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龍臥亭事件
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龍臥亭事件の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 1~20 1/2ページ
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| 「都井睦雄事件の真実」を一般に訴える事、がこの作品を書く一つの動機であった、と作者の島田荘司さんはあとがきで述べています。 登場人物全ての描写がとても優れていて、犯人でさえ好きになってしまいました。石岡が事件を解決するのですが、御手洗も遠隔で力添えをしています。そして、上下計900ページ以上の長編を読みながら、すっかり貝繁、龍臥亭に長期滞在した気分でした。 あの地域は以前車で訪れた事がありますが、本当に魅力的で、ミステリアスな場所でした。夜は真っ暗だし。大御所島田氏の文章で、村の独特の雰囲気が伝わってきます。今から30年前に出された傑作です。 | ||||
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| 大変良い商品です。ありがとうございます。 | ||||
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| 大変良い商品です。ありがとうございます。 | ||||
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| 田舎の凝ったつくりの旅館、霊現象、都井睦雄の影、琴に関する蘊蓄など、横溝正史風にはじまります。人がたくさん殺されて、死体損壊も酷い描写が出てきます。読み終わると、この小説の主役は、龍臥亭と都井睦雄であることがわかります。ちょっと津山事件のエピソードが長すぎる気がしますが、作者が訴えたかったことがそこにあるなら、仕方がないですね。龍臥亭が華やかだったころに泊まって温泉に浸かりたい気分になりました。 | ||||
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| 都井睦男への誤解だけでなく、 御手洗氏の助手だった石岡さんの成長も涙でした。 | ||||
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| 実際にあった津山30人殺し事件他の昭和の猟奇事件に絡めて、龍臥亭殺人事件が展開される。御手洗潔の出番は殆どないが、その分石岡氏が大活躍‼️息をつかせぬスリルサスペンス。島田荘司の最高傑作‼️ | ||||
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| 島田荘司の最高傑作‼️ | ||||
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| 面白かったです。 | ||||
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| 面白かったです。 | ||||
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| どこにしまったか判らなくなりこの際だからと買い直しました。石岡君が孤軍奮闘すると訊けばやはり気になります。冒頭から曰くありげな登場人物。島田荘司は表現力がこんなにあったんだなと再認識しました。 ご本人が「優れたミステリは優れた幻想小説でもある」と云っているとおり幻想に磨きがかかっています。 | ||||
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| すごくいいお話でした。 犯人わかってから、もう一回読み直した位。 岡山県津山 に行ってみたくなりました。 | ||||
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| たまらない | ||||
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| 若い頃に島田荘司を沢山読んだけど今はもうおじさんになってしまったあなたに薦める、島田荘司再入門の書。 | ||||
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| 大好きなこの作品が出て早二十年、今年に入って漸く電子化されて嬉しいです。前後編のうち好きな要素が詰まっている後編の方に感想を書きます。 新本格派の祖などと持ち上げられてきた著者ですが、卓越したカラクリを生み出せるのは若い時期に限るのか、御手洗シリーズでトリック的にピークなのはやはり初期作品群です。しかし読み手の嗜好にもよりますが、トリックが弱体化して時に??ですらある後期作品がつまらないとは感じません(でも近年の作品はちょっと…)。著者の圧倒的な強みは、そのストーリテラーとしての筆力にあると思います。人間の弱さや脆さ、そして絶望の彼方にかいま見ようとする希望などへの共感を、時に猟奇的でトリッキーな筋書きに取り混ぜ、平易ながらも特徴ある文体で読者を惹き付けつつ物語を進捗させる技量は、並の作家の追随を許しません。 この「龍臥亭」はミステリとしては相当に弱く(まず石岡が事件に巻き込まれるきっかけからして、半ば犯人の目星が付く)、犬坊夫人の二面性が中途半端とキャラの造形が不十分だったり、クライマックスシーンはバタバタと人が倒されて滑稽ですらあります。また間奏曲的挿話は「水晶のピラミッド」「アトポス」のようには本筋に無関係ではなく、十分面白いものの、やはり比重が重すぎます。しかし前近代的で緩やかな貝繁村の醸し出す雰囲気は独特で魅力的ですし、何より頼りなげな「石岡君」の境遇に心を揺さぶられ、寄り添いたい気分にさせられます。世間的には作家として一定の地位もあり、何不自由なく見える石岡、内心では超人御手洗への劣等感から相当に鬱屈した思いを抱いており、御手洗が海外に居を移した後はそれが高じ、自滅寸前だったことが語られます。御手洗と石岡がタッグを組んでいた時代を2人の蜜月のように受け取っていた腐女子的読者は、やや水を差された気もするでしょう。 