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占星術殺人事件



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占星術殺人事件の評価: 4.01/5点 レビュー 218件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全218件 21~40 2/11ページ
No.198:
(5pt)

(2024-27冊目)週刊文春「東西ミステリー ベスト100」国内編第3位は伊達じゃない

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 昭和11年2月26日、東京は積雪。世に言う2・26事件があったこの日、都内に暮らす画家の梅沢平吉が密室で殺害された。遺された手記には、女性6人の肉体を一部ずつ切り出して完璧な女=アゾートを創る計画が書かれていた。ほどなくして平吉の娘と姪6人が行方知れずとなり、後日日本の各地からバラバラ死体として発見されるが、事件は迷宮入りしてしまう。
 それから43年が経過した昭和54年、占星術師の御手洗潔とイラストレーターの私こと石岡和巳は、あることをきっかけにこの〈占星術殺人事件〉の謎解きに挑むことになる……。
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 本格ミステリーの代表作とされ、『 週刊文春臨時増刊 東西ミステリー ベスト100 』(2012年)では国内編第3位にランクインしている作品です。

 怪異に満ちた密室トリック、仮借なき一家鏖殺(おうさつ)、猟奇残忍なバラバラ殺人、不可解な迷宮入りをした後に40数年を経て事件解決へと至る驚天動地の道程――500頁超えの一冊の中に、ミステリーの禍々しい要素がこれでもかといった具合にてんこ盛りです。
 探偵役の御手洗潔は当初こそ懶惰無頼(らんだぶらい)の徒といった様子ですが、後段、一気に怜悧聡明(れいりそうめい)な推理力を発揮し、あっと驚く真相と真犯人を暴き出します。その道程たるや痛快無比です。
 遺体が全国各地に運ばれ、しかも埋める深さがバラバラという不思議な状況にも、そんな理由があったとは。いやぁ読者として気持ちよく欺いてもらいました。
 
 ところで、昭和10年頃に姉妹がそろって献血をしたという話が503頁に出てきて、おやっと思いました。戦前の献血事業はあまり一般的ではなかったのでは? 日本赤十字社のサイトによれば、日本初の血液銀行(現赤十字血液センター)である日本赤十字社東京血液銀行業務所が開業したのは、戦後1952年(昭和27年)とのことですから、昭和10年に姉妹がそろって献血するというのはかなり珍しいと思いますが。

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占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
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No.197:
(5pt)

最初さえ乗り越えれば、そこはミステリの宝庫

序盤の小説内小説を読むのがなかなか辛いが、、、そこを超えると極上のミステリが待っていた。
真相解明部分の語り口に「なろう系」のようなキザを感じ取ったが、ミステリ小説はまあそういうもんか、、、と飲み込んだ。そんなことはほとんど気にならないほど恐ろしく難解で極上のミステリだった。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.196:
(2pt)

自分に都合のいいことを、都合よく書いた、後出しジャンケンの典型。

東野圭吾のミステリー『ある閉ざされた雪の山荘で』と『白馬山荘殺人事件』を続けて読んだ。
どちらも面白かったのだが、ライトノベル的軽さが引っかかり、「本当の本格ミステリー」を
読みたいと思った。

ネットで「ミステリーの傑作ベスト10」的な記事を読み、『占星術殺人事件』を発見。『砂の器』
『十角館の殺人』『容疑者Xの献身』などと並んでいたので、読み応えのあるものだろうと購入。

密室殺人にはじまって、猟奇的なバラバラ事件や、占星術をもとにした偏執狂的な展開など、趣向は
限界まで凝らされている。しかし以下のような欠陥がある。

*以下、内容と謎解きについて触れています。

1)自分はそれほど先が読めるタイプではないが、大体の犯人の目星は途中でついてしまう。
 こういうミステリーの場合、真犯人が物語の筋と無関係な人間であることはない。むしろ主要な
登場人物の中にいる。すると、作者の記述から、異なる書き方をされているのは、最初に殺された
梅沢平吉の前妻・多恵であり、その娘・時子となる。事件に巻き込まれた竹越文次郎の件も、彼が
いたその場所に殺された一枝の遺体があったことがすぐに推測できる。

