■スポンサードリンク
占星術殺人事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
占星術殺人事件の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt | ||||||||
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全218件 41~60 3/11ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 小説冒頭の梅沢平吉の密室殺人は、密室にする理由がありません。一般的に、殺人犯が被害者のいた部屋を密室に偽装するのは、自殺に偽装するためです。梅沢は他殺であることが判明なのだから、密室にする理由がありません。 また、犯人は、その意図のためには、人に見つかる危険を増やしてまで、多数の死体を別々の場所に埋める必要はないのであって、人が行きそうもないところに全部まとめて埋めればよいのです。実にばかげています。 この小説は、推理パズルに無理矢理ストーリーをくっつけたようなもので、ばかげた小説です。こんな小説が、常に、日本のミステリーランキングの上位に入るということは、日本のミステリー好きには、物語の面白さよりも、パズルを面白がる人が多いとうことを意味しているのだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| プロローグだけ読んでやめました。残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本書の最大の魅力は、大胆なトリックと世界観にある。冒頭からいきなり、「梅沢平吉の手記」が1章分来る。現代エンタメ小説の潮流では、難解で不気味なこの文を嫌うであろう。しかし、これを「ある狂人の日記」と題して短編で出せば、三島由紀夫が絶賛するような内容である(しかし、その世界観の完全性ゆえに、犯人によるものということが、欠点になってしまう。犯人にはこのような内容の文を書けないからである)。 私は、この冒頭にこそ本書の魅力が詰まっていると主張する。短編として終わらせるか、エンターテイメント小説として用いるかは著者の判断である。どの道を選んでも成功できる。 トリックにおいては、現代においては成立せず、当時の警察の捜査能力からいっても見抜けたのではないかと思えるが、その奇抜な発想は比肩する物がない。 最近の3分間クッキングならぬ3分間ミステリーの氾濫、あるいは文芸性や実験性に乏しい優等生型の小説の生産にはうんざりするものがある。令和の時代には、平成の作品群が廃れる一方、あらためて本作は評価されていくであろう。再読、もしくは若い世代ほど読むべきであろう。この点で星4つとしたい。 しかしながら、本書は以下の点で欠点がある。以下はネタバレがあるので未読の方は注意していただきたい。 1. 著者は歴史に関して知識が浅いため、梅沢手記では歴史的なことは省いたほうがよかったであろう。例えば、「日本帝国は誤った道を歩んで歴史を作ってきた」(41ページ)とあるが昭和11年の段階で、その思想を一介の芸術家や犯人である時子が持つことはない。「正しい道を歩んできた」というのが大日本帝国の根本思想で、そのために戦争や帝国主義、徴兵制が国民に受け入れられてきた。したがって、「朝鮮系の民族に支配され」(42ページ)るという思想は一般市民になく、また公にすれば思想犯として取り締まられる(憲法には、万世一系の「天皇は神聖にして不可侵」ということが記されていた)。 また、日本列島に台湾が含まれていない。さらに、沖縄が日本古来の領土というのは近代の認識である。琉球処分に見られるように戦前において、沖縄は独特の位置があった(そのため、沖縄戦では捨て石にされた)。領土というものが変遷するのが当時で、当時の社会常識が描けていない。 2. 肝心な手記の筆跡が偽造されていたという点。梅沢平吉が文字をほとんど書かなかったというのは不自然であり、関係者がこのことに誰も気づかず、40年も騙し通せるものではない。非常に文芸性の高い「梅沢平吉の手記」を犯人がなりすまして書く必要性が無くなり、整合性がなくなってしまう。 3. 竹越文次郎が時子の誘いに乗るかどうか際どい。以前から関係を持っていた方が良い。 4. 誰の助けもなく、何十年も時子が消息不明、目撃者なしは可能であるのか。また仲の悪い義姉妹を巧妙に誘い出すことができたのか。3を含め、偶然性が高く、世紀の知能犯を感じさせない点。 5. 