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一瞬の敵



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一瞬の敵の評価: 3.57/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(1pt)

不満です

画像イメージとは全く異なる商品が届きました。甚だ不満です。
一瞬の敵―リュウ・アーチャー・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1244)Amazon書評・レビュー:一瞬の敵―リュウ・アーチャー・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1244)より
415001244X
No.6:
(3pt)

一瞬の敵

サンディはハイスクールに通うごく普通の少女だった。この夏までは。そのサンディがショットガンを持って家出した。前科者の恋人、デイヴィと一緒に違いないので連れ戻してほしいとのサンディの両親の依頼を受け、アーチャーは、デイヴィのアパートを訪ねた。だがサンディとディヴィはアーチャーのすきをつき、ショットガンを手に姿をくらましてしまった。あとには、サンディの父の雇主ハケットの広大な地所を示す地図が残されていた。2人の狙いは何か?
一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150705135
No.5:
(4pt)

良くも悪くも典型的な後期アーチャー・シリーズ

今は亡き瀬戸川猛資氏も確か『夜明けの睡魔』の中で本書を賞賛していたがエラリー・クイーン顔負けのフーダニットとしての面白さは第一級。
しかし多過ぎる登場人物の未整理が物語を必要以上に錯綜させ停滞させている点や、準主役というべき悲劇的で無軌道な少年のキャラクターを活かしきれず、テーマ性がいささか希薄になってしまったのが残念な所だ。
殴られたアーチャーが自らの老いを実感する場面などシリーズの読者には感慨深い箇所も。
良くも悪くも後期ロス・マクドナルド作品の特質が露わな作品だ。
一瞬の敵―リュウ・アーチャー・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1244)Amazon書評・レビュー:一瞬の敵―リュウ・アーチャー・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1244)より
415001244X
No.4:
(4pt)

アーチャー・シリーズのなかでは標準的なハードボイルド

私立探偵アーチャーはある日、ある父親から家出した娘を探し出して欲しいと依頼された。アーチャーは娘を探すうちに、彼女がとある青年と一緒に誘拐を企んでいることを知る。彼女の足跡を追うなかで、アーチャーは過去の事件との関連に気づき…

物語が進むごとに人物相関図が込み入ってくるのだけれど、なんか無理に複雑にしているような印象を受けた。こいつが犯人かもしれない、という匂わせ方も少しわざとらしさを感じる。社会派的要素も少なく、ドライな雰囲気もないので、アーチャー・シリーズとしてはわりと標準的なハードボイルドといったところ。家族関係のドロドロも相変わらず。

チャンドラーもそうだし時代もあるのだろうが、著者の描く「父親」は象徴的にも実質的にも抑圧者のそれ。アメリカはエディプス・コンプレックスがやたら深刻な国なのかと考えてしまう。
一瞬の敵―リュウ・アーチャー・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1244)Amazon書評・レビュー:一瞬の敵―リュウ・アーチャー・シリーズ (ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1244)より
415001244X
No.3:
(5pt)

アーチャー・シリーズのなかでは標準的なハードボイルド

私立探偵アーチャーはある日、ある父親から家出した娘を探し出して欲しいと依頼された。アーチャーは娘を探すうちに、彼女がとある青年と一緒に誘拐を企んでいることを知る。彼女の足跡を追うなかで、アーチャーは過去の事件との関連に気づき…

 物語が進むごとに人物相関図が込み入ってくるのですが、なんか無理に複雑にしているような印象を受けました。こいつが犯人かもしれない、という匂わせ方も少しわざとらしさを感じます。
 社会派的要素も少なく、ドライな雰囲気もないので、アーチャー・シリーズとしてはわりと標準的なハードボイルドといったところ。相変わらず家族関係はドロドロしていますが。

 チャンドラーもそうですし時代もあるのでしょうが、著者の描く「父親」は象徴的にも実質的にも抑圧者のそれで、アメリカはエディプス・コンプレックスがやたら深刻な国なのかと考えていましました。
一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150705135
No.2:
(4pt)

錯綜

私立探偵リュー・アーチャーは銀行のPR部長キース・セバスチャンの依頼で、銃と弾薬を持って家出した一人娘サンディを探すことになります。翌日、サンディを素行の良くない青年デイヴィの塒から連れ戻したものの、彼らはアーチャーを不意うちして再び逃走。アーチャーの捜査は二人を取り巻く錯綜した人間関係へと拡がって行きます。やがて、アーチャーが辿り着いたのは隠蔽された暗黒の過去とサンディの身に起きた恐るべき出来事でした。ロス・マクドナルドは本作でも、現代米国社会における家庭の悲劇を私たちの前で浮き彫りにして見せます。いつにも増して登場人物たちの続き柄が複雑ながら、面白いハードボイルドに仕上がっています。私はふと、横溝正史の「悪魔が来たりて笛を吹く」を思い起こしていました。小鷹信光氏の翻訳にやや不満が残ります。
一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150705135
No.1:
(4pt)

図を書かないと読めない

冒頭で若い女性が失踪する。大富豪が出てくる。ごちゃごちゃの家系図。
・・典型的なリュウ・アーチャー'sストーリーです。
後期のマクドナルド作品はどれも図無しには読めないほど複雑ですが、
本作はとりわけ人間関係が錯綜しています。
家系図がローテーションしたり、くっついたりで、図を書いても混乱し通しですが。
高校生のときに読んだ際は、
「こんな酷い家庭はありえないよなー」と思っていましたが、
知り合いのアメリカ人見ていると、
本作で出てくる程度のBroken Familyはさほど珍しくないようですね。
一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:一瞬の敵 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150705135

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