2)まず冒頭から登場し、物語の最後まで全体を支える「梅沢平吉の手記」がある。それは重厚な
文体で、専門的な知識が盛り込まれている。これが読者をミスリードする。
実際にはそれは、全ての殺人を単独で行った真犯人・時子によって書かれている。書いたとき、
彼女は22歳。この手記は、そんな若い女性が書けるものではない。内容的なこと以外にも、手書き
なので、筆跡の問題がある。著者は平吉がほとんど文章らしいものを残していないから筆跡については
怪しまれなかったとするが、時子の筆跡はどうなのか。文庫本で35ページもある文章量の中に、
女性的な筆跡が残らないわけがない。
これならば、犯人が男性であることを文章で示しながら、実はそれが女性であるとひっくり返す
『ハサミ男』の方が、よほど丁寧に周到にそれを行っている。

3)本作で最も重要なのは、殺人の「動機」にある。上記したように、本書は事件の主体が、梅沢平吉
であると読者をミス・リードする。そのための動機は、十分すぎるほど書き込まれている。
後半、作者が出てきて「読者への挑戦」を行い、そこには「必要な材料は全て提供した」と書かれて
いるが、ここまでに真犯人・時子の動機は、1行も書かれていない。
さらに不自然なことに、殺される女性たち6人の日常生活の様子が一切描かれない。あまりに日常感が
希薄なので、「読者への挑戦」のところで、これは何らかのトリックで、全員実は存在しなかったという
オチなのかと思ったほど。

4)そんな風に思っていると、最後の最後に真犯人・時子の手記(遺書)が出てくる。そこには犯行の
ことが(著者の言い訳のように)1から10まで書かれている。これこそ後出しジャンケンそのもの。
「読者への挑戦」というのなら、この手記を先に出して、では真犯人は誰でしょう?とやるべき。
ときおり、読者に必要な情報が与えられず、最後に「実はこうでした」と説明される駄作があるが、
『占星術殺人事件』もそれと同じ。

5)トリックでは、真犯人が画家・梅沢平吉の手記を書いているとなっているが、どうしてそういう
知識や文章力を彼女が身につけたかには触れていない。同様に、作者は得意げに、自分の説(トリック)
を行えば、”死体の切断の回数が減る”などと書かれているが、22歳の女性が6体もの遺体から頭や胴体を
切り離すことの異常さについて納得できる説明をしていない。それをかなり忠実に映像化した映画
『冷たい熱帯魚』が相当気持ち悪いのに、実際にそれを行うことの困難さを考慮していない。

事件の全貌があらまし解ったところで、犯人の手記が現れ、それによって事件が露わになるならまだ話は
わかる。しかし作者はそれをせず(できず)、犯人を自殺で処理し、何も語らせないまま終えてしまう。

6)トリックだけが込み入っていて、その説明が、主人公の探偵と助手の会話で延々と続く。こんなに
会話が続くことは普通ありえない。何か他のことをしたり、体を動かしたりするが、そういう描写が
なく、会話が続く。その書き分けもできていない。

この小説は、作者が頭の中でこねくり出した複雑なトリックを説明するだけの、不出来な叙述ものだ
ということになる。

ただし”読みどころ”はある。それは作者が最後に付け足した「あとがき」。それによると、この小説が
登場した1981年頃は、松本清張らによる社会派推理小説が主流で、江戸川乱歩的な怪奇小説や謎解きを
メインとするミステリー小説は完全に居場所をなくしていた。それが『占星術殺人事件』の登場によって
大きく変わったという。確かにこれ以降に登場する本格小説の作者たちは、『占星術殺人事件』が持つ
世界観の魅力と致命的な欠陥に意識的で、1986年に発表される綾辻行人の『十角館の殺人』や東野
圭吾の小説は、そういう傷がないように細心の注意を払っている。それらを育てたという意味では、
『占星術殺人事件』は重要な一作なのだろう。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
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No.195:
(5pt)