時子は実母と実父の関係は良好であるため、これだけの大量殺人を行い、父を失い、母を苦しめる必要がなかったように感じた点。時子の遺書からは良心的、常識的に感じ、とてもこのような狂気じみた犯行を行えたように感じなかった点。 1~5の点は小説であるのでマイナス評価はしないが、やはり星をマイナス一つとせざるをえないのは犯行動機である。犯人の遺書を読む限り、8人も大量殺人をしないといけない理由が分からない。養母に冷遇されるというのは当時よくあったことである。過剰報復であり、遺書からは狂気性が見られない。この最後の犯人の遺書に、「梅沢平吉の手記」に見られたような狂気性が欲しかった。この娘ならこのような凶行もやりかねないと思えるような内容であればよかったであろう。「梅沢平吉の手記」の完全性ゆえに、それ以降はこれ以上のものが書けなかったのかもしれない。 個人的には、犯行が戦前、しかも二・二六事件の頃であるだけに、動機に奥深いものを期待してしまった(雉機関が実在し、その陰謀が行われたことを期待した)。よって、星一つ減の4つとしたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 文章が読みづらい… 最初、挫折しかけました… これはあれだからあり得ない、あれもそれだから可能性はゼロ…のような謎解きも私に理解力が無いのかすんなり頭に入ってこなかった… とにかく文章が小難しい…普通に読んでれば『あれ?』と気付けるものも、文章が読みにくいからついつい斜め読みしちゃって見落とす感じ… 最後、トリックには『なるほど~っ』と思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| "私はたったニ、三時間だったが、極限的に疲れてしまった。何の因果であんな半狂人と友達になってしまったのか。前世でよほど悪いことをしたのかもしれない"1981年デビュー作にして、御手洗潔シリーズ1作目の本書は国内外で高く評価さるミステリ傑作の改訂完全版。 個人的にはミステリに最近、興味があることから。ミステリ好きの友人にすすめられるままに初めて手にとりました。 さて、そんな本書は物語での現在となる1979年から約40年前、第二次大戦前の空気も色濃い1936年に起きたとされる『梅沢家・占星術殺人』密室で殺された画家が残した手記に記された6人の処女の肉体から完璧な女性『アゾート』を創り出す。その計画通りに、画家の死後に日本各地の山で6人の娘たちの死体が見つかった猟奇殺人事件。それに、ひょんな事から、占星術師の御手洗潔と親友の石岡和己が挑むことになるわけですが。 まず、冒頭から約50ページにわたって続く画家の独白的な手記部分が【とにかく読み辛くて不安だった】のですが。御手洗(と、石岡)が登場し、2人で掛け合いを始めてからは、急に読みやすくなった印象があって、以降は安心?してページをめくる事ができました。(また、最後まで典型的な『安楽椅子探偵』かと思いきや【272ページから京都・関西編】展開が始まるのも意外で驚きました。) また本書の事件は、画家の殺人に使われる『密室殺人』や、家を出ていた娘、一枝殺し『時間差殺人』そして、6人の娘たちの『アソート殺人』と3つの謎解き要素から成り立っているのですが【既にトリックが有名すぎて?】金田一少年の『異人館村殺人事件』などでも、良くも悪くも流用されたりしたらしいですが。私の場合は白紙状態で手にとったので、度々挟まれる著者から読者への挑発?『読者はすでに完璧以上の材料を得ている』等があるにも関わらず、最後まで全く謎が解決出来ず、悔しかった。(流石に『石岡の推理』は明らかにミスリードを誘っている位は気付いてましたが。。) 『十角館の殺人』などの新本格ブームの先駆け的な一冊として。また『東西ミステリーベスト100』国内編2012年3位、イギリスの有力紙『ガーディアン』による『世界の密室ミステリーベスト10」2014の第2位など高く評価されている傑作としてオススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| グロテスクな描写もありますが、最後のどんでん返しが凄いです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 月に1~2冊程度のミステリー小説を読んでいるライトなミステリーファンです。 普段は東野圭吾さんや伊坂幸太郎さんなど、初心者にも読みやすいとされている作品を読むことが多いので、本格ミステリ代表作の呼び声が高い本作を読むのには少々苦労しました。 序盤の手記で早速挫折しそうになり、序盤以降中盤あたりまで2人だけの長い会話が続きます。