■スポンサードリンク
占星術殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
占星術殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全211件 161~180 9/11ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作を書店で見つけ、新本格推理小説という帯に目が行き、パラパラっとページをめくると犯行現場の見取り図が、、、 ワクワク購入後、読み始めてみると、、、 これは、20世紀の横浜、日本人のホームズとワトソンではないか!、しかも読者への挑戦状まで!と感激し夜明かしで読んだものです。 内容についての言及は避けます。 参考になりましたか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
御大・島田荘司氏のデビュー作にして、ミステリー界に燦然と輝く大傑作。四の五の御託を並べてもこの作品の真価は伝わりません。とにかく読め、そして驚愕せよ。これ以上書く必要はないと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
島田氏の基本とも言える突拍子も無い謎と強引な解決法、 デビュー作にて既にその手法は確立されています。 冒頭文長い・京都観光案内・閃きすぎの御手洗潔など、 文句をつけたい点は結構あるのですが何故かスーっと読めてしまう。 しかし、二度にわたって読者への挑戦状ページを作らなくてもいいとは思いますが (笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリー史に残る名作と聞いていたので、手に取りました。期待を裏切らない面白さで一気に通読。最初は猟奇的な内容なので若干引き気味で読んでいたのですが、読み進むうちに止まらなくなり、トリックの面白さもさることながら、御手洗潔の人物像に大きな魅力を感じてしまいました。ところどころに、歴史ファン、文学ファン、旅行好きを喜ばせるような箇所も満載で、ミステリーとしてだけでななく読み物としても楽しめます。 敢えて難を言わせていただくならば、1犯人の動機が弱い、2平助のある遺留品(内容とかかわるので書けない)について最後の手紙で明かされる部分には大変な無理がある(私は思わず、それは禁じ手でしょう!と叫びたくなりました)点を挙げておきます。でも、これらを差し引いても十分に楽しめること請け合いです。これから御手洗シリーズを読んでいこうと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
異邦の騎士をもらって読んで、御手洗シリーズにはまってます。 ミステリー初心者なのでなんでしょうが、 奇想天外のトリックにただびっくりするだけでした。 占星術は本作構成上不可欠なんでしょうが、多少難解。 後半の京都の雰囲気はいきたくなってしまいました。 すごい作品なんでしょうが、自分としては異邦の騎士のほうが スピード感があって好きです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
御手洗シリーズの記念すべき第一弾。小説内の時系列としては、異邦の騎士とかのほうが先に来ますが、今から御手洗シリーズを読み始める人なら、発刊順、つまりこれか入るのがおすすめです。 私の場合は、たまたま実家にあった「ハリウッドサーティフィケイト」を読んで、御手洗シリーズにはまったんですが(^^;) 賛否両論あるみたいですが、私はとても楽しめましたし、ミステリー好きな人でまだ未読の方がいればおすすめします。雰囲気も展開も◎。リアリティがないという指摘はありますが、この手の本格物は少々リアリティがなくても、トリックや伏線がフェアであれば楽しめます。まぁ、リアリティとかいいだすと、行く先々で殺人事件(しかもトリックが凝っている)が起こるシリーズものは全部有り得ないですしね :-P | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
事件の概要が明らかになる頃には、犯人やトリックの想像が付いてしまう。 傑作という事で期待していたが、少し簡単すぎるかな。 くどくどとヒントを出したり、二回も読者への挑戦があったりするのは興ざめです。 後半の、京都での展開は冗長ですね。 だけど、旅情はあり、京都に行ってみたくなりました。 探偵役の御手洗潔という人物も、癖のある人物で、人によって好き嫌いが 分かれそうです。 この作品は、まずトリックがあって、それを小説として肉付けしたような作品です。 同じ家に6人の若い女性が住んでいて、しかも全員が同じ血液型で、さらに バレリーナだった等、都合のいい設定が目立ちます。 死体の切断にもリアリティーがありません。 人形のように、いとも簡単にばらばらにしている感じです。 犯人の動機も、一家を皆殺しにする必然性があったのか疑問です。 ただ、占星術を元にした雰囲気作りは上手いと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
