■スポンサードリンク
六番目の小夜子
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
六番目の小夜子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.72pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全161件 21~40 2/9ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
TV番組を見て、原作が気になり購入しました。 ホラーやミステリーの不気味さと恐ろしさはあるものの、学園者、青春モノの爽やかというか青臭さも程よく混じっており気持ちよく読めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
amazonの評価って難しい。。。。 時間を返してほしい。。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
当方54のおっさんだが、年甲斐もなく小夜子に恋した。小夜子のことを考えると胸がキュンとなる。恩田陸の筆力恐るべし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これがデビュー作って信じられない。面白かった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
こういった小説を読みますと、「ああ、青春だな」とついつい思ちゃいます。 事件が起きても、教室や部室、仲間とワイワイしているのを読むと、懐かしさが込み上げてきます。 学校だからいいんですよね。小説に書かれてあるような騒動が、会社で起きたら嫌ですもん。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
謎の美少女をめぐるホラー風味の小説 青春の不安とみずみずしさを描き切った傑作 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマが面白くて、この本を買いました。 数回読み返ししているが、毎回、面白い。 山田孝之、鈴木杏、栗山千明、松本まりか・・・メインキャストを想像しながら読むとさらに面白い。 特に、栗山千明はハマり役。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とある海沿いにある地方都市の城跡にある県立高校(多くの県において、明治期に城趾やそれに 準ずる場所の一部に設けられた学校は得てして県下トップ校である)には、三年おきに 『サヨコ』役の人物が選ばれ、選ばれた人物は他の生徒に正体が分からぬよう教室に赤い花を 生け、文化祭の劇で『サヨコ』を演じ、次代の『サヨコ』を指名する(ただし次のサヨコは 次々代への申し送りのみを行い、三年後のサヨコが行動を起こす)ことでなぜかその年の 合格者数の増減に影響を及ぼすという奇妙な伝統が存在していた。 当初はあまり興味を持たなかったものの、喘息によって『六番目の小夜子』をリタイヤした 加藤から赤い花を生ける花瓶が収納された鍵を受け取った関根秋は、神戸から転入してきた 『サヨコ』と同じ名前を持つ少女・津村沙世子との邂逅や、『二番目の小夜子』だったが 交通事故死した津村沙世子と同姓同名の少女の存在、9月に飾り付けられた赤い花は誰が 生けたのか、文化祭の劇で小夜子役を演じたのは誰なのか、担任の黒川はこの件にどのような 関わり方をしているのか、そして津村沙世子は一体何者なのか――という謎の提示と解決が 絶妙なバランスで配置されており、群像劇としても、そして日常の謎としても成立した ストーリーとなっているが、少し残念なのは、不良たちに噛み付き、半殺しにした野犬と 燃えさかる部室棟に現れた女は一体何だったのかそしてなぜ担任の黒川は神戸の名門校に 通い、父の都合とはいえ転校する気が無かった津村沙世子と彼女の父親の転勤を知ったのか そして津村沙世子とはそもそも何者だったのかという積み残した謎が残っているということだ。 もっとも『敢えて残しておいたのでその部分に関しては読者が好きに考えてくれ』という 作者のメッセージなのであればそれはそれで仕方のない話ではあるが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田陸さんを読んだ二冊目の本。デビュー作とのことであるが、学園モノの設定が凝っており、文字通り臨場感に溢れている。恩田陸さんの世界に入るにはうってつけの一冊。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小夜子という人物が、一体何のためにここまでやろうとしているのか わからなかった。ただ、同じ名前という共通点だけで受験生という 忙しい中、ちょっと理解不能です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
詰将棋的表現では「逆算」でなく「正算」で書かれた作品と思った。要するに結末をまず想定し、それに向かってキチンとまとまるように書く「逆算」でなく、舞台設定を用意して登場人物が自在に動くような創作法である。例えば本格ミステリは「逆算」創作が適しており、読んでいる時には見当も付かなかったさまざまな伏線が回収されて真相が浮かび上がった時、読者は大きな満足感を得る事が出来るだろう。本作をそのように読むと、伏線と思った謎が謎のまま残り消化不良と感じさせると思う。私が「逆算」でないと思ったのはそのためだ。 恐らく「正算」で書かれたと思われる本作は、魅力的な舞台設定の中で登場人物が生き生きと動いている。その結果、本格ミステリなら看過出来ないような謎がそのまま残ってしまっているが、それでいいのである。 恐らくスッキリ綺麗なまとめを求める人には向かない作品と思うが、何だかモヤモヤ感が残る結末も決して悪くないと個人的には思う。リアルな高校時代なんて、そんなものだから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田陸先生と言うと、ミステリー作家という印象が強いですが、その作家さんがファンタジー?と思うかも知れませんが、内容はミステリーとホラーをミックスしたような内容で、その片鱗を感じさせます。 小夜子は誰なのか?と言うのがトランプのダウトに通じるスリルと面白さを感じます。 また、卒業式でよくある“呼び合い”(一人づつ短い文章を、声に出し合う事)を作中に取り入れる事で、作品の不気味さを上手く表現しています。 学生の登場人物たちの、日常会話が多いのも、会話を楽しむ事に長ける、女性作家ならではの作風に感じました。 直木賞を獲得した恩田先生の原点と言える作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
