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(短編集)
不連続の世界
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不連続の世界の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ゆるいけど頭はキレる主人公が、地方の不思議な現象の謎解きをしていく短編小説集。最終話は急展開で、ひょうひょうとしていた主人公が激変して、一番の驚き。ひょうひょうとしている表面からは見過ごしがちな裏側に人間性がある。 | ||||
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初めての恩田陸作品である。恩田陸初体験が本作、というのが正解かどうかわからないが、どんな文章を書く作家なのか、ということはだいたいわかった(つもり)。 リズミカルで読みやすいのに、ものの見方や表現の仕方に独特のクセがちゃんとあって、ひと言でいえばオリジナルの文章が書ける人、という印象を持った。文章を読むこと自体に喜びを感じさせてくれるような文章、と言ってもいい。 内容は、クリスティーの『謎のクィン氏』みたいな感じ、と言えば当たらずとも遠からずだろうか。正直、話としてはどれも「へえそうなんだ」という程度の感想しか持たなかったが、とにかく文章力が非凡なので、グイグイと読ませる。 同じ主人公が出てくる『月の裏側』という作品も先行してあるようだが、それは著者のあとがきによるとSFホラーなのだとか。SFが「すこし・ふしぎ」(©藤子・F・不二雄)な世界を描くものなら、本作もSFホラーと言えなくもない。 | ||||
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恩田陸は振り幅がかなりある作家で、「夜のピクニック」「チョコレートコスモス」とか「ロミオとロミオは永遠に」などはすごく好きだけど、「常野物語」とかは全然ハマれず読むのがしんどかった。今作はそのどちらでもない恩田陸らしさはあるしまあ読めるけど特に面白くもないレベルと言えるだろう。 | ||||
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初めて 恩田陸さんの本を読みました。 うっすら強い感じはありましたが、 ホラーでもなく、ミステリーとも違うし なんか、不思議な本 読んだなぁて感じです。 多聞という 飄々として なんか暢気な人物のせいか 暗い雰囲気にはならず 最後までスラッと読みやすかったです。 最初の話しは 多聞が26歳くらいで、ラストでは40代?になってました。 最初の話しは ちょうど今の桜の季節。 近所に神田川と遊歩道があるので 著者さんも 住んでいたことあるのかな?と思える描写でした。 話し自体はラストの「夜明けのガスパール」が良かったです。大人の男達も いいもんだなぁと。他は つまらないというわけでもないですが、夜明けのガスパールが入ってなければ、、かなり微妙な感想になったと思います。 | ||||
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先生の著作は何冊も拝読しており、恩田ワールドだなぁと感じました。 特に主人公を通して語られる先生の世界観は、きたぁーー!と思わず口をつくほど、安定感があり、たまりません。 短編小説は全国津々浦々を題材にしており、ちょっとした紀行文でもあります。 隙間時間に読む本としては非常に有意義なものだと思います。 | ||||
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まだ読書中です、寝る前に読んでいます。何冊か最近同じ様なテーマの小説を読みましたが、途中で寝てる様なので熱中出来てないみたいです。可もなく不可も無く | ||||
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連作短編で面白かったです。買って損はないと思います。 本作とはあまり関係ないのですが、恩田作品には、川もしくは水に関係するお話が多いですね。イメージを喚起させられるのでしょうか? 興味深い傾向ですね。一度その理由を聞いてみたいと思いました。 | ||||
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何よりこのカバー・デザインが素晴らしい。 連れて行かれる旅には本当は「路」など、ない。 妙に落ち着かず、やけに終わりが見えない。 ひとしきりずっと楽しみにしていた海外旅行のように、 その「終わり」は見えないほうがいいんだろう。 恩田陸に、期待し過ぎてはいけない。 しかし、【悪魔を憐れむ歌】に、身の毛もよだつ「彼」がいる。 『月の裏側』に介在するままの、旅路の果てが、切なくて心地いい。 | ||||
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何よりこのカバー・デザインが素晴らしい。 連れて行かれる旅には本当は「路」など、ない。 妙に落ち着かず、やけに終わりが見えない。 ひとしきりずっと楽しみにしていた海外旅行のように、 その「終わり」は見えないほうがいいんだろう。 恩田陸に、期待し過ぎてはいけない。 しかし、【悪魔を憐れむ歌】に、身の毛もよだつ「彼」がいる。 『月の裏側』に介在するままの、旅路の果てが、切なくて心地いい。 | ||||
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主人公の「塚崎多聞」が「月の裏側」という作品の登場人物だったことは、あとがきを読んで初めて知った。「月の裏側」は読んでいない。 が、ちゃんと楽しめる。 日本各地を舞台にちょっと怖い謎をレコード会社に勤める多聞が解いていく。 その謎がどれもちょっと不気味である。 そして、謎を解いた後も何かすっきりしない感が残る。 この作品の場合、そのすっきりしない感が却っていい雰囲気をかもし出しているともいえるが、やはりもう少しすっきりしたかった。 特に最後の短編、ずっと多聞の推理を信じてふむふむと読んできた私には 最後にさらに不安な気持ちにさせられて終わった感じだ。 それぞれの短編が奈良だったり、尾道だったり日本の情緒ある土地を舞台にしていて それは旅情を誘ういい感じをだしている。その点は○。 | ||||
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主人公の「塚崎多聞」が「月の裏側」という作品の登場人物だったことは、あとがきを読んで初めて知った。「月の裏側」は読んでいない。 が、ちゃんと楽しめる。 日本各地を舞台にちょっと怖い謎をレコード会社に勤める多聞が解いていく。 その謎がどれもちょっと不気味である。 そして、謎を解いた後も何かすっきりしない感が残る。 この作品の場合、そのすっきりしない感が却っていい雰囲気をかもし出しているともいえるが、やはりもう少しすっきりしたかった。 特に最後の短編、ずっと多聞の推理を信じてふむふむと読んできた私には 最後にさらに不安な気持ちにさせられて終わった感じだ。 それぞれの短編が奈良だったり、尾道だったり日本の情緒ある土地を舞台にしていて それは旅情を誘ういい感じをだしている。その点は○。 | ||||
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