今でも色褪せない推理小説

職場の上司の推薦で読み始めた推理小説。
1981年の作品とのことだが、作風に古さは感じない。むしろ斬新さを感じるほどだ。

冒頭、奇妙な手記から始まることで読むのをやめようかと思ってしまったが…
改めて読むと至る所に伏線が張られており、複数回読んでも楽しめると思う。

ぜひ、冒頭から推理しながら読んで欲しい作品。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.194:
(5pt)

人間ドラマなんか糞食らえ! これぞ本格ミステリの大傑作。

名作であると言う噂は聞いていた。が、同時にあまりにも難解過ぎて、初心者にはハードルが高い、とも聞いていたので、多少読むのを躊躇っていたのも事実。

  実際に手に取って見て、占星術に関する蘊蓄が語られる冒頭部分に辟易としたのは確かだが、ストーリーは意外に読み易く、エキセントリックな名探偵御手洗潔が登場してからは、ホームズに難癖を付ける傲岸不遜なキャラが面白く、楽しく読む事が出来た。

  エラリー・クイーンばりの読者への挑戦状が入っているのも、本格ミステリファンには嬉しい限りで、連続殺人事件のトリックも、読んで納得の見事なものだった。少なくとも私には、このトリックを見破るのは無理で、難解なのは確かだが、別に私は自分の推理力を試すつもりはない。名探偵の推理の見事さを堪能したい読者としては、大満足の作品であった。

  陰惨なバラバラ殺人事件に嫌悪を覚える人もあるだろうが、この作品はあくまで人間ドラマを描いてるわけじゃない。殺人のトリックの見事さを描いた、本格ミステリであり、登場人物はパズルのピースみたいなもの。その意味で、この作品が日本の新本格ミステリブームの火付け役となったのは納得である。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
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No.193:
(4pt)

内容は意外と古めかしい推理小説的

実はこのトリックを元にしたと言われている漫画「金田一少年」の異人館村殺人事件を読んでしまったため最後の衝撃はあまりなかったです。
ただこの小説を境に、新本格派と呼ばれる人が数多く生み出されたのも事実
どうして自分が出版当初に読んでいなかったのかわかりませんが、その当時は戦前の推理小説が好きで新本格派については否定的な意見でも見たのかもしれません。
内容は意外と古めかしい推理小説的な雰囲気だったので、もしかすると作者は新しいものを生み出したいというよりは、古き良き探偵小説を復古させたいと言う思いが強かったのかもしれません。
日本の推理小説を語る上ではどうしても避けては通れない作品と思いました。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.192:
(4pt)

ちょっと微妙かな

名作の誉れ高い本作を発表から40数年を経て読んだ。少々過大評価されているように思った。十分楽しめるが、多分こういうトリックで従って犯人は○○だろうと思ったらその通りだったので拍子抜けしてしまった。設定では占星術殺人事件は日本中で話題となりしかし40年誰も謎を解けなかったのだが、無理があるように思う。ただし読んで損のない秀作であることに異論はない。
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No.191:
(3pt)

凄いトリック

やっと読めた。噂に違わず凄いトリックです。
ただ文章が読みづらくストーリーもやや退屈であんまり楽しめなかった。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
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No.190:
(4pt)

面白いけど冗長

読了したのは2回目です。
本を読むのが苦手なこともあり、初めて読んだときはよくわからなかったです。冗長な描写が多く、本筋はどこ?となりました。私のように比較的ライトなミステリーしか読んでこなかった方はもう少し短めの本格ミステリーを読んでからこの作品を読んだ方がいいかも。
序盤の手記読むのが辛いですが、手記で挫折するぐらいなら内容理解せずともざっと目を通して本編読んでしまった方がいいと思います。確かに手記の内容理解した方が面白いんですけど、手記で挫折して諦めるのはあまりにも勿体無い。
正直中盤の長さに比べて犯人が分かってからが短すぎて何だかバランスの悪さを感じますがそれでもこの作品は面白い。