トリックというよりも、京都の描写が印象に残った。 まあ悪くないんじゃないでしょうか、こういう作品が受け入れられるというのは。 自分的にはギリギリ本格推理の枠内に入るような作品です。 メイントリックは、マニア以外は受けつけない危険性ありです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品が如何に多くのミステリィファンに影響を与え続けているのかは分かりました。 綿密に練られたトリック、その解をさりげなく文章に混ぜている構成力、そしてオタクと 言っても過言ではない占星術に関する知識。面白くないわけがありません。 しかし、これはミステリィファンを対象としての話でありライトユーザーには非常に難解 な印象を与えてしまいます。(実際難解だと思いました) 私は東野圭吾先生や森博嗣先生の作品が好きなのですが、島田壮司先生の作品は 難解過ぎました。どちらかと言うと理系の話が好きなので、そういった好みの問題も あるとは思いますが… 最近、ミステリィーにはまったというライトユーザーの方は心して本書を読んで下さい。 ps.しかし、島田先生の作品は非常に興味を持ってるんですよね…「異邦の騎士」とか、 「奇想、天を動かす」とか面白そうですよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アッ、と驚く結末を期待していたのに。。。 トリックはまぁいいとして犯人の動機が何かもうひとつしっくり きませんでした。 「昭和初期の当時の状況なら可能だった」的な説明が割りとしつこくあって ちょっと興ざめ。 占星術ってのもストーリーの核心とはあんまり関係ないような気がしますけどね | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーファンにとって必読の作品であると共に、心ない人間の悪魔的行為によってトリックを知ってしまった人(特に若い世代に多いようである)がいるというある意味悲しい作品。 しかし、トリックを知ってしまったからといって読まないというにはあまりに惜しい作品である。 謎の提示、情景描写、探偵・登場人物の魅力、人間ドラマ等、全て「レベル」が違う。 冒頭の文章が読みにくいのは確かで、そこでつまずく人も少なくないときくが、あれはあくまで作中の手記であって、以降の文章はむしろ読みやすい部類に入る。 トリック知らない人はもちろん、知ってしまった人にも是非読んで欲しい。 そこには”ニセモノ”とは次元の違う”本物”が待っている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在も精力的な執筆活動を続け、話題作・問題作を世に送り出し続けている御大・島田荘司氏の記念すべきデビュー作。究極美を持つ人体製造に命をかけた洋画家が密室で殺害されたのを皮切りに、その画家の6人の娘たちが日本全国で他殺体となって発見される。しかも、その死体からは、腕や足、首など、身体の一部が切り取られていた。ストーリーは非現実の極地であり、まさに本格ミステリー。密室トリックやアンチ本格派からは目の敵にされがちな作品だが、本来、ミステリーの持っていた「意外性」を十二分に味わうことが出来る。是非、後世に残したい作品の1つである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱこの人の代表作といわれるだけあって、とても面白いです〜!本格の味わいを存分に味わえますねー!!ただ、石岡と御手洗が、捜査で京都くんだりまでいって、そこで白髪にじじいや、明治村に行って電車走らせるかっぺ大将とほのぼのしたりするとこがタルかったです。余計だったので、御手洗が脳内でパパッと推理して150ページくらい圧縮してほしかったです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作者のデビュー作。当時の本格ミステリ界は閉塞した状態にあったが、本作によって一筋の光明が指し、後の新本格ミステリの隆盛へと繋がった。その意味で、本格ミステリにとって記念碑的作品。 物語は、戦争直後に起きた複数人のバラバラ殺人事件を現代の眼から解くというのがメイン。当時、評者からは「死体をオブジェとして扱っている」という非難があったそうだがナンセンス。ミステリとは元々そういうものだ。むしろ、個人的には、その状況で複数人をバラバラにする理由は1つしか考えられず、謎が物足りない気がしていた。この予想は結局、当たった。 もう一つ物足りないと思ったのは、物語の設定上やむを得ないとは言え、「犯人vs名探偵」の構図が見られないことだ。これは欲張り過ぎか。 犯罪を戦争直後に持っていった工夫(さすがに現代の鑑識ではトリックがばれる)、奇矯な名探偵御手洗を登場させ、メイン・トリック以外でも本格風活躍を見せる演出、そして大胆なメイン・トリックと、様々な手法で本格復興を図った作者の心意気は褒め称えたい。冒頭でも述べたように、本格ミステリ界にとって記念碑的作品。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