青春はすぐ終わっちゃうから楽しもう。 気がついたら終わるから。 そう思えた。 内容も素晴らしかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和の時代、青春を感じさせるシーンが織りなすミステリアスストーリー。楽しみが沸き上がる中、読み進められる作品。ラストのエンディングの不明瞭さに星1減点。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
だいぶ昔、NHKでドラマが放送されていたなあと思い出して手に取った一冊。 表紙とタイトル、出だしから最初はホラーかと思ったが微ホラー程度。そういった要素よりもどちらかといえばファンタジー青春小説。もう一度高校生活を送りたくなる。ミステリー、ともいえるかもしれないが、ミステリーというより……うーん、謎を解いてすっきりするという楽しみ方よりも、あれこれ想像を巡らせる楽しみ方をする本だと感じた。 最初は謎めいた美少女だった小夜子が、段々身近で可愛らしい女の子の感じられて愛しくなる。 それにしてもあの演劇のシーンは戦慄した。読んでるこっちの緊張までもがどんどん高まっていった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
恩田さんの作品は、「彼は」「彼女は」で突然語り手が代わったりして、時々前後を読み直さないと繋がらなくなるので困ります。 それと伏線張るだけ張って、最後は読者の皆さん自身で仕上げてください的なモヤモヤとした終わり方をするので、想像力があまりない私には何かこう、最後がすっきりしません。 主要人物が優秀な美男美女ばかりで現実感もちょっと足りない。 少しミステリー要素のある少女漫画を読んでいる感じがします。 最後に上手くオチをつけてくれないのも少女漫画っぽいんですよね。 でも読みやすいので、軽く読書したい時にお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第3回ファンタジーノベル大賞で最終選考まで残った恩田陸のデビュー作『六番目の小夜子』 まずその意味深長なタイトルに惹かれた タイトルを目にした瞬間、私の第六感をして読みたい衝動を起こさせた作品だった 恥ずかしながら、再読するまではその内容をすっかり忘れていた 忘れてはいたが、妙に印象深く、いつしか再読する日を心待ちにしていた.... 地方の海沿いの町にある県下一の進学校には、十数年間に亘り『サヨコ伝説』という奇妙なゲームが受け継がれていた 3年に1度、見えざる手によって選ばれた「サヨコ」は、周囲に覚られることなく“あること”―学園祭実行委員会に匿名の生徒からもたらされた曰く付きの一人芝居の台本『小夜子』を凌ぐ演目を自ら考えるか、同演目を再演するか、もしくは何もしないかの選択―をしなければならない そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった..... 美しく謎めいた転校生・津村沙世子は、不慮の事故死を遂げた二番目の「サヨコ」と同性同名だった 沙世子に只ならぬものを感じた秀才の関根秋は、三番目の「サヨコ」だった兄を持ち、持病の悪化から入院を余儀なくされた六番目の「サヨコ」から突然その責を任される 学園祭の準備が進む中、差出人不明の演目『六番目の小夜子』の台本が届いた実行委員長の設楽正浩は、今年の大成功を確信する 暗闇の中ペンライトを頼りに、与えられた番号の短い文章を順番に読み進める、全生徒参加型の意表を突く演出だった― 『サヨコ伝説』の秘密に迫るべく日夜腐心する秋と正浩は、やがて“邪悪な第三者の介入”を突き止める 10年以上同校の担任教師を務め、自身のクラスから歴代の「サヨコ」を輩出していた黒川は、彼こそが『六番目の小夜子』の台本を綴った張本人であり、転勤してきた大手電機メーカーの営業部長を父親に持つ津村沙世子に『サヨコ伝説』に纏わる手紙を書き送った黒幕だった.... 彼は回想する 彼を魅了する、一生のうちで一番美しい季節であろう、生徒たちの万華鏡のように煌めく新鮮な感情 そして、彼はちょっとした思い付きを実行に移す それだけで彼は満足する 自分が流れにほんの少し細工をしても、川は淀みなく流れ、やがては全てもとに戻っていくという事実に― 幾つかの謎を孕みつつ、終焉するこの奇妙な物語は、それだからこそ深い余韻を味わわせてくれる 謎は謎のままでいい 好みは分かれるだろうが、私は好きである 再びの感動を素直に喜びたい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
不思議なお話でした。少し怖くて爽やかさが残る恩田ぶしの真骨頂です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
無念の「2番目の小夜子」が、どうしても文化祭で劇をやりたくて、同姓同名の転校生・津村沙世子に乗り移る。というホラーかと思ったらちょっと違った。 違うなら、なぜ沙世子はちょっと怖い行動するのかしら? 「6番目の小夜子」が邪魔だから追い詰めて入院に追い込むとか、関根秋がうろちょろ邪魔だから、秋の事が好きな女の子を洗脳して放火を促すなんてとんでもないよね!?って、そんなこといくら頭がいいからと言ってできるのか? 野犬を操って、不良どもを襲わせるとかは、人間業ではないよね?火事の学校にも野犬出て来たけど、このときは津村沙世子の意思とは関係なく、代々受け継がれる「小夜子」の謎を守るべくうごいてたっぽいので、野犬は「小夜子」の僕? 「6番目の小夜子」のシナリオと思われる全員参加の劇は、何者かの意思(小夜子!?)が働いているようで、ホラーっぽかった。都合よく竜巻とかって、偶然レベルではないと思うし。 黒川先生の行動は、小夜子にアヤツラレテイルのか!?と思いきやただの趣味?シナリオ送ったりとか、変わらない学校生活の水面に「小夜子」という石を投じてさざ波をたてたい? 謎は謎のままというのが、この作品のカラーなのかもしれません。 「球形の季節」も同じような読後感が残ったような。。 秋が火事に巻き込まれたら、急に我に返って、まともになるのは、なんとかまとめたかったのか。 関根秋の兄・春が「3番目の小夜子」で、姉・夏が「渡すだけの小夜子」 「象と耳鳴り」に秋の父、兄、姉が出てきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
先にDVDを観ていましたが、こちらは舞台は高校です。その他にも違いはありますが、非常に楽しめます。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!