【微ネタバレ】
残虐な事件にこんなことを言うのもどうかと思いますが、今では通用しないトリックなのでなんだかロマンを感じました。作中で誰か(御手洗だったかな?)が似たようなこと言ってましたが、今は犯罪者にとってはロマンがないですよね。この時代だからこそできる大胆不敵なトリックでした。
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No.189:
(5pt)

気持ちのいい推理小説

とても良かった。してやられた感の強い、気持ちいいトリックだった。京都行きの大部分など、事件の本筋に関係のない部分も多いが、その長さも悪くなかった。ずっとワクワクしたし、多分実際の捜査でも、それっぽいけど実は全く関係なかった、という事象は多いだろうし。登場人物の個性が押し付けがましくないところも良かった。
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4061825712
No.188:
(4pt)

なるほど意欲作

島田荘司のデビュー作にして、本格ミステリを復興させた意欲作。名探偵御手洗潔とワトソン役石岡和己のシリーズ第一弾で、御手洗は、占星術師という役どころである。

本作品は、四十三年前に起きた画家の密室殺人と、続く彼の六人の娘の同時バラバラ殺人事件の謎を解き明かす。連続殺人が画家の猟奇的な手記に基づいていることから、長らく推理合戦が繰り広げられていたこの事件。作中の著者の2度にわたる「読者への挑戦状」に、答えが出せない難事件だ。

冗長ともいえる探索行に幻惑されつつ、真相究明となるラストまで、読書は頭を悩ませることだろう。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.187:
(5pt)

最高の日本の新本格派推理小説!大傑作です!

新本格派の最高傑作!
この作品を超える日本の本格推理小説は少ない歴史的な金字塔です。

最初に読んだのは30年以上前ですがこの重厚な作品は凄いです。

読者への挑戦状がしっかりあります。
二回も挑戦状があるフェアな作品です!

私はこの挑戦状が悔しくて本格推理小説の愛好家としてのプライドから解決編を30年経過した現在でも読んでいません!

何度考えても分かりませんでした。

残念ながら…某アニメ作品でトリックを知ってしまったのですが…推理小説のトリックは商標登録して保護して欲しいですよ。許諾なく使用しないで欲しいです。

過去の文章が読みにくいかもしれませんが、本格推理小説がお好きなら必読の大傑作です!

御手洗探偵と石岡さんの友情が素晴らしいのが御手洗シリーズの大きな魅力です。

御手洗探偵の反抗精神も矜持があります。

最近のミステリー小説はご都合主義で荒唐無稽な作品が溢れていますね。

島田先生のこの大傑作は本格派に相応しい歴史的傑作です!!

レビューを読んで頂きありがとうございました。ご参考になれば幸いです。
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4061825712
No.186:
(5pt)

積読中
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4061825712
No.185:
(5pt)

一気に読んだ

金田一少年を先に読んでしまっていたのでトリックは知っていたが、それでもとても面白かった。
会話形式で進む部分が多く、かなりわかりやすいので一気に読んでしまった。
キャラクターの性格は好き嫌い分かれるようだけれど私はこの探偵が気に入ったので、シリーズのほかの作品も読もうと思う。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.184:
(5pt)

答えを出す準備はもうできている

本作の素晴らしさは読者への挑戦のタイミングの絶妙さに尽きる。
挑戦の一語を目にして一旦本を閉じる。
そして10分、15分、黙考する。
するとある瞬間、雷に打たれた如く、答えが降りてくる。
その快感はまさに主人公の御手洗潔が走り回ったのもさもあらんと膝を打つ至極の体験である。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.183:
(3pt)

シリーズ第一作

重要な手記から始まりこの事件を
あることきっかけに初めて知った主人公とこの事件のマニアである
相棒がいかにこの事件が穴のない謎の事件なのかを推理しあったあと
解決に向けて調査に向かうって流れ何ですが
どうも話が頭に入ってこない浮かばない・・・
自分推理物に触れたとき推理しながらするタイプじゃないんで
そういう人には向いてないかもしれません
といっても極端につまらなかったわけではなく
キャラのやり取りも面白かったんで他のシリーズ作も読んでみたいな、と思いました
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.182:
(1pt)

