる作品と言えよう。また、今後のBoschがどうなるのか、Boschファンにとっては大変気がかりである。英語は平易で読みやすい。
シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151752013
No.2:
(4pt)

ロサンゼルスの新宿鮫

事件が過去にあるせいか、滑り出しはゆっくりペース。小さな手がかりを一つ一つ拾い集めていく地道な作業が続く。そこに彩りを添えるのが、アカデミーを卒業したばかりの新人女性警察官、ジュリアだ。ボッシュと築く成熟した人間関係は温かいムードを醸し出す。中盤以降は二転三転の捻りを加え、大きな山場を経てラストまで突き進む。そして最終ページでは、ボッシュにとって大きな転換点を迎える結末となる。派手なストーリー展開や、鋭く抉る心象描写はないのだが、登場人物たちの行動はとても自然で、すべてのキャラクターが自立している。ボッシュシリーズにおける間奏曲のようなもので、大作とはいえないが、スムーズに読ませる語り口は著者の円熟の極みである。次回作が楽しみだ。
シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151752013
No.1:
(4pt)

ロサンゼルスの新宿鮫

事件が過去にあるせいか、滑り出しはゆっくりペース。小さな手がかりを一つ一つ拾い集めていく地道な作業が続く。そこに彩りを添えるのが、アカデミーを卒業したばかりの新人女性警察官、ジュリアだ。ボッシュと築く成熟した人間関係は温かいムードを醸し出す。
中盤以降は二転三転の捻りを加え、大きな山場を経てラストまで突き進む。そして最終ページでは、ボッシュにとって大きな転換点を迎える結末となる。派手なストーリー展開や、鋭く抉る心象描写はないのだが、登場人物たちの行動はとても自然で、すべてのキャラクターが自立している。ボッシュシリーズにおける間奏曲のようなもので、大作とはいえないが、スムーズに読ませる語り口は著者の円熟の極みである。次回作が楽しみだ。
シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)Amazon書評・レビュー:シティ・オブ・ボーンズ (Hayakawa novels)より
4152084626

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