この物語はそこからの石岡の再生のお話ですが、要所要所で描かれる石岡の切ない心情と涙に、思わず感情移入してしまう語りの力があります。たとえば第六章、「一生懸命に日々を生きている人々、しかしその人の手が決して届かない彼らの夢のこと」などに精神のバランスを崩された石岡が泣く場面、そしてエピローグ、横浜に戻る車中での、不甲斐なさとも安堵とも満足とも説明できない理由から泣き続ける場面。論理的なようで実は非常に情緒的である筆者の、情感豊かな筆致が非常に訴えてきます。こういった部分の著者の「泣かせ」は本当に心を突く。(ほぼ関心がない吉敷シリーズでも、「涙流れるままに」のラストは泣けました。)改めて、著者のストーリーテラーとしての豊かな才能に感嘆させられます。 近年の著者には老いた感が否めず寂しい限りですが(数年前に御手洗を実写化する話を聞いた瞬間、失礼ですが終わったなと思ってしまった。絶対無理なのに!以前は自分でもそう言ってたはず)、たとえ今後の作品がどういう方向を辿るのであれ、過去の著作から受けた感動は消えることはないでしょう。 | ||||
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| 下巻では上巻での連続殺人を受けて、もう一つのメインテーマである戦前の事件の舞台で起った設定になっている津山事件をモチーフにしたノンフィクション部分が語られていく。 上巻の密室連続銃撃事件のトリックが偶然に頼り過ぎとか実際には実行不可能とかで批判する本格ミステリーに理解のない読者の意見が必ずあるだろうが、そんな的外れな意見は無視して頂きたい。 著者は津山事件を筆頭とする戦前の猟奇事件を紡ぐことにより、戦前の日本の社会情勢や農村の封建的閉鎖性を現在に甦らせるという見事な小説的ロマンを描き出している。 本作は本格ミステリーとしてのトリックだけでなく、この見事な重層的趣向を堪能すべきだろう。 トリック等は別にして、読み応えでは御手洗シリーズでも最高峰と言える力作だ。 まあ御手洗シリーズと言っても御手洗は最期まで出てこないのだが・・・・。 | ||||
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| 光文社からは基本吉敷刑事ものをリリースするという棲み分けになっていたが、96年にカッパノベルスから出た御手洗シリーズの作品である。 上下巻合わせて1200ページほどの長尺の多い御手洗シリーズの作品の中でも最長となるボリューム。 この上巻では御手洗が海外滞在で不在のため石岡が主役となって進行していく。 90年代は海外が舞台のものが多かった御手洗ものだが今回は岡山が舞台。 御手洗がいないため怪奇な事件に為すすべもなく振り回される石岡の姿がよりサスペンス性を高めている。 上巻だけでも謎の連続殺人が発生し、読み応えは満点である。 下巻を読まずにはおれないだろう。 | ||||
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| 上下巻の大作。 石岡が主人公として活躍します。 横浜馬車道で自信をなくしていた石岡の再生と成長が今回のテーマになります。 魅力的な人物も沢山登場し、ふた回り以上離れている犬坊里美にうきうきしたり、幽霊話に恐怖する石岡のキャラクターが猟奇的な連続殺人と反比例し、なんとも言えない空気感を醸し出します。 本格の要素もあり、乱歩的な淫靡な印象もあり、アトポスからの恐怖感もありと島田荘司の良いところが詰まった作品であります。 上巻を読み終わると、下巻は我慢出来なくなります。 | ||||
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| 作者は昔、書き込みすぎると吉敷と石岡が似すぎてしまう事を心配していた。 実際この作品では捜査にのめり込む石岡の独白や言動がいつの間にか吉敷のそれに重なり、ああなるほどこういう事かと思った。 しかし全ての謎が解けてみると、この作品ではそれさえも必然だったのではないかと思えてくる。 このときの石岡には、御手洗ではなくたぶん吉敷が乗り移っていたのだろう。 | ||||
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| ついに長さゆえに上下巻での刊行になってしまった作品です。そしてこの作品に関しては御手洗シリーズの分類となってはいますが多少趣が違います。それがどういう意味なのかはよく読めばわかるかと思います。そう、毛色が違うのです。それはここではあえて言いませんが明確な違いは確認できるはずです。そして事件現場もまたまた奇妙な雰囲気の漂う場所なのです。とかく殺されるものも多いですし…そして殺人のパターンもはじめは固定と思わせておいてある事件は硝煙反応が出る手法への変化と読者に犯人を追及させる隙はまったく与えてくれません。それがやっぱり島田作品なんですよね。ただし、残念なことに今回の作品は展開が冗長に感じてしまうことでしょう。そう、おとくいの薀蓄項目はほとんどないのですから。ただし、横溝作品が好きな人は確実に雰囲気が似ていますので面白く読める作品ではありますが。 | ||||
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| 御手洗が石岡君の許を去り、そして犬坊里美が登場する、思えば「御手洗潔シリーズ」の分岐点となった長編作品。 序でにファンの意表を衝く人も登場しますが。 「コード多用型の館ミステリー」を今(1996年)描かなければ、という想いに突き動かされて?世に問うた作品であるそうで、 その通りケレン味溢れるトリックと、詩情ある余韻を残すプロットが炸裂する、島田荘司本格ミステリの粋が味わえる好篇であると思います。 で。 ある意味本筋以上に力が入ってる(ような気がする)のが、あの「津山三十人殺し」に関する考察と、描写。 横溝正史『八つ墓村』の下敷きとなり、松本清張『ミステリーの系譜』中の作品(「闇に駆ける猟銃」)でも描かれた、この本邦史上最大級の事件が、 『秋好英明事件』(島田荘司)を彷彿とさせる克明な筆致でもって語られます。 物語作家・島田荘司の真骨頂(多分)。 あと特攻隊とかも。 石岡君のお蔭で大長編になってしまったという声もありますが、ともあれその分(?)読み応えは約束された(筈の)逸品。 | ||||
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