この時点で正直読むのが苦痛になっていました。 しかしそれを耐え、後半から終盤にかけていく中で続きがどんどん読みたくなり、トリックが明かされる所では思わず目を見開きました。 レビューの中には途中でトリックが分かったと仰っている方もいらっしゃいますが、世の中には恐ろしいほど頭の切れる方が沢山いらっしゃるんだなと感心しました。 普段ミステリー小説をあまり読まない方におすすめするのは気が引けますが、ミステリーファンなら読んでおくべき作品だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本文の30%は、事件とは関係のない、著者の思想を繰り返し話している。 自虐史観、公権力非難、日本人蔑視、イギリス批判、女性卑下。 レビューを読んでも、この部分の指摘がない。今、日本の自虐史観が深刻な水準と考えられる。 特に 「女性は、自分しか知らない。他人を考えている女性は、千人に一人くらい。」 フェミニストたちは何をしていますか? アメリカやヨーロッパの作家だったら執筆を続けることができなかったこと。 海外にも輸出したが、この本を読んだ外国人は、日本には女性の人権がないと考えたのでしょう。 著者は現在、米国に居住しているという。 嫌いな日本を離れて外国で日本を非難する人はたくさんいる。 この著者はその中の一人であるだけだ。 社会派という名前で日本を批判したかったんじゃないか? ミステリーとしても多くの問題が見えますが、省略。(講談社文庫のまどかさんのレビューと同様の考え) 金田一少年の事件簿がはるかに気持ちよく読み取ることができます。 最後に この主人公は、作品の中ですることができ、多くの登場人物を非難するが 最もゴミは主人公とその友人だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 某有名芸人が名作として挙げていたので、推理小説は嫌いだが、読んでみました。 結果、やっぱり読まなきゃ良かったです。 著者の名前はよく知っていますし、筆力もあるのはわかるのですが、よくそんな残酷なこと思いつくね、と。 そして、よくそんな作品を堂々と世に出せるね、と思ってしまう・・・ わかってます。 一つの文学ジャンルですし、その中のネタであって、倫理感とか持ち出すのはお門違いとはわかるのですが、やっぱりこういうネタを考える人とか、こういうの読んでる人に対して、キモイ・悪趣味と感じてしまう・・・。 きっと、私が、現実社会の猟奇殺人を思い浮かべてしまって、やり切れない気持ちになってしまうせいだ、とは思います。 このジャンルが好きな読者の方々には申し訳ないです。 ただ、この作品が推理小説というジャンルの名作だ!という意見には断固反対です。 このジャンルの倫理的側面を貶めるだけかと。 「点と線」という不朽の名作を生んだ清張も、晩年は倫理感堕ちたな、と感じます。 麻痺しちゃうんですかね、みんな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| およそ30年前(当時は、光文社と講談社から文庫が出版されて いました)に読み、今般改訂版も購入いたしました メインの大量殺人とアゾートの謎以外の2件の殺人や、石岡の 結果的に無意味な素人捜査の件は冗長で、小説としての完成度は イマイチです(令和の世になってから本作を初読される方は大時 代的なストーリに辟易するかもしれませんね) また、デビュー作だけあって、のちに円熟味を増すストーリテ ラーとしての才能も開花していません しかし、読んだ当時に受けた驚天動地の大トリック一発の印象 は未だ色褪せることなく、これだけで★5つです 作中の時代は科学的捜査が有用ではありませんでしたが、なぜ トリックが暴かれなかったかの状況について一応の説得力を持 たせているところも評価いたします いっぽうで、作者の本作に関する自意識過剰、自画自賛は分から なくもありませんが、それでもかなり痛いですね(苦笑) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 古い小説なので登場人物の設定や会話に馴染みのないところはありましたが、気になるレベルではありませんでした。それよりも最後まで全く犯人も殺害方法も想像出来なくてミステリーそのものでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読みはじめは何となく文章が合わなくてうーんと思ったけど、次第に興に乗ると一気読み。読後感は大満足 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| トリックが素晴らしいので、純粋に謎解きを楽しむだけの作品としてなら、間違いなく傑作です。 