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永遠の森 博物館惑星
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永遠の森 博物館惑星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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星雲賞と推理作家協会賞のダブル受賞!との事で期待し過ぎたか。ミステリとしてはヒネリがなく、全てのエピソードが予想通りにオチ過ぎる。SFとしては素直過ぎて私の欲しいサプライズがない。私にとってのSFは、人情で事件が解決しない世界で如何に人間が自分の知性を武器にして闘っていくかを描く物語、と定義しているので、本作の様に事件解決の手段に“情”が深く関わると、空想“科学”小説とは感じられなくなるのだ。そして、情が通じない世界でこそ、奇跡的に人間性が勝利する瞬間に心揺さぶられる。しかしこの小説ではあっさり人間の“優しさ”が勝利する。私にはこの感じが何とも薄気味悪い。というのも、優しさが何より大切な世界に登場した悪役を、終始一貫して嫌な奴と決めつける描写に首を傾げたからだ。どんな人間にも多面性があり、主人公サイドから見れば困った人でも、他のキャラは違う評価をしている、というような懐の深さがない作品で優しさや人間的な感情の尊さを云々するのはあまりに独善的と感じた。その人間味を讃えられる主人公だって、見方を変えれば学芸員としては、あんまり使えない人ってだけな気もする。SFというジャンルの一番の強みをわざわざ殺している小説だと思う。 | ||||
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本書はSF作品であるが、第54回「日本推理作家協会賞」受賞作なので、SF設定のミステリー作品として期待して読んだが、ミステリー作品としては「凡作」で、なんでこの程度のレベルで受賞したのかまったく理解できない。 よっぽどこの年度の候補作が不作揃いだったのだろうが、それなら「受賞該当作品なし」にすればよかったのにと思う。 また「レビュー」の高評価揃いも理解できない。 同賞受賞作品として、つまりミステリー作品の傑作として期待して読んで、ガッカリしたという人は他にいないのだろうか? 私はSF作品については門外漢で、本書をSF作品としてまっとうに評価することはできないが、大して面白いと思わなかったので、素人には理解できない、よっぽどのマニア向けの作品ではないかと思う。 | ||||
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