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占星術殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
占星術殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全211件 201~211 11/11ページ
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学生の頃にはじめて読んだとき、これ以上の傑作はない、と思った。一方、母は「つまらない」の一言。何でさ、とその時は思った。しかし、その後数回読み直してみて、母の意見も理解できた。初めて読んだときはメイントリックの凄さにただただ圧倒されてばかりいたが、メイントリック以外の部分に目を向けると鼻に付く場面が多すぎ。特にメインキャラの御手洗は読み返すたびに嫌いになっていく(改訂されるたびに御手洗の嫌味な性格が強調されているようだ)。面白いと思った本を再読すると、一層面白いと感じる場合と、なぜ面白いと感じたのかと自分の判断力を疑いたくなる場合がある。本作品は後者だった。 | ||||
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読了後は”凄い!”の一言でした。今まで島田さんの本は読んだことなかったのですが、これを読んで一気にハマりましたね。事件そのものもすごいけど、御手洗のインパクトのあるキャラも見逃せません!絶対オススメの逸品です!まだ著者の本を読んだことのない方は是非これを! | ||||
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トリックも凄いが、なにより御手洗潔というキャラクターの強烈さが素晴らしい。彼の個性にぐいぐい引き込まれ、中だるみすることなく一日で読み上げてしまった。途中のホームズについての会話は爆笑もの。本格好きな人はぜひ読んで欲しい。 | ||||
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作者の第一作目として、乱歩賞に落ちたとはいえ、通常の作家の作品であれば間違いなく最優秀の部類に入ります。賞を狙うには旧態的な本格作品すぎたのではないかと思いますが、その分受賞作品につきものの試験的な文章構成がないので、違和感なく内容に没頭することが可能です。個人的には、もう少し日本的な情緒があった方が好きなのですが、女性の方にもおすすめです。 | ||||
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話しは一人の画家が残した手記から始まりその手記に沿って日本各地から6つの遺体が発見される読んでいて自分なりに推理してみたりしたけどそれを裏切るような展開がありそうかと思えば「やはりそうなのか!」と思わせてくれる所がまた面白い。そしてこの話しで初登場となる御手洗潔は他人ならさほど気にも留めないような些細な事から事件のヒントを見つけやや強引だが鮮やかに事件を解決してしまう所が読んでいてすっとする。中盤からラストのあたりで何度も頭の中に疑問が湧きその度に次のページを捲るのも忘れ頭を捻って考える程でした。しかし、犯人が何故この事を起こしたが判って行く内に犯人に同情してしまい読んでいて思わず感情移入してしまいました。この話し㡊??今まで読んだ推理小説の中で一番頭を捻りそして唸らせてくれた話しでした。長編ですが1度本を開いたら読み手に中々本を閉じさせないくらい先が気になる話しです。 | ||||
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最初から不気味な手記、なんじゃこりゃ、どうなるんだ、御手洗は何してるんだ、どう考えてもおかしいじゃないか、色々と自分でも論理的に考えをすすめながら読んでいける推理小説ですね。消去法で、御手洗と石岡くんが読者の考えそうなことを次々と消していくので、「だったらどうなるんだ?もしかしてこの人か?んなワケない!」など、かなり頭を捻ることのできる本です。密室殺人のトリックは、推理小説史上大したことないというのは読者にも判ると思いますが、最後にまさかそんなところにトリックが、と思わせてくれた作品でした。御手洗の破天荒な性格と、それに振り回される石岡くんの面白い姿もほほえましいです。私はタイムリーに読んでいないのですが、当時の推理小説のスタイルに新しい風をおくりこんだ作品だったのではないでしょうか。御手洗シリーズ第一弾としても最高の作品です。 | ||||
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こんな面白い本、どうしていままで読まなかったんだろう。作者が有名なのも、この作品が有名なのも知っていたのに。と思うと同時に、御手洗潔という探偵に(本業は占星術師なのだけど)出会えてほんとによかったと、読んだあとになんだか幸せな気持ちになった。梅沢平吉という画家の手記から始まるこの作品は、最初から最後まで読者を惹き付けて飽きさせない。これだけの長篇なのに。事件は40年間誰もその謎を解くことができなかったという難解なもの。梅沢平吉殺し(しかも密室)、長女一枝殺し、そして平吉の娘と姪の6人が殺されるという大量殺人。しかも、手記によると6人を殺す動機のある平吉は最初に死んでしまっている。残った関係者の中にも物理的にその殺人を成し遂げられるものはおらず。!。。途中に2度も読者への挑戦が挿入されているが、丁寧に読んだつもりなのに、まさかそんなトリックだったとは、と嬉しい驚き。そしてこの小説の何といっても一番の魅力は探偵・御手洗潔でしょう。他人の目なんて気にしない、ちょっと風変わりでくせのある男。だけどどこか愛嬌のようなものがあって憎めない。始終振り回され、憎まれ口をたたかれながらも彼から離れることのできない石岡くんの気持ちが分かるような気がする。推理小説が好きで、まだこの本を読んでいない人、読まないと損ですよ。読んでみればわかる、きっといままで読んだ本の中で1、2を争う作品になるはずです。 | ||||
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御手洗潔シリーズ。数十年前の事件を解決しようというのがすでに魅力的。トリックや展開に難は感じれど、大仕掛けで単純なトリックは、小気味良く読者を翻弄する。数十年を経て深まった謎と同じく、降り積もった人々の感情の堆積が切ない。島田荘司は、良い意味で青臭い。悲しい気持ちが底辺に流れている。 | ||||
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本格推理小説と呼ばれる作品の中で、最も「おいしい」パートが、論理構築によって犯罪の真相が導き出される、謎解きのシーンであろう。本作品が傑出しているのは、その謎解きシーンの「おいしさ」が全編にわたって展開されるという、絶妙の構成にある。もちろん、それを可能にしたのは猟期的、幻想的な設定と、それをうけとめるだけの見事なトリックがあればこそだ。これだけの卓越した要素が奇跡的な出会いを果たした事で、この作品は現代本格推理小説のファンにとって最高の宝になったのだ。古今を問わず、私は、エンタテイメント性、謎解きの意外性においてこの作品以上の推理小説に無グリ合った事はない、と断言する。 | ||||
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現代の推理小説の中で間違いなく日本一と言える作品。鮮烈なトリックと魅力的なキャラクターに惹きつけられ,長い作品だが一気にラストまで読んでしまう。著者のデビュー作でもありとてもエネルギーのある作品で推理小説でありながら何度も読み返してしまう作品。 | ||||
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僕にとって、この本はいわゆる新本格推理小説の読み始め。そして新本格の意味を知ったといえる作品です。推理小説はこの作品で新たな一歩を踏み出したと言える、まさに金字塔的作品です。読み始めたら最後、一気に読み終えること請け合い。驚愕のラストは今読んでも全く色あせていないでしょう。先の読めない、読者の想像を超える推理小説を求めるならば、代表ともいえるこの作品を是非、自分の本棚に飾りましょう。 | ||||
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