しかし娯楽性を求めるなら、この作品はおすすめできません。 読んでいて楽しくないのです。 冒頭の手記と異常性の高い事件に、最初はどんどん引き込まれたのですが、読み進めるうちに、これは本筋とは全く関係無いんだろうな…という描写が多くなり、中盤あたりから読むのが億劫に。 また、探偵役が好きになれず、犯人の動機も弱いので、人物描写の不足を感じました。 無意味な描写を長々と入れるくらいなら、登場人物に厚みを持たせて、もう少し魅力的に描いてくれれば、まだ楽しめたかもしれません。 とにかく無駄が多い印象が強く残っています。 序盤は傑作の予感がするほど楽しめましたし、トリックも秀逸なので、色々と勿体ない作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| (ネタバレあり) 自分が読んだ当時、子宮体ガンで苦しんでいたこともあり、この手記を書いたのは女性のはずだ、と感じていました。女性でないのなら、作者が筆を誤ったことになる、と。 案の定の結果で。冒頭から犯人の手がかりをくっきり示していた大胆さに驚いた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 読み応えがあります。最初の手記は、読みにくいですが、それを、こなしていくと読みやすくなります。トリックと 意外な殺人者に驚きました。いずれにしても、この大作を書いた著者を称賛するとともに、何日もかけて読んだ我々も称賛に値する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| すごいトリックが惜しげなくふるわれていましたね これぞ名作というモノでしょう | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 本格ミステリは、ほとんど読んでこなかったのですが、ずいぶん昔に勧められたのを思い出し読みました。 遺伝子捜査のある現在ではありえないトリックですが、この本が書かれた当時は血液の適合ぐらいしか無かったので成立したんだなぁ。 話に出てくるアソートなる物が、トリックの肝なんですが、なぜ気がつかないのか?詳しくは書けませんが、私には違和感アリアリでした。 トリックのためのミステリーが、ミステリをダメにしたと聞きました。 ミステリは、そこまで読んでいませんが、物語として破綻はしていません。読んでいて、引き込まれる部分もありました。 しかし、状況からも動機からも犯人は一人しか考えらず、そのヒントも早々に提示されます。 私がたまたま気がついただけなのかもしれませんが、小説の都合の中で、これが何十年も解かれなかった謎というのはちょっと違う気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 犯罪関係者のドラマ性などはなく、事件解決に終始してるだけの話。物語としては面白味がなかった。序盤は石岡と御手洗のキャラ差が今一つな上、言葉遣いも似た所があり、少々登場人物に没入し辛い。しかも御手洗が事件を解決するというのは、冒頭から示唆されてたため、石岡の捜査パートは読者のミスリードを誘うためと分かってしまう。石岡のみの部分は、無駄な時間の浪費にしか感じなかった。トリック自体も、それほど意表を突かれるものでもなかった。 正直、あまり楽しめなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 友人のすすめで初めてこの作品に出会って早四半世紀が経過したが、その宝石のような輝きはまるで色褪せていない。あれから何度再読しても、未だにこの世界に時間を忘れて没入できる。新たな発見をし、なるほどと感心させられる。これほどまでに抗いがたく、強く惹きつけられるということは、そのストーリーだけでなく、僕はこの作品の文章、言葉そのものを愛しているんだろう。島田荘司先生と、この作品を教えてくれた友人には、いくら感謝してもしきれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| 名探偵御手洗潔の鮮烈なデビュー作。本格推理物として、奇怪なストーリー、意外なトリック・犯人、あっと驚く結末、すべてが揃っている。昭和11年に起きた怪事件という設定も戦前であり、郷愁を誘う。世界に誇れる日本の推理小説の代表作。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!