全く記載のコンディションと違う

コンディションが「非常に良い」とあり、状態に関する詳細の記載がありましたが、実物はあまりに違うもので大変驚きました。実際に届いてからの返品手続きと再調達は面倒で迷惑なので、ありのままを記載頂けると有難いです。今後の参考に頂けると幸いです。
占星術殺人事件Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件より
4061308203
No.181:
(4pt)

アゾート殺人

アゾート殺人。この蠱惑的な言葉を駆使したプロローグこそが本作の最大な魅力だと思う。狂気の画家梅沢幸吉の手記だけで傑作短編小説になってしまうくらい素晴らしい。
正直本編はこの手記の解題部分でしかないと思う。(6人の死体を全国に運ぶ方法はかなり無理があると感じます)
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4061825712
No.180:
(4pt)

挑戦状ミステリにふさわしいトリック/経過には味気なさを感じる

占星術師の御手洗潔が、ある女性の依頼を受け、40年前の昭和11年に起こった伝説的な未解決猟奇殺人事件に挑む。問題の事件は梅沢一家に発生した三つの殺人が絡む。第一に、画家の梅沢平吉が自身のアトリエで殺害された密室殺人事件。第二に、一人暮らしをしていた平吉の長女、一枝の強姦殺人事件。最後が問題の事件で、平吉の娘や姪などの若い六名の女性が行方不明となった後に、その遺体が日本各地において発見され、六人の娘たちの殺害は、生前に平吉が残したとされる手記に正確に則って実行されていた。手記において平吉が目的としていたのは六名の処女たちの身体の各部を切り取って組み合わせることで、「アゾート」と呼ぶ人体模型を作りあげて悪魔に捧げるという狂気的な試みにあった。

物語は平吉の病的な手記に始まり、御手洗の友人でミステリ好きのイラストレーター石岡によって梅沢一家殺害の詳細が解説される。これに依頼主である女性が御手洗に提示した、事件に間接的に関わった父が遺した未公開情報が加わり、一連の事件に関する情報が出揃う。ここまでで作品全体の約半分が経過している。

探偵役の御手洗と助手役にあたる石岡の関係は、ホームズとワトスンのそれである。作中にも二人が探偵ホームズシリーズ作品について問答を繰り広げるシーンが存在する。インスピレーションを得て御手洗が事件の真相に気付く件や、物語全体が石岡の視点によって進む展開についても、ミステリにおける典型的な探偵と助手の役割を踏襲している。事件そのものは、40年前に設定した古めかしさや、悪魔崇拝や猟奇的な殺人内容のおどろおどろしさから、横溝正史作品を連想させられた。

解決に必要な全ての情報が出揃う段階で、読者に向けられた挑戦状が提示される作品で、本作はその挑戦状が二段階となっていることも特徴である。謎解きを目当てにミステリを読む方にとっては、より楽しみが多い作品だろう。肝心のトリックについても基本的にフェアかつ、驚きもあり納得できる仕掛けだった。全体ついては、かなり過去の事件を扱うという設定上、手記や資料による情報が多いために机上での展開が多い。主人公コンビのやりとりについては紋切型の域を出ないもので、キャラクターにはあまり魅力を感じなかった。

総じて、トリックについては楽しめたものの、味気ない経過を辿るためにページ数を長く感じる作品でもあった。要するに、トリックの披露に特化して短い紙数に収まっていれば、個人的にはもっと高く評価できる作品だった。時代の移ろいも感じさせる、エピローグにあたる最終章にはミステリを離れた小説らしい手触りもあり、好感をもった。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712
No.179:
(3pt)

パズラー

「謎解き小説」ですので言ってみりゃあ理屈の世界。現実的に「そんなバカな」と思う方には不評かも。[付:私の失敗]解説は誰かなと思い後ろのページを繰ったところ、たまたま本篇の最終ページの決定的な単語を目に飛び込まさせしまった。後ろのページは繰るまい繰るまい。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社ノベルス)より
4061825712

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