昭和11年の猟奇殺人事件のトリックを40年後に解くというストーリー。 トリックの巧妙さにしびれたのはもちろんですが、時間を超えて戦前の世の中の空気が伝わってくるような全体の雰囲気が楽しめました。そして、いつまでも余韻を残すエンディング。今でも繰り返し話題になってもよい傑作です。実際、文化庁が平成14年から始めた日本の文学作品を海外に紹介する目的のプロジェクトで翻訳されているそうです(英題The Tokyo Zodiac Murders)。それなのにあまり話題にならないのは、タイトルで誤解されてるのでしょうね。もっと人が手にとりたくなるようなタイトルに改題すればいいのに、と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
推理小説史上に輝く金字塔。トリックそのものの意外性もさることながら、全編に漂う「日本人とは何なのか?戦争後、私たちは何をしてきたのか?」という問いかけに、多くの読者は胸をつかれた思いがするのではないでしょうか。本格派推理小説(トリックに主眼を置く)としても、社会派推理小説(動機など、背景に主眼を置く)としても一流。本格派がいいか、社会派が良いか、などの論争が無意味に思える、傑作です。主人公である御手洗に興味をもたれた方は、「異邦の騎士」もオススメです。また、日本という国への問いかけに興味がある方は、「奇想、天を動かす」がオススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私は、日本の作家のミステリを原作としたテレビのミステリ・ドラマのあまりに安直な内容がトラウマになり、日本の作家の粗製乱造的なミステリは全く読む気がしなかったのだが、ふとしたきっかけで読むこととなったこの「占星術殺人事件」は、そんな私の否定的な先入観を、見事に払拭してくれた。「日本の作家のミステリも、まんざら、捨てたもんじゃない」。正直、そう思う。 この作品のテーマは「アゾート殺人」という猟奇的事件で、名探偵役にもどういう必然性があってか、病的で奇怪な言動をさせているところがあり、率直にいうと、決して読後感が良いとはいえない。また、捜査が大詰めを迎える肝心のところで、名探偵の捜査振りが全く描かれず、その代わりに、その人物設定からして、誰が読んでも本筋から外れていることがわかるワトスン役の助手の迷探偵振りにいたずらにページ数を費やしたり、事件を解決した名探偵が、真相の解説を先送りして読者をやきもきさせる構成は、明らかに冗長であり、460ページにも及ぶ大長編を、もっとコンパクトにスッキリとまとめる方法はあっただろうし、名探偵の事件の解決自体も、偶然の産物の賜物に頼ってしまっているといった不満がないわけではない。 しかし、動機がある関係者はいるものの、完全な密室での殺人事件と、動機がある者はすでに死亡しており、残った関係者には動機がなく、アリバイも成立しているというアゾート殺人事件の二つの不可能殺人事件を組合せた連続殺人のトリックは、極めて斬新かつユニークであり、そんな多少の不満を補って余りあるものがあるのだ。この作品は、堂々たる本格派ミステリとして、海外の著名作家のミステリと比較しても、全く遜色のないレベルにあるというだけでなく、ほろりとさせる人間ドラマも描かれている傑作である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
横溝、高木氏以降の中々面白い本格物に出会えなかった時、本書を手にしデビュー作にしてこの完成度の高さ、トリックの斬新性、非常に感心したことを覚えています。日本推理小説史にも残る作だと思います。是非手にとって作者に欺かれる事無く真相に到達してください。個人的に著者に対して期待度が高くなってしまった為、その後の作はトリック・奇抜性重視の傾向が強く感じられどうにも馴染めなかった。現行ミステリーファンであれば抵抗感なく嵌れるかもしれませんが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
島田 荘司 さんの著書を初めて読んだのがこの作品です。時代が古く、冒頭の書き出しもやや、読みづらかったです。私が最近、綾辻さんや、我孫子さん、有栖川さんなどをよく読む為でしょうか?なんか、全体的に難しかったです。肝心の物語は、御手洗さんという探偵が出てくるあたりから面白くなってきます。あとは、残念ですがラストは分かってしまいました。きっと、この作品を参考にして、いや影響を受けて最近の漫画などが製作されているような感じです。少年マガジンの金田一を読んだ人は、分かってしまうと思います。ただ、また島田さんの作品は、続けて読んで行こうとそう、思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
初めて読んだ時に、物凄い衝撃を感じました。 トリックも素晴らしいですが、助手の目を通して旅行気分が味わえるのも、とても楽しかったです。「平吉の手記」に出てくる府立高等(都立大学の前身)にも興味を覚えました(地元なので)。 しかし、乱歩賞の選評でトリックを明かしているのはいただけません(文庫には無いですが)。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!